Trova i sinonimi e i contrari di un aggettivo – 形容詞の類義語・対義語 Quiz

Oggi faremo un semplice esercizio di vocabolario: trovare i sinonimi e i contrari di un aggettivo

今回のブログは語彙力のエクササイズです。様々な形容詞の類義語と対義語についてのクイズエクササイズに挑戦してみてください。


livello – intermedio

Lo scopo dell’esercizio è piuttosto semplice ma il contenuto è complesso. Dato un aggettivo, bisogna trovarne uno di significato opposto o il suo sinonimo.

今回のエクササイズの目的は至ってシンプルですが内容としてはそうではありません。与えられた形容詞に対し対義語、または類義語を考えてください。

Non si tratta di un esercizio di abilità, ma di conoscere o non conoscere una determinata parola. Quindi, se non conoscete i sinonimi o gli opposti di un aggettivo presente in questa lista, è il momento giusto per impararli.

今回のこのエクササイズはスキルの問題ではなく、特定の単語を知っているか知らないかに過ぎません。したがって、このリストにある形容詞の類義語や対義語を知らない場合は、それを学ぶ絶好のチャンスとなります。

Siccome esistono molti aggettivi che possono essere interpretati come contrari o sinonimi, includerò solo i più comuni, ovvero quelli che possiamo trovare normalmente in un dizionario.

多くの形容詞が対義語や類義語として解釈される可能性があるため、一般的なものだけを含めることにします。つまり、通常辞書に掲載されている単語です。

Non usare google, prova a ricordare le parole che hai imparato.Se non conoscete una risposta, scrivete una parola a caso e i vari risultati appariranno.

Googleなどの検索は使わず、今まで学習した単語を思い出してみてくださいもし解答が思い浮かばなければ適当な単語を入力してください。空欄があると次の問題へ進めません。また解答後、チェックのボタンをクリックすると解答となる単語が表示されます。

Le varie alternative che ho scelto, non hanno lo stesso valore. Alcune parole sono di uso comune, altre meno, altre ancora sono rare nell’uso moderno. Alcune appartengono alla lingua parlata, altre sono più adatte a un contesto scritto, come un libro, una rivista, un giornale.

解答として表示された様々な単語は全く同じ意味ではありません。いくつかの単語は一般的によく使用されており、またある単語はそうではありません。一部の単語は現代ではあまり使われていなかったり、口語ではよく使われるものであったり、そして単語によっては本や雑誌、新聞などの文語で使われるものであったりします。

Quelli di voi che studiano con me su Skype o Zoom, potranno discuterne a lezione e distinguere il valore lessicale di questi aggettivi.

SkypeやZoomレッスンで私と一緒に勉強している皆さんは、レッスン中にこれらの形容詞の語彙的な価値を議論し、どんな違いがあるのか理解を深めていきましょう。またまだ生徒さんでない方はクイズ終了後、トライアルレッスン申込フォームがあるのでそちらから是非参加してみてください。

La scelta tra le varie parole è abbastanza ricca, ma può essere incompleta.

Se avete dubbi o volete aggiungere altri sinonimi e contrari, potete scriverli nei commenti. Se le vostre parole sono adatte, saranno aggiunte alla lista.

様々な選択肢の単語を解答として用意していますが、全てではありません。疑問がある場合や他の類義語や対義語を追加したい場合は、コメントに書いてください。適切な場合、それらの言葉はリストに追加されます。

Siete pronti? 
準備はいいかな?


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形容詞についての文法ブログはこちらを参照ください。

Grazie e a presto.

Vittorio Matteo Corcos – Ritratto dell’editore Emilio Treves – 1907


Sinonimi e Contrari: esercizio di livello intermedio sui verbi – 類義語と対義語:中級レベルの動詞に関する演習

Sinonimi e Contrari: esercizio di livello intermedio sui verbi
類義語と対義語:中級レベルの動詞に関する演習

Metti alla prova il tuo vocabolario italiano cercando i sinonimi e i contrari di alcuni verbi.

イタリア語の語彙力を試すために、いくつかの動詞の類義語と対義語を考えてみてください。

Non usare google, prova a ricordare le parole che hai imparato.

Googleなどの検索は使わず、今まで学習した単語を思い出してみてください。

Questo quiz non è perfetto; se pensi che il verbo che hai inserito sia giusto e invece non fa parte delle opzioni del quiz, scrivilo nei commenti.

このクイズは完璧ではありません、なぜなら答えが一つではないからです。もしあなたが入力した動詞が正しいと思っていてもクイズの選択肢に含まれていない場合はコメントに書いてください。

Per conoscere quali sinonimi e contrari sono stati scelti, ripetete il quiz inserendo risposte sbagliate. Appariranno quelle giuste. I verbi che troverete nelle soluzioni non sono tutti comuni nella lingua parlata. Possiamo rivederli a lezione.

どんな類義語や対義語があるのか知るために、分からない時には間違った答えでもよいので何か入力してクイズをやり直してください。正しい答えが表示されます。解答に含まれる動詞の中には日常会話ではあまり一般的なものではないものもあります。疑問点や質問がある場合には是非レッスンで確認してください。

Siamo pronti? In bocca al lupo.

準備はいいですか? 頑張って


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フォトクレジット Artemisia Gentileschi – Autoritratto come Santa Caterina  – 1615 – Londra, National Gallery


☕ ちょっと一息コラム ☕

日本語の辞書の代表といえば「広辞苑」。今やスマホやパソコンで調べれば何でも調べることはできますし、アプリもありますのでそれらを利用している人が殆どでしょう。ただまだまだあの分厚い広辞苑が家にある人も少なくないのはないでしょうか。
広辞苑は1955年に初版が出版されてから最新版は第七版で2018年の刊行され、約25万語の言葉が収録されているそうです。その中で新たに収録された言葉は約1万語。


時代と共に使われなくなっていく言葉があれば、新語として私達の生活に定着していく言葉もあります。最新版に新語として載ったものには「いらっと」「加齢臭」「ちゃらい」「エコバック」「クラウド」「ブロガー」「メアド」「ウィキリークス」「LGBT」「オスプレイ」「ビットコイン」「健康寿命」などがあります。因みに冒頭で使用した「スマホ」も新たに収録された言葉のひとつです。

一方イタリアの国語辞書の代表は「Zingarelli」「Garzanti 」「Treccani」などがあります。イタリア語を学習する上で私達は伊和・和伊辞書をまず使用します。当然ながら第二外国語はいきなりイタリア語を見ても分からないからです。ただある程度イタリア語に触れていくとわからないイタリア語をイタリア語の説明で理解するというのは語学力アップする上で大変役立ちます。

「 Zingarelli」の最新版2024年に刊行されたものには前年より約1000の新しい言葉や成句が収録されたそうです。その中には若者たちが使う俗語(主に英語から派生したもの)、例えば bro(仲間たちの間で使う呼びかけ) や vamping (不眠不休でスマホをしたりパソコンやゲームを夜通し行うことで言葉の由来はVampire〖ヴァンパイア〗。日本でも同じように使われている)があります。その他は日本と同じように歴史的に起こった出来事から派生する言葉、例えばコロナに関するvaccinista(ワクチン接種を支持する人)があります。

新語になる動詞は英語から派生されるもの(-are動詞になる傾向がある)と、もともとはイタリア語の名詞や形容詞が新たに動詞として使われるようになるという傾向があるそうです。言葉だけとっても背景に歴史が見えてくるのはなんとも面白いものです。

余談になりますが2024年に追加された新語のひとつに「katsuobushi  鰹節」がありました。
日本語がそのまま使われる言葉として、例えば「banzai 万歳」「futon 布団」「matcha 抹茶」「sashimi 刺身」「tsunami 津波」「yakuza ヤクザ」などがあります。

今私達の周りにあるもの、起こっている出来事は50年前には想像もしていなかったことが多くあります。これから50年後の辞書の最新版にはよりポジティブで独創的な言葉が収録されていることを願って・・・

接続詞 “anzi” と “invece” の違いについて

Impara la differenza fra anzi e invece

接続詞 “anzi” と “invece” の違いについて

Anzi e invece sono due congiunzioni avversative, cioè mettono in contrapposizione due elementi di una frase o delle frasi intere. Sono facili da confondere se l’orecchio non è abituato a sentirle in modo corretto, nel contesto giusto.

「anzi」と「invece」は、逆接・反意の接続です。つまり、文中の要素や文章において前のことに反することや異なる見解を述べるとき使われます。これらの使い方の違いは正しいイタリア語に対して耳が慣れていないと混同しやすいです。

Vediamo insieme come si usano e facciamo pratica con un quiz.

早速これらの正しい使い方を学習して、クイズで実践しましょう。


ANZI

Si usa per modificare, cambiare, contraddire quello che abbiamo appena detto.In questi esempi, usiamo anzi per modificare la frase precedente.

