イタリア語の数字-基数 numeri  cardinali

Uno, due, tre… カフェで注文する、市場で値段を聞く、自分の年齢を伝える。旅行でも日常会話でも、イタリア語数字は最初に必要になるスキルです。0から20までを覚えれば残りは組み合わせで100、1,000、それ以上まで言えるようになります。この記事ではイタリア語数字の読み方と発音を、ネイティブ音声・実践対話・練習問題つきで0から100万まで完全解説します。

イタリア語の基数(numeri cardinali)は0から20までが不規則で暗記必須、21以降は十の位+一の位の組み合わせで作ります(例:21=ventuno、38=trentotto)。母音重複を避けるため、uno・otto の前では十の位の末尾母音が脱落します(venti+uno→ventuno、trenta+otto→trentotto)。本記事は実用イタリア語検定4級(CEFR A2)レベルで、0-100万までの全範囲、電話番号・値段・年号の読み方、ネイティブ音声とミニ練習まで体系的に学習できる構成です。


イタリア語数字(numeri cardinali)は数量を表す「1, 2, 3…」のことです。日常会話の基本中の基本で、買い物・予約・電話番号・年齢など、あらゆる場面で使います。一方「1番目、2番目」のような順序を表す数字は numeri ordinali(序数)と呼ばれます。序数のレッスンは別の記事で詳しく解説しています。

ちなみに、イタリア語には “dare i numeri” という面白い表現があります。直訳すると「数字を与える」ですが、実際の意味は「頭がおかしくなる、支離滅裂なことを言う」。数字を覚えるのに少し苦労しても、そのフレーズだけは使わずに済むくらいには頑張りましょう!

それではネイティブスピーカーの音声を聴きながら、声に出してリピートしてください。発音は気にせず、まず耳で覚えることが大切です。


Numeri da 0 a 10: le basi
イタリア語数字 0から10:すべての土台

まずは0から10まで。この11個がすべての土台になります。音声を聴いて声に出してリピートしましょう。

数字イタリア語読み方(カタカナ)
0zeroゼロ
1unoウーノ
2dueドゥーエ
3treトレ
4quattroクアットロ
5cinqueチンクエ
6seiセイ
7setteセッテ
8ottoオット
9noveノーヴェ
10dieciディエチ

発音のポイント

イタリア語の発音はほぼローマ字読みなので、日本人にはとても覚えやすいです。特に注意したいのが quattro(クアットロ)の qu と、sette(セッテ)・otto(オット)の二重子音です。日本語の促音「っ」と同じ感覚で、少し詰まるように発音してみてください。nine は英語と同じ発音ではなく nove(ノーヴェ)です。このあたりを混同しないように気をつけましょう。


Da 11 a 20: i numeri irregolari
11から20:不規則ゾーンを攻略するコツ

11から20は少し特別な形を持ちます。ただし、よく見るとちゃんとパターンがあります。まず音声を聴いてみてください。

数字イタリア語読み方構造
11undiciウンディチun + dici
12dodiciドーディチdo + dici
13trediciトレディチtre + dici
14quattordiciクアットルディチquattor + dici
15quindiciクインディチquin + dici
16sediciセーディチse + dici
17diciassetteディチャッセッテdicia + sette
18diciottoディチョットdici + otto
19diciannoveディチャンノーヴェdician + nove
20ventiヴェンティ

パターンに注目してください。11から16は「数字 + dici(10)」の順。17から19は「dici(10)+ 数字」の順に変わります。16と17の間で語順が逆転する、というのがポイントです。

覚え方のコツ

11から16は dici が後ろ、17から19は dici が前。この切り替わりポイントを意識すると覚えやすくなります。声に出して「undici, dodici, tredici… diciassette, diciotto, diciannove」とリズムよく繰り返してみてください。


Da 21 a 100: combinazione e troncamento
イタリア語数字 21から100:組み合わせと母音脱落のルール

20以降は非常に規則的です。「十の位 + 一の位」を組み合わせるだけ。まずは21から30を音声で確認してみてください。

数字イタリア語数字イタリア語
21ventuno26ventisei
22ventidue27ventisette
23ventitré28ventotto
24ventiquattro29ventinove
25venticinque30trenta

次に十の位の数字を音声で確認してみてください。

数字イタリア語数字イタリア語
30trenta70settanta
40quaranta80ottanta
50cinquanta90novanta
60sessanta100cento

40以降の十の位は語尾がすべて -anta です。イタリア人は40歳を過ぎると「Benvenuto negli anta!(anta世代へようこそ!)」と冗談を言います。覚えにくい数字も、こんなエピソードと一緒に覚えると忘れにくいですよ。

組み合わせルール:十の位 + 一の位をそのままつなげます。

trenta + cinque = trentacinque(35) sessanta + nove = sessantanove(69) quaranta + due = quarantadue(42)

