イタリア語の比較級と最上級 – comparativi e superlativi

今回のテーマは比較級と最上級 ( comparativi e superlativi )。既にブログで触れていますが今回はより詳しい内容となっています。「…より~である」「…の中で一番~」「最も…」等、ある物事やある性質について比較する表現を学習しましょう


  • L’aereo è più veloce del treno.
    飛行機は電車より早い(優等比較級)

  • Laura è più furba che intelligente.
    ラウラは利口というよりずる賢い(優等比較級)

  • Mio zio è meno ricco di mio padre.
    私の叔父は父ほど金持ちではない。(劣等比較級)

  • Vivere in un appartamento è meno costoso che vivere in un’albergo.
    アパート暮らしはホテル暮らしより高くない。(劣等比較級)

  • Federica è alta come lei.
    フェデリカは彼女と同じくらいの背丈だ(同等比較級)

  • Il calcio è lo sport più popolare in Italia.
    サッカーはイタリアで最も人気のあるスポーツだ(相対最上級) 

  • Bill Gates è richissimo.
    ビル・ゲイツはとても金持ちである(絶対最上級)

◉ 優等比較級 Comparativo di maggioranza  :
 

…より~(形容詞または副詞)だ

【più 】 + 【 形容詞または副詞 】 + 【 di 】 …

【più 】 + 【 形容詞または副詞 】 + 【 che 】 …

  • Luca è più alto di Gianni.
    ルーカはジャンニより背が高い。

  • Mayumi studia più di me.
    まゆみは私より勤勉だ。

  • Questa domanda è più complicata che difficile.
    この問題は難しいというより複雑だ。

  • Ascoltare l’italiano è più facile che parlarlo.
    イタリア語を話すより聞く方が簡単だ。

  • In treno noi viaggiamo più volentieri che in macchina.
    私達は車より列車での旅行の方が良い。

  • Gli italiano bevono più il vino che la birra.
    イタリア人はビールよりワインを飲む。

ある性質について二つの名詞または代名詞を比較する時には”di”を使います。つまり “di” の後には名詞か代名詞がおかれます。一方で比較するものが名詞または代名詞ではないときには”che”を用います。つまり”che” の後には形容詞や副詞、動詞の原形がおかれます。

≪”che”を使う場合≫
● ある名詞または代名詞に対して二つの性質を比較
● ある性質について二つのある動詞の原形(不定詞)を比較
● 形容詞や副詞の比較ではないが数や量を比較


◉劣等比較級 Comparativo di minoranza  : 

…より~(形容詞または副詞)でない、…ほど~でない

【 meno 】 + 【 形容詞または副詞 】 + 【 di 】 …

【meno 】 + 【 形容詞または副詞 】 + 【 che 】 …

  • Il baseball è meno popolare del calcio.
    野球はサッカーより人気がない。
  • Federica fa sport meno di Marta.
    フェデリカはマルタほどスポーツをしない。
  • La vita a New York è meno sicura che a Milano.
    NYでの生活はミラノほど安全ではない。
  • I giovani hanno meno soldi che tempo.
    若者は時間ほどお金に余裕がない。

劣等比較級においてどのような時に”di” “che” を使い分けるかは上記の優等比較級のルールと同じです。


◉同等比較級 Comparativo di uguaglianza : 

…と同じくらい~だ

【 ( così ) 】+ 【形容詞または副詞】+ 【 come 】 …

【 ( tanto ) 】+ 【形容詞または副詞】+ 【 quanto 】 …

  • Giulia è (così) simpatica come sua madre.
    ジュリアは彼女の母と同じくらい感じが良い。
  • Per vivere, riposarsi è (tanto) importante quanto lavorare.
    生活のため休むことは働くことと同じように大切だ。
  • Il nostro insegnante è (tanto) simpatico quanto intelligente.
    私達の先生は頭が良い上に好感が持てる。
  • Giuseppe lavora (tanto) precisamente quanto velocemente.
    ジュゼッペは敏速に且つ正確に仕事をする。
  • Federica è alta come le sue sorelle.
    フェデリカは彼女の姉妹と同じくらいの背丈だ。