「anzi」は、私たちがちょうど言ったことを修正、変更、前言に反することを述べるために使用されます。以下の例では、「anzi」を前の文を修正するために使用します。

  • Domani finisco di lavorare alle 5, anzi alle 6.
    明日、私は5時に仕事を終えます。いや、6時になるな。
  • Mi fai due caffè? Anzi, fammene tre per favore.
    コーヒーを2つ入れてくれる?いや、3つお願いします。
  • Luisa ha tre figli, anzi quattro.
    ルイーザは3人の子供がいます。いや、4人です。


Qui, invece, lo usiamo per dare forza a un concetto espresso prima.

一方下記では「anzi」を前に述べた概念を強調するために使用します。

  • Il tuo lavoro è duro, anzi durissimo!
    あなたの仕事は厳しいです、というよりも非常に厳しいです!
  • Sono contento, anzi contentissimo.
    私は幸せです、それどころか超幸せです。
  • Non mi piacciono le barbabietole, anzi mi fanno schifo!
    私はビーツが好きじゃない、それどころか大嫌いです!


Quando è preceduto da una frase negativa, anzi viene spesso usato da solo, come esclamazione, per dire “al contrario”.

否定的な文に続いて、「anzi」はしばしば独り立ちで使用され、感嘆の意味で、「それどころか/むしろ」という意味で使われます。

  • I bambini non hanno fatto capricci, anzi. (sono stati bravi)
    子供たちはわがままをしなかったよ、それどころか(とても良い子にしていた)
  • Federico non è povero, anzi! (è ricco)
    フェデリコは貧乏なんかじゃないよ、むしろ(お金持ちだよ)!
  • Non fa per niente freddo, anzi. (fa caldo)
    全然寒くない・・・それどころか(暑いよ)



INVECE

Invece è più complesso di anzi.

「invece」は「anzi」よりも複雑です。

In generale, si usa invece per mettere in contrasto due frasi. Invece può somigliare a ma, però, al contrario.

一般的に、”invece”は2つの文を対比させるために使用されます。”Invece”は”ma”や”però”と似ていて、逆の意味を持ちます。

  • Volevo comprare un iPhone, invece ho preso un telefono android.
    iPhoneを買いたかったが、代わりにAndroidの電話を買った。
  • Pensavo di uscire, invece sono rimasto a casa a vedere la tivù.
    外出しようと思っていたが、代わりに家にいてテレビを見た。
  • Pensavo che Gary fosse americano, invece è canadese.
    ゲイリーはアメリカ人だと思っていたが、カナダ人だった。


Invece di (che) + verbo all’infinito

Entrambe le soluzioni, di e che, sono accettabili.

Sarebbe più corretto usare invece di…, ma anche invece che… è piuttosto usato nella lingua quotidiana.

「di」又は「che」と動詞の不定形を一緒に使って下記の例文のような表現もできます。
“invece di…”を使う方がより正確ですが、”invece che…”は日常の言語でかなり使われています。

  • Invece di uscire con gli amici, tuo figlio gioca sempre a Minecraft.
    友達と出かける代わりに君の息子はいつもビデオゲームをしている
  • Dovresti leggere qualche libro invece di startene lì a vedere Netflix.
    Netflixを見る代わりに、いくつかの本を読むべきです。
  • Invece che faticare in cucina, stasera ordiniamo qualcosa dal cinese.
    キッチンで作るなんて面倒なことするのではなく今晩は中華を注文しようよ


Invece di (che) + nome.

Possiamo semplicemente associare per contrasto alcuni oggetti animati o astratti usando invece.

〖invece di (又はche)〗 +〖名詞〗を使ってシンプルに物や抽象的な対象を対比する表現もできます。

  • Invece del latte, uso la panna per macchiare il caffè.
    牛乳の代わりに私は生クリームをコーヒーに使う
  • Per pagare le bollette uso la carta invece che il contante.
    請求書の支払いに現金ではなくクレジットカードを使う
  • Alla fine invece di un cane, ho adottato due gatti.
    結局犬の代わりに2匹の猫を飼った。


Invece che + preposizione + nome

〖invece di (又はche)〗 +〖前置詞〗+〖名詞〗

  • Compro la frutta al mercato invece che dal fruttivendolo.
    スーパーで果物を買うのではなく果物屋さんで買います。
  • Preferirei tornare a Capri con te invece che con Livia.
    私はリヴィアとではなく君と一緒にカプリ島へ戻りたい。
  • Questa volta sono andato al lavoro in treno invece che in macchina.
    車ではなく今回は電車で仕事へ行った。

Come avrete potuto notare negli altri esempi, possiamo mettere invece all’inizio della frase senza cambiarne il significato.

他の例でお気づきのように、文の最初に「invece」を置いても意味が変わりません。

  • Invece che in macchina, questa volta sono andato al lavoro in treno.
    車ではなく今回は電車で仕事に行った。

Spero che gli esempi siano stati chiari e utili per capire la differenza tra anzi e invece. Mettetevi alla prova con il quiz.

これらの例がanziとinveceの違いを理解するのに明確で役立つことを願っています。クイズで自分を試してみてください。


Anzi VS Invece

Quiz

👩🏼‍🎓


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Ernesto Basile  – Villino Florio – tappezzeria – 1899/1902


☕ ちょっと一息コラム ☕

2024年はコロナ禍収束と円安の影響で多くの外国人が日本を訪れています。日本の良き習慣や美味しい食事、魅力的な町が世界中の人に感じてもらいより日本好きが増えることはとても嬉しいこと。

ただニュースで何度も耳にしていると思いますがオーバーツーリズムが問題になっています。東京の浅草や京都、鎌倉などがその一例です。その町で暮らす人がバスや電車に乗れなかったり、日常生活の買い物ができなかったり、ゴミ放置などのマナー違反も大きな問題となっています。

そんな中で同じようにオーバーツーリズムで問題を抱えていたヴェネツィアは大胆な取り組みを開始しました。
今年の4月25日よりオーバーツーリズム解消のためヴェネツィア旧市街への入場料5€(2024年5月現在830円くらい)を徴収することにしました。これは日帰り観光客に対する入場料でありヴェネツィア市内にホテルやペンションなどに宿泊する観光客やヴェネト州に住んでいる住人には適応されません。今後ずっと続くというわけではなく現在のところ観光シーズンである7月半ばまでのより混雑が予想される週末の29日間行うとのことです。取り組み実施日に日帰り観光にも関わらず入場料を支払っていない場合には50-300(2024年5月時点で8,300円~5万円ほど)ユーロの罰金を科されますので注意が必要です。

幻想的な水の都、ヴェネツィアのこの対策はどんな効果をもたらすのか、同じ課題を抱えている日本の町でも参考になることでしょう。

憧れの街を訪れるということは貴重な体験であり良い思い出になります。旅行中は楽しくてついつい羽目を外すこともあるかもしれませんがその国のマナーを守り、人や遺跡、公共施設、動植物に敬意を払ってお互い気持ちよく過ごせるようにしたいですね。

Le donne ai tempi di Dante – Prova di ascolto di livello avanzato イタリア語リスニングブログ

Il video di oggi descrive la vita delle donne nel medioevo – Prova di ascolto di livello avanzato

今回ご紹介するビデオは中世の女性の生活について述べています。上級レベルのリスニングテストです。

Il famoso divulgatore esperto di storia medioevale e moderna Alessandro Barbero chiacchiera con Piero Angela, leggendario conduttore televisivo italiano, a proposito della vita delle donne ai tempi di Dante e in generale durante il medioevo.

中世および近世の歴史専門家として有名なアレッサンドロ・バルベロが、伝説的なイタリアのテレビ司会者であるピエロ・アンジェラと、ダンテの時代の女性の生活や一般的な中世の女性について話しています。

Partendo da un episodio narrato nella Vita nuova, celeberrima raccolta di canzoni e sonetti scritti da Dante Alighieri tra il 1292 e il 1294, i due vecchi amici parlano degli usi e costumi delle donne italiane del tempo. In particolare di come si vestivano, dei rapporti sentimentali con gli uomini, della loro posizione nella società italiana del tempo.

映像の中でこの二人の古い友人は、ダンテ・アリギエーリが1292年から1294年の間に書いた有名な歌とソネット(=詩)の収集である『新生』に語られているエピソードから出発し、当時のイタリアの女性の習慣や風習について話しています。特に、彼女たちの服装や男性との感情的な関係、そして当時のイタリア社会における彼女たちの立場について話しています。

Ascolta il dialogo e rispondi alle domande del quiz.