⚠️ 重要ルール:1と8の前では母音が消える

一の位が uno(1)または otto(8)のとき、十の位の末尾の母音が脱落します。母音が2つ連続するのを避けるためです。

venti + uno → ventuno(21) × ventiuno
venti + otto → ventotto(28) × ventiotto
trenta + uno → trentuno(31)
quaranta + otto → quarantotto(48)
ottanta + otto → ottantotto(88)

このルールは20から90まですべて同じです。声に出してみると、母音を省いた方がはるかにスムーズに聞こえます。

注意:3のアクセント記号

一の位が tre(3)のとき、アクセント記号がつきます。単独の tre はアクセント不要ですが、複合数字では ventitré(23)、trentatré(33)、quarantatré(43)のように é になります。Accademia della Cruscaもこのルールを解説しています。書くときに忘れがちなので注意してください。


Gli errori più comuni
イタリア語数字で日本人が間違えやすい3つのポイント

日本人学習者がよく間違える3つのポイントをまとめました。チェックしてみてください。

1. 母音脱落を忘れる

ventiuno、trentaotto のように書いてしまうミスが非常に多いです。uno(1)と otto(8)の前では必ず十の位の末尾の母音を落としてください。ventuno、trentotto が正しい形です。声に出すだけで自然に分かるので、必ず音声と一緒に練習してみてください。

2. mille の複数形を間違える

mille(1,000)の複数形は milli ではなく mila です。duemila(2,000)、cinquemila(5,000)のように使います。cento は複数でも変わらずそのまま cento を使います(duecento、trecento)。

3. ventitré のアクセントを忘れる

書くとき、23は ventitre ではなく ventitré が正しい形です。33は trentatré、43は quarantatré。アクセント記号を忘れると、イタリア語の授業や試験では減点対象になります。手で書く機会があるときから意識してみてください。


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数字が実際の会話でどう使われるか、対話で確認してみてください。

Al mercato(市場にて)

  • 👩🏻 Chiara: Buongiorno! Quanto costano i pomodori?
    おはようございます。トマトはいくらですか?
  • 👨🏻 Takeshi: Due euro e cinquanta al chilo.
    1キロ2ユーロ50セントです。
  • 👩🏻 Chiara: Vorrei un chilo di pomodori, per favore.
    トマトを1キロください。
  • 👨🏻 Takeshi: Certo! Desidera altro?
    はい。他にご要望はありますか?
  • 👩🏻 Chiara: Sì, mezzo chilo di mozzarella. Quanto viene in tutto?
    はい、モッツァレラを半キロも。全部でいくらですか?
  • 👨🏻 Takeshi: Sei euro e settantacinque in tutto.
    合計6ユーロ75セントです。
  • 👩🏻 Chiara: Ecco dieci euro.
    10ユーロでお願いします。
  • 👨🏻 Takeshi: Il resto è tre euro e venticinque. Grazie e buona giornata!
    おつりは3ユーロ25セントです。ありがとう、良い一日を!
  • 👩🏻 Chiara: Grazie a lei! A proposito, Takeshi, quanti anni hai?
    こちらこそ。ところで、タケシは何歳ですか?
  • 👨🏻 Takeshi: Ho quarantotto anni. E tu, Chiara?
    48歳です。キアラは?
  • 👩🏻 Chiara: Io ho ventisette anni.
    私は27歳です。
  • 👨🏻 Takeshi: Ancora lontana dagli “anta”! Buono studio!
    まだ「anta世代」には遠いですね!勉強頑張って!

Mini-sfida
練習してみよう

🎯 Mini-sfida:次の数字をイタリア語で書いてみよう

1. 21  2. 38  3. 53  4. 77  5. 99

答えを見る / Vedi tutte le risposte

1. ventuno
2. trentotto
3. cinquantatré
4. settantasette
5. novantanove


0から20の基礎と21から100の組み合わせルール、母音脱落・アクセントの規則を学びました。数字は繰り返し声に出すだけで自然と身につきます。次のステップとして、序数(primo, secondo…)のレッスンや、現在形の規則動詞c’è / ci sono の表現も確認しておいてください。数字と動詞を組み合わせると会話の幅がぐっと広がります。avere 動詞の使い方についてはavere の慣用表現レッスンもあわせてどうぞ。



Numeri grandi: cento, mille, milione
100以上の大きな数字

100以上の数字もパターンは同じです。音声を聴いてみてください。

数字イタリア語ルール
100cento
200duecentodue + cento
500cinquecentocinque + cento
1.000mille(単数)
2.000duemiladue + mila(複数形)
10.000diecimiladieci + mila
100.000centomilacento + mila
1.000.000un milione名詞扱い
1.000.000.000un miliardo名詞扱い

cento(100)の倍数は「数字 + cento」でOKです。duecento(200)、trecento(300)、quattrocento(400)。

mille(1,000)は複数形が mila に変わります。duemila(2,000)、tremila(3,000)、diecimila(10,000)。

milione(100万)と miliardo(10億)は名詞扱いなので複数形があります。due milioni(200万)、tre miliardi(30億)。名詞の前に di をつけます:un milione di persone(100万人)。

