役立つイタリア語 授業編|先生と生徒がよく使うフレーズ13選(音声付き)

イタリア語のレッスンをもっと積極的に楽しみたいなら、イタリア語授業フレーズを事前に頭に入れておいてください。先生が使う表現も生徒の立場で使う表現も、イタリア語授業フレーズを知っているだけで授業への参加度がぐっと上がります。


イタリア語のレッスンは、多くの場合「直接法(metodo diretto)」で行われます。つまり、授業はイタリア語だけで進み、日本語の説明はほとんどありません。詳しくはウィキペディアのmetodo direttoの解説も参考にしてください。最初は戸惑うこともありますが、今回紹介するイタリア語授業フレーズを覚えておけば、自信を持ってレッスンに参加できます。

授業中に先生がよく言うこと、わからないときに生徒が使える表現、そして疑問を伝えるときのフレーズ、全部で13種類を音声付きで解説します。ネイティブ講師のレッスンを最初から最大限に活用してください。

イタリア語授業フレーズを学ぶ生徒とネイティブ講師

Frasi del professore: イタリア語授業フレーズ
先生がよく使う6つのフレーズ

直接法のレッスンでは先生がイタリア語だけで話します。最初は全部わからなくても大丈夫です。よく使われるイタリア語授業フレーズを知っておくと、授業の流れがつかめるようになります。

✍ Avete capito? , 分かりましたか?


「分かりましたか?」という意味で、複数の生徒に向けての質問です。マンツーマンのレッスンでは Hai capito? になります。分かった場合は Sì, ho capito.(はい、分かりました)、分からなかった場合は No, non ho capito.(いいえ、分かりませんでした) と答えてください。

分かった振りをするのは逆効果。「分かりません」と正直に伝えると、先生が丁寧に説明し直してくれます。

✍ Avete qualche domanda? , 何か質問はありますか?


「何か質問はありますか?」という意味です。マンツーマンでは Hai qualche domanda? の形になります。質問する気持ちが大切です。上手くイタリア語が言えなくても、身振りや単語を組み合わせて伝えてみてください。その積極性が語学力を伸ばします。

✍ Posso cancellare? , 消してもいいですか?


ホワイトボードや黒板に書いた内容を消す前に先生が言う一言です。まだノートに書き終わっていない場合は Aspetti un momento, per favore.(少しお待ちください) と伝えてください。先生は必ず待ってくれます。

✍ Sapete il significato di questa parola? , この言葉の意味は分かる?


先生がある単語の意味を生徒に確認するときの表現です。マンツーマンでは Sai il significato di questa parola? になります。知っている場合は Sì, lo so.、知らない場合は No, non lo so. で答えます。知らなくても恥ずかしくありません。知らないからこそ学んでいるのですから。

✍ Per esempio… , 例えば…


わかりやすく例を示すときに先生が使う言葉です。「例えば…」という前置きがあったら、次に来る例文に集中してください。文書では略して p.es. と書かれることもあります。

✍ Giusto! / Esatto! , 正解!/ その通り!


答えが正解のときに先生から聞けるうれしい一言です。Giusto! は「正しい!」、Esatto! は「その通り!」というニュアンスです。さらに Bravo!(男性向け)や Brava!(女性向け)と褒められることもあります。モチベーションが上がりますよ。

Frasi dello studente: イタリア語授業フレーズ
生徒がよく使う7つのフレーズ

語学習得は受け身では上達しません。わからないこと、確認したいこと、もっと知りたいこと、どんどん先生に伝えてください。つたないイタリア語でも構いません。これらのフレーズを使って積極的に参加してみてください。

✍ Come si dice ~ in italiano? , ~はイタリア語で何と言いますか?


日本語の単語をイタリア語でどう言うか知りたいときのフレーズです。例えば「どういたしまして」をイタリア語で知りたければ、Come si dice “どういたしまして” in italiano? と聞きます。このフレーズを使って毎レッスン新しい単語を一つずつ増やしていきます。

✍ Come si pronuncia questa parola? , この単語はどう発音しますか?


イタリア語はローマ字読みに近いですが、gn, gli, sc+i/e など読み方が変わる組み合わせもあります。発音が分からない単語があったら、ためらわずにこのフレーズで確認してみてください。ネイティブ講師から直接正しい発音を教えてもらえるのは、オンラインレッスンの大きな利点です。

✍ Come si scrive ~? , ~はどのように書きますか?