興味深いこのダイアログを聞いて下記のクイズに挑戦してみてください。

Prova di ascolto di livello avanzato: B2


エクササイズクイズ

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フォトクレジット Henry Holiday – Dante e Beatrice – 1882-1884


☕ ちょっと一息コラム ☕

時代と共に男女の関係、社会地位は変化しています。現在私達が当たり前だと思っている習慣や立場は国そして同じ国の中でも地域によって違いがあります。ただおそらくどの時代の人もどの町で生活している人も自分の理想とする人と出逢えることを願い、そしてそのチャンスを探し、幸運にも出逢えるチャンスができたら相手に好印象を与えたいと思いおめかししたり、自分に磨きをかけて最初のデートへと望むことでしょう。

今は出会い系アプリやSNSなど数十年前では想像もしなかった方法で相手と巡り合うツールができています。何がきっかけであれ素敵な人に巡り会うこと、そして愛しいと思える人に対し何かアクションを起こすのは昔も今も、そして今後予測もしなかったことが起こる未来も心の感情の揺れ・ときめきは変わらないことでしょう。

下記に今回のブログに関する役立つイタリア語をご紹介します


主語は私 (io )

日本語italiano
メッセージを送るInvio un messaggio
(彼/彼女)と話すParlo con lui/lei
(彼/彼女)が好きだMi piace lui/lei
(彼/彼女)が好きではないNon mi piace lui/lei
おしゃれするMi vesto elegante
緊張するSono nervoso/nervosa
私は(彼/彼女)と共通点が多いIo e lui/lei abbiamo molti punti in comune
次回の約束をするFisso un appuntamento per la prossima volta
食事に行くVado a mangiare con lui/lei
(彼/彼女)を友達に紹介するLo / La presento ai miei amici
話題が見つからないNon trovo un argomento
(彼/彼女)のメッセージを無視するIgnoro i suoi messaggi
(彼/彼女)との付き合いを断るRifiuto di frequentarlo/-la

Il Congiuntivo Passato -イタリア語の接続法過去

 前回の接続法現在に続き今回は接続法過去について。接続法は『~だと思う』、『~であることを願う』『~である必要がある』といった主観的な意見や願望などを述べるときに使います。今回のトピックである接続法過去は『~だったと思う』といったように現在より以前である過去の出来事を主観的な観点から述べるときに使います。


接続法には congiuntivo presente(接続法現在)、congiuntivo passato(接続法過去)、congiuntivo imperfetto(接続法半過去)、congiuntivo trapassato(接続法大過去)があります。

最初の頃学習した presente (現在形) や passato prossimo ( 近過去 )、futuro semplce ( 単純未来 ) などの indicativo (直説法)は確かな事実で客観的な事柄を叙述するものであるのに対し、congiuntivo (接続法) は主観的な意見や願望、不確かな事柄を叙述するのに使われます。
まず今回のトピックである congiuntivo passato は複合時制です。まず作り方をみてみましょう。


★ Congiuntivo Passato ★

【助動詞の avere または essere の congiuntivo presente 】 + 【過去分詞】

● avere と essere の congiuntivo presente は不規則活用する動詞です。

congiuntivo
presente
…che
io, tu, lui/lei
…che
noi
…che
voi
…che
loro
esseresiasiamosiatesiano
avereabbiaabbiamoabbiateabbiano

● 例)abbia mangiato,  abbiamo preso, abbiate comprato, abbiano visto ….ecc

              sia tornato, siamo rimasti, siate partiti, siano venuti ….ecc


★ Congiuntivo Passato の用法 ★

用法としては congiuntivo presente と同じです。congiuntivo passato congiuntivo presente と同じように che の後の従属節内で使われます。従属節の中で使われる congiuntivo presente は主節の動詞(=現在時制)と同時またはそれ以降の未来の事柄を表すのに対し、congiuntivo passato の従属節内の内容は主節の動詞(=現在時制)より以前の過去のことを表します。

例)

congiuntivo presente : Penso che Luca prenda un aereo per Milano.

congiuntivo passato : Penso che Luca abbia preso un aereo per Milano.

① ルーカはミラノ行の飛行機に乗ると私は思う : penso ( 現在 ), prenda ( 現在または未来 )

② ルーカはミラノ行の飛行機に乗ったと私は思う : penso ( 現在 ), abbia preso ( 過去 )

上記例文①も②も接続法で主節の動詞は現在時制です。
は主節である現在と同じ現在又は現在以降の未来に『ルーカは飛行機を乗るだろう』という主観的な意見を述べています。
一方②は congiuntivo passato を使うことにより『ルーカは飛行機に乗ったと思う』は今より以前の出来事を主観的な観点から現在述べています。

参考比較までに今後学習する③ congiuntivo imperfetto、及び④ congiuntivo trapassatoについてこの例文を使ってみてみると;

congiuntivo imperfetto : Pensavo che Luca prendesse un aereo per Milano.

congiuntivo trapassato : Ho pensato che Luca avesse preso un aereo per Milano.

③ 私はルーカはミラノ行の飛行機に乗ると思っていた : pensavo ( 過去), prendesse ( 主節と同時 )
④ 私はルーカはミラノ行の飛行機に乗ったと思った : ho pensato ( 過去), avesse preso ( 主節よりも以前の過去 )

主節が過去を表している場合には従属節である接続法は congiuntivo imperfetto または congiuntivo trapassato が使われます。そのため主節が passato prossimo や imperfetto のように過去を示している場合に従属節には congiuntivo passato は使われません。

次に従属節で使われる indicativo passato prossimo と congiuntivo passato の比較をしましょう。

例)

  1. indicativo passato prossimo : So che loro sono tornati dalla Grecia.
  2. congiuntivo passato : Mi pare che loro siano tornati dalla Grecia.

  1. 彼らがギリシャから戻ってきたのは知っている。
  2. 彼らはギリシャから戻ってきたと思う。 

上記例文で1)のように彼らが戻ってきたというのが確かな情報で客観的な事実として知っている場合は indicativo passato prossimo を使います。一方で彼らが戻ってきたどうか不確かな内容で主観的な意見として述べている場合には congiuntivo passato を使います。

もうひとつ例文比較を見てみましょう。

例)

  1. indicativo passato prossimo : Scusi cameriere, avete sbagliato il nostro conto.
  2. congiuntivo passato : Scusi cameriere, credo che abbiate sbagliato il nostro conto.

  1. すみません、会計に誤りがありました。
  2. すみません、会計に誤りがあったと思います。

この例文1)は客観的事実をストレートに伝えています。” Scusi ” と既に敬称で話しかけているのでこの言い方でも失礼ではありませんが時に少しきつく聞こえる場合もあります。一方で pensare, credere, immaginare…といった主観的な意見を述べる動詞を使い congiuntivo を使うことにより『誤りがあった』という不確実な内容を伝える上で柔らかい印象があります。内容が事実かどうか不明の時には2)のように伝えるのがよいです。

congiuntivo presente と同じく congiuntivo passatoche などの接続詞に導かれる従属節の中で使われ、主節と従属節の主語は異なります。
主語が同じ場合は 【前置詞 di 】+【動詞の不定詞】で主節につなぎます。

  • Mi pare che mio marito abbia già visto questo film. (主節と従属節の主語が異なる)
    私が思うに夫は既にこの映画を見たと思う。
  • Mi pare di aver già visto questo film.(主語が同じ)
    私は既にこの映画を見たと思う。

★ Congiuntivo Passato の用法と例文★

(1) 主観的な意見や願望、期待、疑念などを述べるとき

pensare, credere, immaginare, sperare, avere l’impressione, aspettarsi, dubitare, preferire, presumere, sospettare, supporre …など

  • Penso che i nostri vicini si siano trasferiti.
    私が思うにお隣さんは引っ越した。
  • Marta dubita che suo figlio abbia detto la verità.
    マルタは彼の息子が真実を言ったか疑っている。

(2) 喜びや悲しみ、怒りなど個人の感情を述べるとき

avere paura, essere contento/ felice / è un peccato che …..など

  • È un peccato che te ne sia dovuto andare dalla nostra città.
    君が私達の町から出ていかなくてはならなかったのは残念です。
  • Siamo felici che vi siate sposati.
    私達は君達が結婚して嬉しいです。

(3) 可能性や必要性などを述べる非人称や成句

è meglio, è facile/ difficile, è possibile/ impossibile, è necessario/ inutile, non è sicuro, bisogna, sembra, pare, si dice, basta, succede …など

  • Sembra che Marco abbia perso peso.
    マルコは痩せたようにみえる。
  • Pare che i poliziotti abbiano trovato il ragazzo scomparso.
    警察が行方不明だった少年を見つけたようだ。
  • Può darsi che il governo abbia aumentato le tasse.
    政府は増税したようだ。

(4) 条件や譲歩などを表す特定の接続詞の後

sebbene, benché, nonostante, a meno che, malgrado, purché, prima che, senza che…など