複雑な数字も分解するだけです。3.542 = tremila(3,000)+ cinquecento(500)+ quarantadue(42)= tremilacinquecentoquarantadue。イタリア語ではすべて一語で書きます。

Cinquecento(500)はフィアットの名車の名前でも有名ですね。ユーロ導入前のイタリアではリラが使われていて(1€ ≒ 約2,000リラ)、そのためイタリア人の年配世代は大きな数字を聞いても全く動じません。


Punto e virgola: differenze con il giapponese
日本と違う!ピリオドとコンマの使い方

数字を書くとき、日本人が戸惑うのがピリオド(.)とコンマ(,)の使い方です。日本語とはまったく逆になります。

日本語・英語イタリア語
千の区切り1,0001.000
小数点3.143,14
価格の例€2.50€2,50

イタリアのレストランでメニューを見ると「€12,50」と書かれています。日本式の「12.50」ではありません。読み方は dodici euro e cinquanta centesimi です。旅行のときに混乱しないよう、ぜひ覚えておいてください。


Esercizi audio
音声付き練習問題

練習1:数字をイタリア語で言ってみよう

次の数字をイタリア語で声に出してから、音声で答え合わせをしてください。

31 / 47 / 94 / 58 / 66 / 73 / 12 / 99 / 4 / 10

練習2:聞き取りエクササイズ

音声を聴いてください。10個のランダムな数字が流れます。紙に書き取りましょう。

答え:9.385 / 346 / 12.396 / 98 / 43.675 / 281 / 4.024 / 78.221 / 203.724 / 21.629.319

練習3:年齢を言ってみよう

次の音声を聴いてリピートしてください。そのあと自分の年齢で言い換えてみてください。

Quanti anni hai? 何歳ですか?
Ho trentadue anni. 32歳です。

自分の年齢で Ho ___ anni. と言ってみてください。avere の慣用表現には年齢以外にも「Ho fame.(お腹が空いた)」「Ho freddo.(寒い)」など、日常で使える表現がたくさんあります。

今日のイタリア語数字のレッスンは以上です。0から10の基礎、11から20の不規則パターン、21以降の組み合わせルール、100以上の大きな数字まで学びました。数字は毎日の練習で自然と身につくので、声に出す習慣をつけてみてください。

A presto e buono studio!


Domande frequenti
よくある質問 – イタリア語数字

イタリア語数字は何個覚えれば会話できますか?

0から20までの21個と、十の位(trenta, quaranta…novanta)の7個、合計28個を覚えれば、0から100までのすべての数字を組み合わせで言えるようになります。100以上はcento(100)、mille(1,000)、milione(100万)の3つを追加するだけです。まずは0から10を確実に覚えることが最優先です。

ventuno(21)はなぜ ventiuno ではないのですか?

イタリア語では母音が2つ連続するのを避けるため、十の位の最後の母音を落とします。venti + uno → ventuno、venti + otto → ventotto が正しい形です。このルールは uno(1)と otto(8)のときだけ適用され、30以降も同じです。trentuno(31)、quarantotto(48)、sessantuno(61)のようになります。発音してみると、省略した方が自然に聞こえます。

イタリア語で年齢はどう言いますか?

イタリア語で年齢を言うには avere(持つ)動詞を使います。Ho venticinque anni.(25歳です)、Quanti anni hai?(何歳ですか?)のように表現します。日本語の「~歳です」とは発想が違い、イタリア語では「~年を持っている」という言い方をします。Ho + 数字 + anni の形は絶対に覚えておきたい表現です。

イタリア語の数字でピリオドとコンマはどう使いますか?

イタリア語では小数点にコンマ(,)を使い、千の区切りにピリオド(.)を使います。日本や英語圏とは逆です。例えば3.14はイタリア語では3,14と書き、1,000は1.000と書きます。レストランのメニューで€12,50と書いてあれば12ユーロ50セントという意味です。旅行で戸惑いやすいポイントなので覚えておいてください。

mille の複数形はなぜ milla ではなく mila ですか?

mille(1,000)の複数形が mila になるのはラテン語からの変化です。cento(100)は単複同形でduecento、trecentoのように変化しませんが、milleだけは不規則にduemila、tremila、diecimilaと変化します。さらに大きなmilione(100万)はdue milioni、miliardo(10億)はdue miliardiと通常の名詞として変化します。

ventitré のアクセント記号は必ず書かなければいけませんか?

はい、正式なイタリア語の表記では ventitré のアクセント記号(é)は必要です。これは Accademia della Crusca の規則でも確認されています。単独の tre にはアクセントは不要ですが、複合数字(23, 33, 43…)になるとアクセントが入ります。メモや非公式の場では省略されることもありますが、試験や正式な文書では必ず書いてみてください。


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