“tanto” “così”は省略して表現することもできます。例文のように比較の対象は名詞や代名詞の比較だけでなく形容詞や副詞にも使われます。


◉相対最上級 Superlativo relativo : 

…の中で最も~だ/最も~でない

【 定冠詞 (il, lo, la, li, le) 】 + 【 più 】 + 【 形容詞 】 + 【 di 】…

【 定冠詞( il, lo, la, li, le) 】 + 【meno]】+ 【形容詞】+ 【 di 】 …

  • Nakata Hidetoshi è il giapponese più famoso d‘Italia.
    中田英寿はイタリアで最も有名な日本人だ。
  • Venezia è la città più bella del mondo, secondo me.
    ヴェネツィアは世界で最も美しい町だと私は思う。
  • Questa fragola è la più cara che abbia mai visto.
    このイチゴは今まで見た中で一番高い。
  • Mario è il meno alto della sua classe.
    マリオはクラスの中で一番背が低い。

あるグループや比較の対象となるものの中で相対的に最も優れている又は劣っていることを表現するときには【定冠詞 + più ( meno) + 形容詞 】 という形をとります。


◉絶対最上級 Superlativo assoluto:

絶対最上級は比較の対象となる中で一番なのではなく、絶対的にそうであることを表現するときに使われ「非常に~である」「極めて~である」という意味。

  • Questo piatto è buonissimo.
    この料理は大変美味しい。
  • La Ferrari è una macchina velocissima e carissima.
    フェラーリは非常に最速で最高級な車だ。
  • C’è pochissima gente in giro.
    周囲にはほんの少しの人しかいない。
  • Di solito mio marito torna a casa tardissimo.
    普段私の夫はとても遅くに帰宅する。

● 絶対最上級の意味は形容詞に molto や tanto といった副詞をつけたものとほとんど同じ。
molto bello ≒ bellissimo / molto caro ≒ carissimo

● 絶対最上級は語尾に-issimo をつけて作る。語尾が母音の時には母音を取って -issimoをつける。形容詞として働く場合は語尾は修飾する名詞の性・数に一致する。
veloce + -issimo → velocissimo / buono + -issimo → buonissimo


◉特殊な形もある比較級・最上級

≪形容詞≫

原級比較級相対最上級絶対最上級
buonomiglioreil ( la ) miglioreottimo
cattivopeggioreil ( la ) peggiorepessimo
grandemaggioreil ( la ) maggioremassimo
piccolominoreil ( la ) minoreminimo

≪副詞≫

原級比較級絶対最上級
benemeglioottimamente/ benissimo
malepeggiopessimamente / malissimo
moltopiùmoltissimo
pocomenopochissimo

●通常の形の比較級・最上級は他の形容詞や副詞と同じように変化します。

  • buono → più buono → buonissimo (= ottimo)
  • cattivo → più cattivo → cattivissimo (= pessimo)
  • grande → più grande → grandissimo (= massimo)
  • piccolo → più piccolo → piccolissimo (= minimo)

● 上記のように単語によって二つの比較級や最上級の形があります。同じような意味の時もあればニュアンスが異なることもあります。例えば ” grande ” の絶対最上級は ” grandissimo ” または ” massimo ” です。どちらも” molto grande 非常に大きい ” という意味ですが ” massimo “はそれ以上の数量がない『最大の、最高の』という意味になります。

  • Questo parco è grandissimo.
    この公園はとても大きい。
  • Il nostro vicino ascolta la musica a volume massimo.
    私達の隣人は音楽を最大音量で聞く。

  • A causa dell’aumento traffico, l’aria è cattivissima.
    交通量の増加で大気は非常に悪い。
  • La mia situazione economica è pessima.
    私の経済状況は最低だ。

どのような時に “di” “che” を使うのか、そして微妙なニュアンスの違いなど是非ネイティブ講師とお話してより理解を深めてください。


☆ イタリア語の比較級と最上級のクイズ ☆

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Mariko & Riccardo
留学経験や豊富なイタリア語教授経験を活かし、小さなスクールならではのアットホームで個々のニーズに対応したサービス提供をモットーとする。 無類の猫好き、そして美味しいものが大好きでイタリアや日本の食文化をこよなく愛する。最近は食への探求心から家庭菜園でズッキーニやちょっと珍しいトマトを栽培中

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