  • Esco di casa benché il medico me l’abbia proibito.
    医師から禁止されていたが私は外出する。
  • Nonostante mio nonno abbia ormai compiuto 80 anni, va in piscina ogni fine settimana.
    私の祖父はもう80歳を超えているが毎週末プールに通っている。

(5) 特定の不定形容詞や不定名詞などの後

chiunque, qualunque, ovunque, qualsiasi….など

  • Chiunque abbia mangiato in questo risporante ne parla bene.
    このレストランで食事した人は皆、ここを良く言う。
  • Qualsiasi cosa tu abbia deciso, per noi va bene.
    君がどんな決断をしたとしても私達は大丈夫だよ。

(6) 関係代名詞がある文章でその先行詞が最上級表現またはそれに類似した表現があるとき

  • Venezia è la città più bella che io abbia mai visto.
    ヴェネツィアは私が訪れた中で最も美しい街です。

☆ 独立節としての用法 USATO IN MODO INDIPENDENTE ☆

お話してきたように congiuntivo presentecongiuntivo passato は不確実な内容や主観的な意見や疑念などを叙述する従属節内で使われますが独立して使われる用法もあります。ただし “che”より始まり内容も主観的な推測や疑念を表現します。

例)

  • Andrea non parla con me perché non sono andato alla festa del suo compleanno: Che si sia offeso? (forse si è offeso)

    彼の誕生日パーティーに行かなかったからか、アンドレアが私と話さない。もしかして怒っている?

  • Giulia non mi risponde su WhatsApp. Che sia troppo occupata? ( forse lei è occupata)

    ジュリアがWhatsAppに返事してくれない、忙しいのかな?

  • Ho sentito che gli zii hanno comprato una casa al mare: Che abbiano vinto la lotteria? (forse loro hanno vinto?)

    叔父達が海の近くの家を買ったって聞いた。宝くじでも当たったのかな?

このブログのクイズ

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フォトクレジット Telemaco Signorini  – Piazzetta di Settignano, 1880

L’imperfetto dell’indicativo, spiegato in italiano e giapponese – Esempi, Audio e Quiz

Ci siamo accorti di non avere mai scritto un articolo in italiano e in giapponese sull’imperfetto dell’indicativo. Eccolo, con un quiz di livello avanzato. Ascolta gli esempi nel file audio

今回のブログは直説法半過去をイタリア語で解説しています。補足的にイタリア語解説の後に日本語訳をいれてるのでどうぞ参考にしてください。クイズの他に音声テキストもあるので聞いてください。


Spulciando tra i vecchi articoli del blog ci siamo accorti di una grave mancanza, piuttosto inspiegabile. Un po’ per pigrizia, un po’ perché spesso l’imperfetto viene considerato un argomento per principianti, non ho mai scritto due righe in italiano sul suo uso colloquiale. Provvediamo subito a colmare la lacuna.

過去のブログをチェックした際、何かが足りないことに気づきました。なぜかははっきり説明しきれませんがおそらく怠惰…それとも半過去という文法が初級で学習されることが多いことからか…。今まで口語的に使われる半過去についてイタリア語できちんと説明したことがなかったので今回はその大事な欠如をしっかりと埋めるために話し言葉も含めどのように半過去が使われるのか説明したいと思います。

Siccome state leggendo questa pagina in italiano senza problemi, diamo per scontato che conosciate gli usi principali dell’indicativo imperfetto. Non ci soffermeremo a lungo sulle basi. Vedremo insieme gli usi più discorsivi e quotidiani.

Cominciamo con la definizione.

こうして問題なくイタリア語でこのブログを読んでいるので皆さんには直説法半過去の基本的な用法については簡潔に説明します。半過去についての基礎的な内容ブログはこちらから、動詞の活用規則なども説明しています。
このブログでは半過去の口語的及び日常的な用法について見ていきましょう。

それでは半過去の定義について学んでいきましょう。

Vi siete mai chiesti perché l’imperfetto si chiami così? Se la risposta è no, chiariamo subito il dilemma. Ovviamente perché non è “perfetto”, non è completo, non ha un inizio o una fine precisi. Infatti, l’imperfetto ci serve per descrivere:

皆さんはなぜ半過去がこのように呼ばれるか考えたことはありますか? もし今までそんなことを考えも聞きもしなかったならそのジレンマを直ぐに解決しましょう。
言うまでもなく”完全ではない”、”完結していない”、そしてその動作の始まりと終わりがはっきりしていない過去なので『半過去』というのです。
半過去は下記のような過去を叙述するときに使われます。

  • un’azione già iniziata 既に開始されている動作

    Mentre guardavo la partita, sono arrivati i miei amici.

  • un’azione ripetuta nel passato 過去において反復的・習慣的に行われていた動作

    Si alzava spesso alle cinque del mattino.

  • una descrizione 過去においての状況・様態

    Il sole splendeva e tutti chiacchieravano allegramente.

  • una situazione interrotta 中断された状況

    Non vedevo Milano da un bel pezzo.

  • un’evento che non si è realizzato 実現しなかった出来事

    Per poco non cadevo.

  • l’imperfetto “di modestia” 謙虚さ・丁寧さを含んだ表現

    Volevo ordinare qualcosa da mangiare.

  • un passato irreale 架空の過去

    Se venivi alla festa, ti divertivi. (colloquiale 口語)
  • discorso indiretto/futuro nel passato 間接話法 / 過去における未来 

    Ha detto che arrivava alle cinque. (coll. 口語)

  • un futuro discusso nel passato  過去における未来を示す議論・確認

    A che ora volevi partire domani? (coll. 口語)

Tutti questi esempi sono usati nell’italiano quotidiano. Alcuni descrivono uno scenario reale, tipico dell’indicativo, sempre nell’ambito di una realtà incompleta, dalle coordinate incerte. Questa “incertezza” dell’imperfetto ci aiuta anche a rappresentare un mondo ipotetico, un fatto che non si è verificato, un futuro ancorato al passato

これらの例文の使い方は日常イタリア語で使われています。半過去は直説法ですので実際の出来事や事柄を客観的に述べています。ただ半過去というだけあって”不明確さ”ということもあり通常直説法ではない表現である仮定法の表現や過去における未来を示す条件法過去の代わりとして使われることがあるのです。

Spesso siamo al limite della grammatica corretta ma, siccome l’uso comune della lingua modifica la grammatica, le frasi che ho indicato come colloquiali sono perfettamente valide nella lingua di tutti i giorni.

正確な文法の使用には限度があり、言語の日常的な使い方は時に文法さえ修正していくことがあります。実際例文に示した口語的な使い方は日常会話で使われおり有効な言い回しとなっています。

La semplificazione di alcuni tempi complessi a favore dell’imperfetto è ormai consolidata. Per esempio, la frase corretta nell’esempio del “passato irreale” dovrebbe essere:

  • Se fossi venuta alla festa ti saresti divertita
  • Se venivi alla festa ti divertivi. (半過去で簡素化された文)

Si vede molto bene come l’imperfetto, più semplice e diretto, possa sostituire senza particolari problemi il congiuntivo trapassato e il condizionale composto nel periodo ipotetico dell’irrealtà. Ho volutamente usato il femminile nella frase per mostrare come alcuni dettagli vengano a mancare con l’imperfetto, privo di genere.

Chi legge romanzi italiani contemporanei si sarà certamente accorto della semplificazione del periodo ipotetico, anche nella lingua scritta.

いくつかの複雑な文法の組み合わせを半過去で表現する簡素化は揺るぎないものとなっています。例えば上記で挙げた “passato irreale”の例文を正しい文法で叙述するとこのようになります。

正確な文法では過去の事実に反する仮定には【接続法大過去 (congiuntivo trapassato),条件法過去 (condizionale passato)】が使われますがご覧のように半過去を使うことでより簡単に、ダイレクトに内容が伝わります。
またより正確な文法で叙述したこの例文ではあえて主語を女性名詞にしています。こうすることにより半過去を使うことにより簡素化はできるけれども主語の性などの情報が欠損してしまうということを示すことができます。

イタリア語の現代小説を読む人はおそらく仮定文の叙述が文語でもなされている場合があることに気付いていることでしょう。

Stesso discorso vale per il “futuro nel passato” che, come sappiamo, dovrebbe essere espresso con il condizionale composto:

  • Ha detto che sarebbe venuta alle cinque.

La frase “Ha detto che veniva…” è corretta? Diciamo che è accettabile e accettata. Sicuramente è molto comune. Anche qui sparisce il femminile, ma poco importa se sappiamo già di chi stiamo parlando.

