Il Congiuntivo Passato -イタリア語の接続法過去

 前回の接続法現在に続き今回は接続法過去について。接続法は『~だと思う』、『~であることを願う』『~である必要がある』といった主観的な意見や願望などを述べるときに使います。今回のトピックである接続法過去は『~だったと思う』といったように現在より以前である過去の出来事を主観的な観点から述べるときに使います。


接続法には congiuntivo presente(接続法現在)、congiuntivo passato(接続法過去)、congiuntivo imperfetto(接続法半過去)、congiuntivo trapassato(接続法大過去)があります。

最初の頃学習した presente (現在形) や passato prossimo ( 近過去 )、futuro semplce ( 単純未来 ) などの indicativo (直説法)は確かな事実で客観的な事柄を叙述するものであるのに対し、congiuntivo (接続法) は主観的な意見や願望、不確かな事柄を叙述するのに使われます。
まず今回のトピックである congiuntivo passato は複合時制です。まず作り方をみてみましょう。


★ Congiuntivo Passato ★

【助動詞の avere または essere の congiuntivo presente 】 + 【過去分詞】

● avere と essere の congiuntivo presente は不規則活用する動詞です。

congiuntivo
presente
…che
io, tu, lui/lei
…che
noi
…che
voi
…che
loro
esseresiasiamosiatesiano
avereabbiaabbiamoabbiateabbiano

● 例)abbia mangiato,  abbiamo preso, abbiate comprato, abbiano visto ….ecc

              sia tornato, siamo rimasti, siate partiti, siano venuti ….ecc


★ Congiuntivo Passato の用法 ★

用法としては congiuntivo presente と同じです。congiuntivo passato congiuntivo presente と同じように che の後の従属節内で使われます。従属節の中で使われる congiuntivo presente は主節の動詞(=現在時制)と同時またはそれ以降の未来の事柄を表すのに対し、congiuntivo passato の従属節内の内容は主節の動詞(=現在時制)より以前の過去のことを表します。

例)

congiuntivo presente : Penso che Luca prenda un aereo per Milano.

congiuntivo passato : Penso che Luca abbia preso un aereo per Milano.

① ルーカはミラノ行の飛行機に乗ると私は思う : penso ( 現在 ), prenda ( 現在または未来 )

② ルーカはミラノ行の飛行機に乗ったと私は思う : penso ( 現在 ), abbia preso ( 過去 )

上記例文①も②も接続法で主節の動詞は現在時制です。
は主節である現在と同じ現在又は現在以降の未来に『ルーカは飛行機を乗るだろう』という主観的な意見を述べています。
一方②は congiuntivo passato を使うことにより『ルーカは飛行機に乗ったと思う』は今より以前の出来事を主観的な観点から現在述べています。

参考比較までに今後学習する③ congiuntivo imperfetto、及び④ congiuntivo trapassatoについてこの例文を使ってみてみると;

congiuntivo imperfetto : Pensavo che Luca prendesse un aereo per Milano.

congiuntivo trapassato : Ho pensato che Luca avesse preso un aereo per Milano.

③ 私はルーカはミラノ行の飛行機に乗ると思っていた : pensavo ( 過去), prendesse ( 主節と同時 )
④ 私はルーカはミラノ行の飛行機に乗ったと思った : ho pensato ( 過去), avesse preso ( 主節よりも以前の過去 )

主節が過去を表している場合には従属節である接続法は congiuntivo imperfetto または congiuntivo trapassato が使われます。そのため主節が passato prossimo や imperfetto のように過去を示している場合に従属節には congiuntivo passato は使われません。

次に従属節で使われる indicativo passato prossimo と congiuntivo passato の比較をしましょう。

例)

  1. indicativo passato prossimo : So che loro sono tornati dalla Grecia.
  2. congiuntivo passato : Mi pare che loro siano tornati dalla Grecia.

  1. 彼らがギリシャから戻ってきたのは知っている。
  2. 彼らはギリシャから戻ってきたと思う。 

上記例文で1)のように彼らが戻ってきたというのが確かな情報で客観的な事実として知っている場合は indicativo passato prossimo を使います。一方で彼らが戻ってきたどうか不確かな内容で主観的な意見として述べている場合には congiuntivo passato を使います。

もうひとつ例文比較を見てみましょう。

例)

  1. indicativo passato prossimo : Scusi cameriere, avete sbagliato il nostro conto.
  2. congiuntivo passato : Scusi cameriere, credo che abbiate sbagliato il nostro conto.

