イタリアでも日本でも年始年末は忙しい時期。イタリアには日本のように大掃除なんてものはありませんがイタリアのマンマは食事の準備で大忙し。イタリアと日本の文化の違いを共有できる役立つイタリア語を紹介します。
あっという間に師走。そして新年を迎える。イタリアも日本も新年を迎えるということは特別なこと。日本では新年を迎えるため年末は大掃除でいつも以上に忙しい。一方普段から家の中はキレイに掃除をしているせいかイタリアでは大晦日に大掃除なんてものはない。しかし家の真の大黒柱・マンマは大忙し。それはクリスマス、そして大晦日の晩餐会(cenone)の準備で忙しいから。
クリスマスの定番料理はトルテッリーニの入ったスープ(Tortellini in Brodo)やラザニア、ローストチキン、ウナギ料理など。トルテッリーニのスープはcappone(去勢した雄鶏)から出汁を取る。ロースト用のチキンとスープ出汁用のチキンを分けているのもさすが食の大国、イタリア。
そして大晦日の定番料理はlenticchie(レンズ豆)とzampone(ザンポーネ)という豚足ソーセージ料理。zamponeはcotechinoとも呼ばれかなりコッテリした料理。寒い冬を乗り切るにふさわしい料理。一方レンズ豆はお金の象徴でありレンズ豆を食べることによって金運UPを祈願します。
イタリア好きの私達にとってイタリアではどんな年始年末を過ごすのか気になるもの。そして彼らにとっても日本人がどんな年始年末を過ごすのか気になるものです。イタリア人の知り合いが出来たら、年始年末にイタリアに滞在していたらやはり皆「日本ではどんな正月を過ごすの?」という質問が出てくるでしょう。今回はお正月の行事の中から「初詣」に関する紹介をイタリア語で見てましょう。
♦HATSUMODE 初詣♦
Il capodanno è un giorno importante per i giapponesi. Per celebrare l’anno nuovo, tanti giapponesi visitano i templi shintoisti o i templi buddisti e pregano per fare avverare i loro desideri. Questa tradizione si chiama ” HATSUMODE 初詣”. La maggior parte dei visitatori vanno al tempio dalla notte di San Silvestro fino al 7 gennario.
Ormai quasi tutti i giapponesi indossano i vestiti occidentali, come gli italiani, ma durante la visita di HATSUMODE, tante persone indossano il KIMONO.
Nel tempio si può comprare un bigliettino con una predizione divina (un oracolo ). Il bigliettino si chiama ” OMIKUJI お神籤” . La gente lo compra per predire la fortuna o la sfortuna nello studio, l’amore o il lavoro. La maggior parte della gente lo compra per divertimento durante il periodo di capodanno. Però, se sul bigliettino c’è scritto che l’anno prossimo porterà sfortuna, qualcuno ci rimane male.
Ma non vi preoccupate! In genere i messaggi nei bigliettini portano sia fortuna sia sfortuna, ma chi ha preso un bigliettino sfortunato, può legarlo al ramo di un albero o può lasciarlo in una scatola apposita e ritentare la fortuna.
お正月は日本人にとって重要な日。新年を祝うため多くの日本人が神社や寺院を参拝します。お正月の特別な参拝を”初詣”といい、大晦日の夜~1月7日までに行います。
現在では殆どの日本人がイタリア人と同じような洋服を普段身につけていますが初詣の時は多くの日本人が着物を来て参拝に出かけます。
寺社では”お神籤”というもの吉凶を占うために引くクジを購入することができます。人々は将来に起こる勉強運や恋愛運、仕事運などの占いをお正月の娯楽として行いますが、やはり凶がでるとちょっと気分が落ち込みます。
もしも凶が出ても大丈夫! 吉凶のクジは持ち帰るものですが、凶のクジを引いてしまった人は寺社にある木の枝に結んだりや指定された場所にこのお神籤を置いていけば凶から守ってくれるといわれています。