また”futuro nel passato” について、ご存知のとおりこの表現は条件法過去で叙述されるのが正確です。では半過去を使った “Ha detto che veniva…” は正しいのか? …答えは受諾できる、つまりイタリア語文法としてアリだということです。
ここでもより正確な文法で叙述しないことで主語の性という情報が半過去にすることにより消えてしまいます。とはいえ会話によって誰について話しているのか分かっているのでそんなに重要ではなくなりますが。

Un’ultima considerazione. Molti studenti alle prime armi usano solo l’imperfetto nelle descrizioni ambientate nel passato, sbagliando, perché gli è stato spiegato che questa è la funzione dell’imperfetto. Dipende dalla situazione. Ricordate che se la descrizione riguarda eventi completi, “perfetti”, dobbiamo usare il passato prossimo, il trapassato o il passato remoto.

  • I cuochi avevano preparato un bellissimo buffet e tutti hanno mangiato con piacere.

Questo non è un elenco completo delle possibilità dell’imperfetto.

最後に皆さんにお伝えしたいことはこちら。多くの生徒さんは『過去の状況・様態をするときには半過去を使う』と習ってしまうため何でもかんでも半過去を使うようになってしまいます。しかし状況によって異なります。
押さえておきたいポイント、”完了”している出来事においては近過去、大過去、または遠過去を使わなければなりません。
例文のように完了した過去においてはそれぞれ大過去、そして近過去が使われます。


Possiamo discuterne a lezione. Il quiz contiene frasi “sgrammaticate” che si usano nell’italiano parlato. Dovete segnarle come corrette. Se usate un cellulare, mettetelo in orizzontale per leggere meglio le domande.

Alla prossima!

口語を含めた半過去の用法、是非オンラインレッスンでもっと詳しく話しましょう。このブログクイズには日常会話のイタリア語では使われている”文法的に完璧でない”フレーズを含んでいます。この表現のように文法的には完璧ではなくても口語的にアリの表現は”正解”として選んでください。
このブログをスマホで読んでいる方はタブレットを横向きにするとより閲覧しやすいかもしれないので試してください。

それではまた!


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Giovanni Boldini – Ritratto di Lady Colin Campbell – 1894

色に関するイタリア語

色に関するイタリア語 – i colori in italiano

今回のブログは色について。イタリア語で代表的な色が何というのか見ていきましょう。


色鮮やかな街並みや花々などを見ると自然と心が明るくなります。普段の生活でも勿論そうですが特に旅先で見る風景や食品の色はいつも以上に心を躍らせてくれます。

色を選ぶシチュエーションは様々。洋服、化粧品、家具、草花、洗礼式や金婚式などのお祝い事…などがあります。一言に『青』といっても様々な青色があります。空色や紺色、ターコイズブルーなど。イタリア語でもそれぞれの色が何というのか、そして『もっと薄い色』や『もう少し押さえた色』などの言い方が分かるとより自分の好みのものを伝えることができます。

というわけで早速代表的な色がイタリア語でなんというのかみていきましょう。

代表的な色をイタリア語で
  • bianco 白
  • nero 黒
  • rosso 赤
  • rosa ピンク
  • arancione オレンジ
  • giallo  黄色
  • verde 緑
  • verde chiaro 黄緑
  • azzurro 青色
  • blu 濃い青色
  • celeste 空色
  • beige ベージュ
  • marrone 茶色
  • fucsia  赤紫
  • magenta マゼンタ 深紅
  • viola 紫色
  • lilla  薄紫色
  • prugna  プラム色、濃厚な紫
  • grigio グレー
  • argento  銀色
  • oro 金色
  • avorio アイボリー

  • pallido 淡い、青白い
  • sgargiante 鮮やかな、けばけばしい
  • scuro 濃い、暗い
  • chiaro 明るい
  • appariscente 派手な、人目をひく
  • pastello パステルの

  • trasparente 透明な 
  • opaco マットな
  • lucido ツヤツヤした、光沢のある
  • satinato 光沢のある、サテンの
  • brillante 華やかな
  • vivo 生き生きとした、強烈な

イタリア語でも食べ物や植物など名前から色を示すものがあります。上記の音声付で紹介している色でprugna (プラム色)の他に、ciliegia サクランボ色, limone レモン色、melanzana 茄子紫色、carbone 炭色。。。などがあります。

色は本当に様々な種類があり日本語でも専門的な『萌黄色』『菖蒲色』といってもピンとこない場合も多くあります。そんなとき、赤や緑、黄色といったベーシックの色の名前に『パステルの』『濃い』などの形容詞をつければより自分が欲しい色が見つかりやすくなります。例えばターコイズブルー(ターコイズブルーはベーシック色ではないかもしれませんがより多くの色を覚えるためにあえて選択)とピンクを例にすると;

ターコイズブルーとピンク

ターコイズブルーやピンクなどの色をベースに形容詞を加えることにより幅広い表現ができます。


『黒』『赤』『青』などの色は名詞ですが『黒い』『赤い』『青い』など形容詞的に表現するときも上記の単語と同じです。ただし形容詞として《~色》と表現する場合には修飾する名詞の性と数により形容詞の語尾は変化します。
例えば;

  • un gatto nero 黒い猫
  • una camicia azzurra ( azzurra < azzurro ) 青色のシャツ
  • gli stivali marroni ( marroni < marrone ) 茶色いブーツ
  • le melanzane bianche ( bianche < bianco ) 白い茄子(複数)

名詞の性と数についてはこちらを、形容詞についてはこちらのブログをご参照ください。


代表的な色がイタリア語で何というのかチェックできたところで実際に色に関する様々なフレーズを見ていきましょう。買い物や楽しい会話に役立ちます。

A; Quale colore ti piace?
 君の好き色は何?

B; Il mio colore preferito è il turchese.
 私の好きな色はターコイズブルーです。


Commesso Buongiorno. Posso aiutarla?
店員 – こんにちは。何かお探しですか?

Cliente Si, grazie. Voglio cambiare colore ai muri della mia stanza. Preferisco un colore che non sia troppo forte, tipo un bianco avorio.
客 – えぇ、お願いします。私の部屋の壁の色を変えたくて。色は主張しすぎない感じの色、例えばアイボリーホワイトのような色がいいです。

Commesso Vediamo… Preferisce un bianco opaco o uno satinato?
店員 – そうですね…白色はマットなもの、それとも光沢のあるものがお好みですか?

Cliente Preferisco quello opaco, grazie.
客 – マットなものがいいです。

Commesso Eccolo, che ne pensa?
店員 – どうぞ、これはどうですか?

Cliente Umm…. avete un colore più vicino al giallo ma neutro ?
客 – うーん…、もう少し黄色っぽいでどんなものにもあう中間色はありますか?

Commesso Allora Le consiglio questo, il nome del colore è “grano”.
店員 – それならこの色なんかはどうでしょうか、”小麦色”という名前の色です。

Cliente Sì, mi sembra che vada bene, lo compro. Grazie.
客 – えぇ、たぶん良さそうだわ、これにします。ありがとうございます。

Commesso Di niente. Ecco il colore, può andare alla cassa. Arrivederci.
店員 – どういたしまして。どうぞ、この塗料カラーは会計へお持ちください。ありがとうございました。

Cliente La ringrazio. Arrivederci.
客 – どうもありがとうございました。さようなら。


”opaco マットな”, ”satinato 光沢のある”といった色の質感を表現する形容詞は上記の例文では部屋の模様替えで使うペンキ塗料で使いましたが口紅やアイシャドウなどの化粧品を選ぶ際にも使う単語なので是非ともマスターしてあなたにより合う色を選んでください。


『人生バラ色』『ブルーな気分』など人の心の状態は選ぶ色からも汲み取れることがあります。イタリア語にも色を使った慣用表現があります。代表的なものをいくつか例文と共に紹介します。

  • essere al verde  お金がない、金欠状態である

    Il mio prossimo stipendio sarà pagato dopodomani, adesso sono al verde.
    次回の給与は明後日支払われる予定だが、今は金欠状態だ。

  • Avere il pollice verde 庭仕事・園芸が得意である

    Mia suocera ha il pollice verde, infatti ha fatto rinascere la nostra ortensia.
    私の姑は庭仕事が得意だ。実際、私達の紫陽花を生き返らせてくれた。

  • passare la notte in bianco 徹夜する

    Domani darò l’esame di matematica. Sicuramente dovrò passare la notte in bianco.
    明日、数学のテストがある。もちろん徹夜しなければならない。

  • Mettere nero su bianco 合意したことを正式に書面化する、契約書などに記入する

    Prima di firmare il contratto, dobbiamo mettere nero su bianco alcuni dettagli.
    契約書にサインする前に私達はいくつか記入しなければならない。

  • Andare in settimana bianca 休暇でスキーに行く

    L’anno scorso i miei cugini hanno fatto una settimana bianca sulle Dolomiti.
    去年、私のいとこ達はドロミテ渓谷へスキーをしに行った。

  • Essere arrabbiato nero  憤慨する

    Dopo avere perso la partita, l’allenatore era arrabbiato nero.
    試合で負けた後、その監督は憤慨した。