  1. すみません、会計に誤りがありました。
  2. すみません、会計に誤りがあったと思います。

この例文1)は客観的事実をストレートに伝えています。” Scusi ” と既に敬称で話しかけているのでこの言い方でも失礼ではありませんが時に少しきつく聞こえる場合もあります。一方で pensare, credere, immaginare…といった主観的な意見を述べる動詞を使い congiuntivo を使うことにより『誤りがあった』という不確実な内容を伝える上で柔らかい印象があります。内容が事実かどうか不明の時には2)のように伝えるのがよいです。

congiuntivo presente と同じく congiuntivo passatoche などの接続詞に導かれる従属節の中で使われ、主節と従属節の主語は異なります。
主語が同じ場合は 【前置詞 di 】+【動詞の不定詞】で主節につなぎます。

  • Mi pare che mio marito abbia già visto questo film. (主節と従属節の主語が異なる)
    私が思うに夫は既にこの映画を見たと思う。
  • Mi pare di aver già visto questo film.(主語が同じ)
    私は既にこの映画を見たと思う。

★ Congiuntivo Passato の用法と例文★

(1) 主観的な意見や願望、期待、疑念などを述べるとき

pensare, credere, immaginare, sperare, avere l’impressione, aspettarsi, dubitare, preferire, presumere, sospettare, supporre …など

  • Penso che i nostri vicini si siano trasferiti.
    私が思うにお隣さんは引っ越した。
  • Marta dubita che suo figlio abbia detto la verità.
    マルタは彼の息子が真実を言ったか疑っている。

(2) 喜びや悲しみ、怒りなど個人の感情を述べるとき

avere paura, essere contento/ felice / è un peccato che …..など

  • È un peccato che te ne sia dovuto andare dalla nostra città.
    君が私達の町から出ていかなくてはならなかったのは残念です。
  • Siamo felici che vi siate sposati.
    私達は君達が結婚して嬉しいです。

(3) 可能性や必要性などを述べる非人称や成句

è meglio, è facile/ difficile, è possibile/ impossibile, è necessario/ inutile, non è sicuro, bisogna, sembra, pare, si dice, basta, succede …など

  • Sembra che Marco abbia perso peso.
    マルコは痩せたようにみえる。
  • Pare che i poliziotti abbiano trovato il ragazzo scomparso.
    警察が行方不明だった少年を見つけたようだ。
  • Può darsi che il governo abbia aumentato le tasse.
    政府は増税したようだ。

(4) 条件や譲歩などを表す特定の接続詞の後

sebbene, benché, nonostante, a meno che, malgrado, purché, prima che, senza che…など

  • Esco di casa benché il medico me l’abbia proibito.
    医師から禁止されていたが私は外出する。
  • Nonostante mio nonno abbia ormai compiuto 80 anni, va in piscina ogni fine settimana.
    私の祖父はもう80歳を超えているが毎週末プールに通っている。

(5) 特定の不定形容詞や不定名詞などの後

chiunque, qualunque, ovunque, qualsiasi….など

  • Chiunque abbia mangiato in questo risporante ne parla bene.
    このレストランで食事した人は皆、ここを良く言う。
  • Qualsiasi cosa tu abbia deciso, per noi va bene.
    君がどんな決断をしたとしても私達は大丈夫だよ。

(6) 関係代名詞がある文章でその先行詞が最上級表現またはそれに類似した表現があるとき

  • Venezia è la città più bella che io abbia mai visto.
    ヴェネツィアは私が訪れた中で最も美しい街です。

☆ 独立節としての用法 USATO IN MODO INDIPENDENTE ☆

お話してきたように congiuntivo presentecongiuntivo passato は不確実な内容や主観的な意見や疑念などを叙述する従属節内で使われますが独立して使われる用法もあります。ただし “che”より始まり内容も主観的な推測や疑念を表現します。

例)

  • Andrea non parla con me perché non sono andato alla festa del suo compleanno: Che si sia offeso? (forse si è offeso)

    彼の誕生日パーティーに行かなかったからか、アンドレアが私と話さない。もしかして怒っている?

  • Giulia non mi risponde su WhatsApp. Che sia troppo occupata? ( forse lei è occupata)

    ジュリアがWhatsAppに返事してくれない、忙しいのかな?

  • Ho sentito che gli zii hanno comprato una casa al mare: Che abbiano vinto la lotteria? (forse loro hanno vinto?)

    叔父達が海の近くの家を買ったって聞いた。宝くじでも当たったのかな?

このブログのクイズ

Loading...

フォトクレジット Telemaco Signorini  – Piazzetta di Settignano, 1880

0 0 評価
このブログの評価は❓
Photo of author
Mariko & Riccardo
留学経験や豊富なイタリア語教授経験を活かし、小さなスクールならではのアットホームで個々のニーズに対応したサービス提供をモットーとする。 無類の猫好き、そして美味しいものが大好きでイタリアや日本の食文化をこよなく愛する。最近は食への探求心から家庭菜園でズッキーニやちょっと珍しいトマトを栽培中

20ユニット

少人数制でイタリア語

Corso per principianti A0
イタリア語入門A0コース

受講希望申込期間中

2022年10月24日まで


オンラインによる自習とネイティブ講師によるZoomライブグループレッスン。このコースは20ユニットから構成されイタリア語を初めて学習する上で必要な基礎知識について学びます。アルファベットや発音、簡単な挨拶、自己紹介、ショッピングやレストランでの注文、目的地となる美術館などを尋ねて街を散策できるようになる語学力を身に付けます。ネイティブ講師とのライブレッスン付きなので実践的なイタリア語を始められます。


登録
更新通知を受け取る
guest

0 全てのコメント
Inline Feedbacks
View all comments
Don`t copy text!
0
コメントをどうぞ!x