スペルを確認したいときに使います。例えば Come si scrive “farfalla”?(「ファルファッラ」はどう書きますか?)という感じです。日本人にとって特に間違えやすいのは L と RB と V の区別です。耳で聞こえた音をそのまま書くとスペルミスが起きやすいので、怪しいと思ったらすぐ確認してみてください。

✍ Cosa vuol dire ~? , ~はどういう意味ですか?


意味が分からない単語や表現に出会ったときのフレーズです。Che cosa significa ~? とも言えます。どちらも同じ意味ですが、Cosa vuol dire の方が少し日常的な響きがあります。どちらを使っても問題ありません。

✍ Posso farti una domanda? , 質問してもいいですか?


これは tu(親称)で尋ねているフレーズです。イタリア語の先生は親しみやすい雰囲気を大切にするため、tu で話してくれることがほとんどです。もし正式な場面でより丁寧に尋ねたい場合は Posso farLe una domanda?(Lei形、大文字の Le に注意)を使ってみてください。グループレッスンでは、あなたの質問が他の生徒の役にも立ちます。遠慮せずどんどん聞いてください。

✍ Qual è la differenza tra A e B? , AとBの違いは何ですか?


似た意味や使い方の単語を区別したいときに便利なフレーズです。例えば Qual è la differenza tra “sapere” e “conoscere”?(「sapere」と「conoscere」の違いは何ですか?)といった使い方です。これを使いこなせるようになると、語彙力の伸びが加速します。イタリア語の挨拶と自己紹介を覚えたら、次はこういった質問力を鍛えていきます。

+ Può ripetere, per favore? , もう一度繰り返してもらえますか?

音声ファイルはありませんが、ぜひ覚えておきたいフレーズです。Può ripetere, per favore?(敬称)または Puoi ripetere?(親称)と言えば、先生がもう一度同じことを言ってくれます。話すスピードをゆっくりにしてほしいときは Più lentamente, per favore.(もっとゆっくりお願いします) と付け加えましょう。

Vocabolario della classe
授業に関連するイタリア語の単語

授業中によく出てくる単語も一緒に覚えておいてください。直接法では先生がこれらの言葉を自然に使います。イタリア語の命令形と組み合わせると表現の幅が広がります。例えば Aprite il libro a pagina venti!(20ページを開いて)のように。

イタリア語日本語イタリア語日本語
l’aula (f.)教室il banco机(生徒用)
la lavagna biancaホワイトボードla sedia椅子
il titoloタイトルla paginaページ
presente出席しているassente欠席した
sedersi座るpensare考える
fare i compiti宿題をするdare un esameテストを受ける
cercare探す / 調べるstampare印刷する
salutare挨拶するstancarsi疲れる

特に fare i compiti(宿題をする)と dare un esame(テストを受ける)は、イタリア語的な発想が面白い表現です。「宿題をする」は「宿題を作る」ではなく「宿題をする」、「テストを受ける」は「テストを与える」という動詞が使われています。命令形(imperativo)と組み合わせると、授業でのやり取りがよりスムーズになります。

Errori tipici
日本人が間違えやすいポイント

⚠ Attenzione!

「分かった振り」はしない。 授業中に「分かりましたか?」と聞かれて、実はよく分かっていないのに Sì, ho capito. と答えてしまう生徒がとても多いです。先生を困らせたくない気持ちはわかりますが、これでは上達が遅くなるだけです。Non ho capito bene.(あまりよく分かりませんでした) と正直に伝えてください。先生は喜んで説明し直してくれます。

「Lei」と「lei」の区別。 Posso farLe una domanda?Le は大文字です。敬称の Lei(あなた)を示します。小文字の lei だと「彼女」になってしまいます。書く際は注意しましょう。

「Qual è」のスペル。 Qual è la differenza?Qual にはアポストロフィをつけません。Qual’è と書くのはよくあるミスです。正しくは Qual è(スペースで区切る)です。

今回のフレーズを実際の会話で確認してみてください。イタリア語学校で起こりそうな場面です。

💬 In classe , 授業中

👨🏻 Alessandro: Bene, cominciamo. Aprite il libro a pagina venti, per favore.
(では始めます。本の20ページを開いてください)

👩🏻 Emi: Posso farti una domanda?
(質問してもいいですか?)