  • Arrossire (diventare rossi)  赤面する、恥じる

    Laura è così timida che arrossisce spesso.
    ラウラはよく赤面するほど恥ずかしがり屋

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☕ ちょっと一息コラム ☕

ヴェネト州・パドヴァにある歴史あるカフェ il Caffè Pedrocchi(カフェ・ペドロッキ)。

このカフェにはいくつか区切られた広間があり” La sala Verde 緑の広間”は昔、貧しい人や経済的に厳しい学生に注文などをしなくても居心地よくお喋りしたり寒い時には暖を取ったりできるように開放されていたスペースだった。ここのソファーの色=verde(緑)より先程紹介したこの慣用句が生まれています。

💚 essere al verde  お金がない、金欠状態である

フォトクレジット Jacopo Pontormo – Deposizione 1526-1528

イタリア語の接続法現在 congiuntivo presente

接続法 Congiuntivo presenteは中級以上で学習する内容でありイタリア語学習の上でひとつの壁となっています。今まで学習した現在形や近過去、半過去、単純未来などは直説法で現在や未来、過去における出来事や状況を客観的に述べるときに使われるものです。一方接続法は意見や願望、疑念など主観的な観点から述べるときや不確実なことを述べるときに使われます。


接続法には接続法現在(congiuntivo presente)、接続法過去(congiuntivo passato)、接続法半過去(congiuntivo imperfetto)、接続法大過去(congiuntivo trapassato)があります。今回は接続法現在にフォーカスして学習しましょう。


★接続法現在の活用形★

☆avere と essere

congiuntivo
presente
…che
io, tu, lui/lei
…che
noi
…che
voi
…che
loro
esseresiasiamosiatesiano
avereabbiaabbiamoabbiateabbiano

Essere と Avere は不規則動詞です。この二つの動詞は今後学習する接続法過去で助動詞として出てくる非常に重要な役割を果たすのでしっかり覚えるようにしてください。


☆規則動詞の活用表

 congiuntivo
presente
…che
io, tu, lui/lei
…che
noi
…che
voi
…che
loro
-are動詞parlareparliparliamoparliateparlino
-ere動詞scriverescrivascriviamoscriviatescrivano
-ire動詞(1) sentiresentasentiamosentiatesentano
-ire動詞(2)capirecapiscacapiamocapiatecapiscano

◆接続法現在の規則変化では単数の一人称(io)、二人称(tu)、三人称(lui/lei)は同じ動詞の形をとります。イタリア語は主語を毎回言わなくても動詞の活用形で誰が主語なのかわかりますがこのような場合は主語をよりクリアにするためio, tu, lui…と文章内にいれることがあります。

例えば; Il nostro capo vuole che lavori anche il sabato. → Chi deve lavorare anche il sabato?

  1. Il nostro capo vuole che io lavori anche il sabato.
  2. Il nostro capo vuole che tu lavori anche il sabato.
  3. Il nostro capo vuole che Laura lavori anche il sabato.

◆一方複数形はそれぞれ活用形が異なりますが一人称・複数形の noi の動詞変化は直説法現在の形と同じです。
例)

  • Alessia pensa che noi parliamo l’inglese. (接続法現在)
    アレッシアは私達が英語を話すと思っている。<アレッシアの主観>
  • Noi parliamo l’inglese in ufficio.  (直説法現在)
    オフィスでは私達は英語を話す。<客観的事実>

☆主な不規則動詞の活用表

 

…che io, tu, lui/lei

…che noi

…che voi

…che loro

andarevadaandiamoandiatevadano
berebevabeviamobeviatebevano
darediadiamodiatediano
diredicadiciamodiciatedicano
doveredebbadobbiamodobbiatedebbano
farefacciafacciamofacciatefacciano
moriremuoiamoriamomoriatemuoiano
poterepossapossiamopossiatepossano
produrreproducaproduciamoproduciateproducano
proporrepropongaproponiamoproponiatepropongano
riempireriempiariempiamoriempiateriempiano
rimanererimangarimaniamorimaniaterimangano
saliresalgasaliamosaliatesalgano
saperesappiasappiamosappiatesappiano
sceglierescelgascegliamoscegliatescelgano
scioglieresciolgasciogliamosciogliatesciolgano
sederesiedasediamosediatesiedano
spegnerespengaspegniamospegniatespengano
starestiastiamostiatestiano
supporresuppongasupponiamosupponiatesuppongano
taceretacciatacciamotacciatetacciano
teneretengateniamoteniatetengano
toglieretolgatogliamotogliatetolgano
tradurretraducatraduciamotraduciatetraducano
uscireescausciamousciateescano
venirevengaveniamoveniatevengano
volerevogliavogliamovogliatevogliano

※ produrre, condurre, tradurre, indurre… 又はtenere, sostenere, mantenere, ottenere といった不規則動詞にはあるパターンがあります。パターンのコツを抑えると一つ一つ覚えなくてもわかるようになります。


★接続法現在の用法★

 接続法現在は「思う」「疑う」「期待する」などの意見や推量、願望を表現する主観的な内容や不確かな内容を述べるときの従属節内に使われます。また必要性や可能性などを示す非人称の文章や決まった言い回しの動詞に続く従属節にも使われます。

接続法現在が使われる従属節はcheで主節に導かれます。従属節の中で使われる接続法現在は主節の動詞(=現在時制)と同時またはそれ以降の未来の事柄を表します。また主節と従属節の主語は異なります。

  • Paola pensa che voi siate intelligenti. パオラは君達が賢いと思っている。
    ≪主節と従属節の主語が異なる≫
  • Paola pensa di essere intelligente.  パオラは自分が賢いと思っている。
    ≪主語が同じ≫

それでは接続法現在と直説法現在を比較してどのような時に接続法が使われるのか理解を深めていきましょう。

例)

  1. 接続法現在;
    Mi pare che Laura sappia parlare il cinese.   私が思うにラウラは中国語を話せる。
  2. 直説法現在;
    Laura sa parlare il cinese.  ラウラは中国語を話せる。

二つ目の例文ではラウラが中国語を話せるのは確かな事実であるため直説法現在が使われます。一方ラウラが中国語を話せるかどうかは不確かだけれども主観的な意見では話せると思うのでこのような場合には接続法現在が使われます。

もうひとつ例文を見てきましょう。

例)

  1. Preferisco un treno che arrivi direttamente a Firenze senza cambi.
    乗り換えなしで直接フィレンツェに行く電車があればそれがいいです。
  2. Preferisco il treno che arriva direttamente a Firenze senza cambi.
    乗り換えなしの直接フィレンツェに行く電車がいいです。

二つ目の例文では乗り継ぎなしのフィレンツェ行きの電車があることは周知しておりそれ(そのため不定冠詞ではなく不定冠詞の il ) を希望しています。このように確かなことを述べるときには直説法を使います。一方で乗り換えなしのフィレンツェ行の電車があるかどうかは不確かであり主観的な希望の場合は接続法現在を使います。

(1) 主観的な意見や願望、期待、疑念などを述べるとき

pensare(思う), credere(信じる、思う), immaginare(想像する、思う), sperare(願う), avere l’impressione(という印象を持つ), aspettarsi(期待する), dubitare(疑う), preferire(好む), presumere(推測する), sospettare(疑う、怪しむ), supporre(仮定する、推測する), volere(望む)…など

  • Penso che Francesca sia timida.
  • Mi aspetto che loro mi assumano.
  • Carlo vuole che tu cucini per lui.
  • Federica dubita che le sue amiche parlino male di lei.
  • Voglio che voi rimaniate a casa con i bambini

(2) 喜びや悲しみ、怒りなど個人の感情を述べるとき

avere paura(恐れる、懸念する), dispiacersi(残念に思う), essere contento(満足している)/ felice(嬉しい、幸せである)/ , è peccato che (残念である)…..など

  • Ci dispiace che tu stia male.
  • Sono contenta che possiate andare le vacanze.
  • Ho paura che il mio gatto non torni a casa.
  • È peccato che tu debba lavorare anche domenica.

(3) 可能性や必要性などを述べる非人称や成句

è meglio(より良い), è facile(簡単である)/ difficile(難しい), è possibile (可能である)/ impossibile(不可能である), è necessario(必要である) / inutile(無駄である、役に立たない), non è sicuro(よくわからない、はっきりしない), bisogna(必要がある), sembra(~のようだ), si dice(人は~といっている、~といわれている), può darsi che(~かもしれない), basta(十分である)…など

  • Per vivere tranquilli, bisogna che voi risparmiate i soldi.
  • È possibile che Marco non sappia niente.
  • Può darsi che ci sia qualche problema sul mio computer.
  • Si dice che qui si mangi bene.
  • Sembra che loro dicano la verità.

(4) 条件や譲歩などを表す特定の接続詞の後

sebbene(にもかかわらず), benché(だが、ではあるけれども), nonostante(にもかかわらず), a meno che(ではない限り), se(もし~なら), malgrado(にもかかわらず), purché(仮に~だとして), prima che(~する前に), senza che(~しないで、~でないのに)…など

  • Esco di casa sebbene piova.
  • Mettiamo a posto la camera prima che i miei genitori tornino.
  • Nonostante mangi poco, Mario è ingrassato. 
  • A meno che tu non abbia la febbre, puoi lavorare.
  • Dario lavora tanto affinché suo figlio possa andare all’università.

(5) 特定の不定形容詞や不定名詞などの後

chiunque(誰でも), qualunque(どんな~でも), ovunque(どこでも), qualsiasi(どの~でも)….など

  • Ovunque tu sia, ti penso sempre.
  • Chiunque sia al telefono, digli che sono occupata.
  • Qualunque cosa succeda, la mia opinione non cambierà.
  • Qualsiasi cosa tu voglia mangiare, a me va bene.

(6) 関係代名詞がある文章でその先行詞が最上級表現またはそれに類似した表現があるとき

  • Gianni è l’amico più simpatico che io abbia.
  • Mio marito è l’unica persona che mi capisca molto bene.
    この文章においては直説法現在でいう方が現在主流
    → Mio marito è l’unica persona che mi capisce molto bene.

復習クイズに挑戦

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フォトクレジット All’abbeverata – Filippo Palizzi – 1867

イタリア語の過去形 近過去と半過去の比較

イタリア語で普段よく使われる過去形には近過去と半過去の二つがあります。今回のブログではどのような時に近過去を、そして半過去を使うのか比較しながら理解を深めていきましょう。

◆  近過去  ◆
PASSATO PROSSIMO

◉過去において完了した動作や状況を述べる

◉「~をしたことがある」「~をしたことがない」といった経験を述べる

◆  半過去  ◆
IMPERFETTO

◉継続中の過去、過去の状態や様態

◉反復的、習慣的に行われた過去の動作や状況

◆近過去 passato prossimo◆

MANGIARE(~を食べる)

io ho mangiato
tu hai mangiato
lui/lei ha mangiato
noi abbiamo mangiato
voi avete mangiato
loro hanno mangiato

ANDARE(~へ行く)

io sono andato/a
tu sei andato/a
lui/lei  è andato/a
noi siamo andati/e
voi siete andati/e
loro sono andati/e

近過去は複合時制で【 助動詞 avere / essere の現在活用】+【過去分詞】という文型をとります。

✍🏻 例文

● Ieri sera ho mangiato il risotto con il funghi.
昨晩私はキノコリゾットを食べた。(“食べた” という動作は完了)

● Io e Dario siamo andati tre volte ai Musei Vaticani.
私とダリオはヴァチカン美術館に3回行ったことがある。(経験)

※助動詞が essere の時には主語の性・数により過去分詞の語尾が変化します。上記例文で “io e Dario” が “io(㊛)e Giulia “など複数の女性のみで構成される場合は ” siamo andate “ となります

 

◆ 半過去 imperfetto ◆

MANGIARE(~を食べる)

io mangiavo
tu mangiavi
lui/lei mangiava
noi mangiavamo
voi mangiavate
loro mangiavano

ANDARE(~へ行く)

io andavo
tu andavi
lui andava
noi andavamo
voi andavate
loro andavano

 


半過去は単純時制の文型です。一方先程も述べたように近過去は【 助動詞 avere / essere の現在活用】+【過去分詞】という複合時制の文型です。

✍🏻 例文

● Mentre mangiavo con mio fratello, ha cominciato a piovere.
(私が)兄と食事をしていた時に雨が降り始めた。(雨が降り始めた時点で“食べる”という行為は未完了で食べている最中だった)

 

● Quando eravamo bambini, io e i miei amici andavamo spesso in piscina.
子供の頃、私と友人はよくプールに行っていた。(過去において反復的に行われていた習慣)

 


近過去( passato prossimo )と半過去( imperfetto ) はよく比較されながら学習されます。普段、過去の内容を伝えるのにこの二つが主に使われるからです。

近過去も半過去も直説法 ( indicativo ) に分類され、過去における行為や物事の状態・状況を客観的に叙述するときに使われます。半過去はその名の通り「~していた」「~(の状態)だった」というようにまだ完了していない内容で過去のある時点で継続中だった動作や状態を示します。一方過去において完了した動作や過去における経験を示す時には近過去が使われます。

上記にも示しているように構文として近過去は複合時制であるため助動詞であるavere または essere の現在活用形に過去分詞を加えた複合の形をとります。一方半過去は単純時制であり -are動詞の規則動詞でいうと -avo, -avi, -ava, -avamo, -avate, -avano といった単独の活用形のみです。

近過去について活用形など詳しく解説しているブログがありますので規則動詞についてはこちらを、不規則動詞についてはこちらのブログを参照ください。

また半過去についての解説ブログはこちらです


★ 過去において反復的・習慣的に行われていた動作    imperfetto

過去において恒例的に行っていた行為や習慣、日課は半過去でいいます。例文のように一度だけのことではなく毎年や幼い頃など繰り返し行われていた行為です。

  • Ogni estate andavamo dai nonni. 
    ** 毎夏私達は祖父母のところに行っていた。

  • Quando ero bambina, suonavo il pianoforte.
    子供の頃、私はピアノを弾いていた。

  • Da piccola mia cugina piangeva spesso. 
    幼い頃、私の従妹はよく泣いていた。

≪比較≫** Siamo andati in Francia l’estate scorsa. 私たちは去年の夏、フランスに行った。

上記例文で毎年祖父母の家に行っていた過去における繰り返されていた習慣の場合は半過去で表現されるが『去年の夏』に限定された完了した過去について述べる時には近過去を使う。


★ 完了した動作の後に起こった出来事 passato prossimo + passato prossimo

過去においてある行為や出来事が完了してから続けて行った又は起こった完了した出来事を叙述するときには【近過去】+【近過去】でいいます

 

  • Ho portato i miei figli all’asilo, poi sono andata in ufficio.
    私は子供たちを幼稚園に連れていき、それから仕事に行った。
  • Prima Giulia ha fatto i compiti, poi ha giocato con le sue amiche.
    ジュリアはまず宿題を終えてからお友達と遊んだ。
  • Abbiamo litigato, ma dopo abbiamo fatto la pace.
    私達は口論したが、その後仲直りをした。

★ 過去において同時に行われていた動作   imperfetto + imperfetto

過去において同時進行中の複数の行為や状態を叙述するときには【半過去】+【半過去】でいいます。「~しながら~をしていた」「~をしている間~をしていた」という表現です。

  • Mentre cenavo, Laura guardava un film.
    私が夕食をしている間ラウラは映画を見ていた。
  • Alessia ascoltava la musica mentre faceva il bagno.
    アレッシアは音楽を聴きながらお風呂に入っていた。
  • Mentre pulivamo la casa, i miei gatti dormivano.
    私達が家を掃除している間、猫たちは寝ていた。

★ 過去において動作中に起こった出来事
   imperfetto + passato prossimo / passato prossimo + imperfetto

過去において進行中の動作の間に起こった完了した出来事や行為を叙述するときには半過去と近過去を組み合わせていいます。

  • Mentre andavo al mercato, ho incontrato Stefano.
    (私は)市場に行く途中、ステーファノと出くわした。
  • Qualcuno ha bussato alla porta mentre dormivamo.
    私達が就寝中、誰かがドアを叩いた。
  • Mentre guidava, Federico ha visto un incidente.
    フェデリコは運転中に事故を目撃した。

★ 過去の状況下で起こった動作
 imperfetto + passato prossimo / passato prossimo + imperfetto

過去においてある状況下が原因で起こした行為を叙述するときには半過去と近過去を組み合わせていいます。例文のように半過去で表現されている部分が過去における状態・状況を表しそれがもとで起こした完了した行為が近過去で表現されています。

    /////////

  • Ho chiuso la finestra perché pioveva fortissimo.
    雨が強く降っていたので私は窓を閉めた。
  • Avevo mal di testa perciò ho preso un medicina.
    (私は)頭痛がしたので薬を飲んだ。
  • Loro erano stanchissimi perciò sono andati a letto presto.
    彼らはとても疲れていたので早めに就寝した。

☆ 半過去だけではその動作が実行されたどうかわからない事例

半過去の部分だけでは行為が完了したかどうかがわからない。一方、近過去の文章が追加することで行為が完了されたのかどうかがはっきりする。

  • Volevo finire questo lavoro.
    私はこの仕事を終わらせたかった。(半過去のこの文面だけでは仕事が終わらせることができたかどうかは不明)
  • Volevo finire questo lavoro, ma non ce l’ho fatta.
    私はこの仕事を終わらせたかったが無理だった。

  • Potevamo prendere le ferie.
    私達は休暇を取ることができた。(この時点で休暇をとれる可能性は示唆されているが実際に休暇をとったかどうかは不明
  • Potevamo prendere le ferie, perciò abbiamo deciso di andare in Italia.
    私達は休暇を取ることができたのでイタリアに行くことに決めた。

  • Dovevate organizzare la festa per Michele.
    君達はミケーレのためにフェスタを企画しなければいけなかった。(半過去のこの文面だけではこの後企画がされたかどうかは不明)
  • Dovevate organizzare la festa per Michele, poi avete fatto un ottimo lavoro.
    君達はミケーレのためにフェスタを企画しなければならなかったが、とても良い仕事をしてくれた。

それでは確認を兼ねたエクササイズクイズに挑戦してください。

 

このブログのクイズ

クイズ loading中.......