👨🏻 Alessandro: Certo! Dimmi pure.
(もちろんです!どうぞ)

👩🏻 Emi: Cosa vuol dire “cominciamo”?
(「cominciamo」はどういう意味ですか?)

👨🏻 Alessandro: Vuol dire “iniziamo”… cioè, はじめましょう! Avete capito?
(「始めます」という意味です。つまり、はじめましょう!分かりましたか?)

👩🏻 Emi: Sì, ho capito! Grazie mille.
(はい、分かりました!ありがとうございます)

👨🏻 Alessandro: Brava! Allora, come si scrive “pagina”?
(よくできました!では、「pagina」はどう書きますか?)

👩🏻 Emi: Ehm… p-a-g-i-n-a?
(えーと… p-a-g-i-n-a?)

👨🏻 Alessandro: Esatto! Perfetto.
(その通り!完璧です)

🎯 Mini-sfida: 次の状況でどのフレーズを使いますか?

1. 先生がホワイトボードを消そうとしているが、まだ書き終わっていない
2. 「lavagna」という単語の意味が分からない
3. 「l’articolo」の発音が分からない
4. 「bello」と「bel」の違いを知りたい

答え: 1. Aspetti un momento, per favore. / 2. Cosa vuol dire “lavagna”? / 3. Come si pronuncia “l’articolo”? / 4. Qual è la differenza tra “bello” e “bel”?

今回は全13種類のイタリア語授業フレーズを音声付きで紹介しました。先生が使う表現も生徒が使う表現も、繰り返し聞いてしっかり耳に入れておいてください。これらのフレーズを知っているだけで、最初のレッスンへの緊張がずっと和らぎます。

レッスンに入る前にイタリア語の挨拶と自己紹介も練習しておくとよいでしょう。また、命令形(imperativo)と補語代名詞の組み合わせを学ぶと先生のフレーズをより深く理解できます。さらに上を目指す方はイタリア語を効果的に学ぶ7つの方法も参考にしてください。

先生から Brava! Bravo! と言ってもらえる日を楽しみに、コツコツと練習していきますね。



Dante-Learning

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イタリア語授業フレーズはどこで使えますか?

オンラインレッスン(ZoomやSkype)でも対面の語学学校でも、イタリア語の直接法の授業ならどこでも使えます。先生に質問するときや理解できなかったときに、今回紹介したフレーズをすぐに使ってみてください。

イタリア語の直接法とは何ですか?

直接法(metodo diretto)とは、授業をすべてイタリア語で行う教授法のことです。母国語(日本語)を使わず、イタリア語だけで説明・会話をすることで、自然な言語感覚が身につきます。dante-learningのレッスンもこの方式を採用しています。

「Posso farti una domanda?」と「Posso farLe una domanda?」の違いは?

前者はtu(親称)を使った表現で、先生と親しくなったときや打ち解けた雰囲気のレッスンで使います。後者はLei(敬称)を使ったより丁寧な表現です。大文字の「Le」に注意してください。イタリア語のレッスンでは多くの先生がtuで話しかけてくれるので、前者で大丈夫なことがほとんどです。

「Giusto」と「Esatto」の使い分けはありますか?

どちらも「正解!」という意味ですが、Giusto(ジュスト)は「正しい」という形容詞的なニュアンス、Esatto(エザット)は「ぴったりその通り」という感じで、答えが完全に正確なときに使われます。どちらを言われても「正解だった」と思って大丈夫です。

「Capito」だけで「分かった」という意味になりますか?

口語ではCapito? / Capito!(分かった?/分かった!)と短く言うことがあります。ただしより正確には Ho capito.(分かりました)と主語と助動詞を加えた形が丁寧です。先生から聞かれたら、Sì, ho capito. / No, non ho capito. のどちらかで答えるのが自然です。

イタリア語授業フレーズを覚えるコツはありますか?

まずよく使うものから5つ選んで集中的に練習してみてください。Avete capito? / Ho capito. / Cosa vuol dire? / Come si dice? / Posso farti una domanda? この5つを覚えれば、レッスンの大部分に対応できます。音声ファイルを何度も聞いてイントネーションも一緒に覚えると効果的です。


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