Buona fortuna!

イタリア語の比較級と最上級

イタリア語の比較級と最上級 – comparativi e superlativi

今回のテーマは比較級と最上級 ( comparativi e superlativi )。既にブログで触れていますが今回はより詳しい内容となっています。「…より~である」「…の中で一番~」「最も…」等、ある物事やある性質について比較する表現を学習しましょう


  • L’aereo è più veloce del treno.
    飛行機は電車より早い(優等比較級)

  • Laura è più furba che intelligente.
    ラウラは利口というよりずる賢い(優等比較級)

  • Mio zio è meno ricco di mio padre.
    私の叔父は父ほど金持ちではない。(劣等比較級)

  • Vivere in un appartamento è meno costoso che vivere in un’albergo.
    アパート暮らしはホテル暮らしより高くない。(劣等比較級)

  • Federica è alta come lei.
    フェデリカは彼女と同じくらいの背丈だ(同等比較級)

  • Il calcio è lo sport più popolare in Italia.
    サッカーはイタリアで最も人気のあるスポーツだ(相対最上級) 

  • Bill Gates è richissimo.
    ビル・ゲイツはとても金持ちである(絶対最上級)

◉ 優等比較級 Comparativo di maggioranza  :
 

…より~(形容詞または副詞)だ

【più 】 + 【 形容詞または副詞 】 + 【 di 】 …

【più 】 + 【 形容詞または副詞 】 + 【 che 】 …

  • Luca è più alto di Gianni.
    ルーカはジャンニより背が高い。

  • Mayumi studia più di me.
    まゆみは私より勤勉だ。

  • Questa domanda è più complicata che difficile.
    この問題は難しいというより複雑だ。

  • Ascoltare l’italiano è più facile che parlarlo.
    イタリア語を話すより聞く方が簡単だ。

  • In treno noi viaggiamo più volentieri che in macchina.
    私達は車より列車での旅行の方が良い。

  • Gli italiano bevono più il vino che la birra.
    イタリア人はビールよりワインを飲む。

ある性質について二つの名詞または代名詞を比較する時には”di”を使います。つまり “di” の後には名詞か代名詞がおかれます。一方で比較するものが名詞または代名詞ではないときには”che”を用います。つまり”che” の後には形容詞や副詞、動詞の原形がおかれます。

≪”che”を使う場合≫
● ある名詞または代名詞に対して二つの性質を比較
● ある性質について二つのある動詞の原形(不定詞)を比較
● 形容詞や副詞の比較ではないが数や量を比較


◉劣等比較級 Comparativo di minoranza  : 

…より~(形容詞または副詞)でない、…ほど~でない

【 meno 】 + 【 形容詞または副詞 】 + 【 di 】 …

【meno 】 + 【 形容詞または副詞 】 + 【 che 】 …

  • Il baseball è meno popolare del calcio.
    野球はサッカーより人気がない。
  • Federica fa sport meno di Marta.
    フェデリカはマルタほどスポーツをしない。
  • La vita a New York è meno sicura che a Milano.
    NYでの生活はミラノほど安全ではない。
  • I giovani hanno meno soldi che tempo.
    若者は時間ほどお金に余裕がない。

劣等比較級においてどのような時に”di” “che” を使い分けるかは上記の優等比較級のルールと同じです。


◉同等比較級 Comparativo di uguaglianza : 

…と同じくらい~だ

【 ( così ) 】+ 【形容詞または副詞】+ 【 come 】 …

【 ( tanto ) 】+ 【形容詞または副詞】+ 【 quanto 】 …

  • Giulia è (così) simpatica come sua madre.
    ジュリアは彼女の母と同じくらい感じが良い。
  • Per vivere, riposarsi è (tanto) importante quanto lavorare.
    生活のため休むことは働くことと同じように大切だ。
  • Il nostro insegnante è (tanto) simpatico quanto intelligente.
    私達の先生は頭が良い上に好感が持てる。
  • Giuseppe lavora (tanto) precisamente quanto velocemente.
    ジュゼッペは敏速に且つ正確に仕事をする。
  • Federica è alta come le sue sorelle.
    フェデリカは彼女の姉妹と同じくらいの背丈だ。

“tanto” “così”は省略して表現することもできます。例文のように比較の対象は名詞や代名詞の比較だけでなく形容詞や副詞にも使われます。


◉相対最上級 Superlativo relativo : 

…の中で最も~だ/最も~でない

【 定冠詞 (il, lo, la, li, le) 】 + 【 più 】 + 【 形容詞 】 + 【 di 】…

【 定冠詞( il, lo, la, li, le) 】 + 【meno]】+ 【形容詞】+ 【 di 】 …

  • Nakata Hidetoshi è il giapponese più famoso d‘Italia.
    中田英寿はイタリアで最も有名な日本人だ。
  • Venezia è la città più bella del mondo, secondo me.
    ヴェネツィアは世界で最も美しい町だと私は思う。
  • Questa fragola è la più cara che abbia mai visto.
    このイチゴは今まで見た中で一番高い。
  • Mario è il meno alto della sua classe.
    マリオはクラスの中で一番背が低い。

あるグループや比較の対象となるものの中で相対的に最も優れている又は劣っていることを表現するときには【定冠詞 + più ( meno) + 形容詞 】 という形をとります。


◉絶対最上級 Superlativo assoluto:

絶対最上級は比較の対象となる中で一番なのではなく、絶対的にそうであることを表現するときに使われ「非常に~である」「極めて~である」という意味。

  • Questo piatto è buonissimo.
    この料理は大変美味しい。
  • La Ferrari è una macchina velocissima e carissima.
    フェラーリは非常に最速で最高級な車だ。
  • C’è pochissima gente in giro.
    周囲にはほんの少しの人しかいない。
  • Di solito mio marito torna a casa tardissimo.
    普段私の夫はとても遅くに帰宅する。

● 絶対最上級の意味は形容詞に molto や tanto といった副詞をつけたものとほとんど同じ。
molto bello ≒ bellissimo / molto caro ≒ carissimo

● 絶対最上級は語尾に-issimo をつけて作る。語尾が母音の時には母音を取って -issimoをつける。形容詞として働く場合は語尾は修飾する名詞の性・数に一致する。
veloce + -issimo → velocissimo / buono + -issimo → buonissimo


◉特殊な形もある比較級・最上級

≪形容詞≫

原級比較級相対最上級絶対最上級
buonomiglioreil ( la ) miglioreottimo
cattivopeggioreil ( la ) peggiorepessimo
grandemaggioreil ( la ) maggioremassimo
piccolominoreil ( la ) minoreminimo

≪副詞≫

原級比較級絶対最上級
benemeglioottimamente/ benissimo
malepeggiopessimamente / malissimo
moltopiùmoltissimo
pocomenopochissimo

●通常の形の比較級・最上級は他の形容詞や副詞と同じように変化します。

  • buono → più buono → buonissimo (= ottimo)
  • cattivo → più cattivo → cattivissimo (= pessimo)
  • grande → più grande → grandissimo (= massimo)
  • piccolo → più piccolo → piccolissimo (= minimo)

● 上記のように単語によって二つの比較級や最上級の形があります。同じような意味の時もあればニュアンスが異なることもあります。例えば ” grande ” の絶対最上級は ” grandissimo ” または ” massimo ” です。どちらも” molto grande 非常に大きい ” という意味ですが ” massimo “はそれ以上の数量がない『最大の、最高の』という意味になります。

  • Questo parco è grandissimo.
    この公園はとても大きい。
  • Il nostro vicino ascolta la musica a volume massimo.
    私達の隣人は音楽を最大音量で聞く。

  • A causa dell’aumento traffico, l’aria è cattivissima.
    交通量の増加で大気は非常に悪い。
  • La mia situazione economica è pessima.
    私の経済状況は最低だ。

どのような時に “di” “che” を使うのか、そして微妙なニュアンスの違いなど是非ネイティブ講師とお話してより理解を深めてください。


☆ イタリア語の比較級と最上級のクイズ ☆

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