in più と in meno 完全ガイド|余分と不足を表す副詞句 (B1)

🔍 ひとことで言うと。イタリア語のin più(余分に・追加で)とin meno(少なく・足りなく)は、数や量の差を表す便利な副詞句です。「Ho preso un caffè in più, vuoi?(コーヒーを余分に取ったよ、いる?)」「Sono arrivati due ospiti in meno del previsto.(予想より2人少なくお客が来た)」のように使います。さらにin piùには「さらに・おまけに」, in menoには「〜より少なく」というニュアンスもあります。B1・伊検3級から準2級にかけて頻出する日常表現で、買い物, 数えごと, 仕事の場面で毎日のように使います。


in più と in meno の基本
余分・追加・不足を表す

朝のカフェで友達に「Ho preso un caffè in più, vuoi?」と言われたら, 「コーヒーを余分に取ったよ、いる?」という意味です。家族で夕食の準備をしているときに「Abbiamo due forchette in meno per gli ospiti.」と言ったら、「お客様用のフォークが2本足りない」という意味になります。in più(イン・ピウ)は「余分に・追加で・余計に」を, in meno(イン・メーノ)は「少なく・足りなく・不足して」を表す便利な副詞句です。

仕組みはシンプルです。前置詞 in と比較級 più(より多く)または meno(より少なく)を組み合わせます。文中の位置は柔軟で, 名詞のあと(「Ho preso un caffè in più」), 数字の後(「Due ospiti in meno」), または独立して(「In più, c’era pioggia.」)と置けます。日本語の「余分に」「少なく」「さらに」「足りなく」のいくつもの意味を一つの表現で覆える, とても効率的な表現です。日常会話の頻出表現で, B1の段階で身につけたい必須スキルです。

in più の3つの用法
余分, 追加, おまけ

in più の意味は文脈で三つに分かれます。第一は余分・余計。「Abbiamo cucinato troppa pasta: due porzioni in più!(パスタを作りすぎた: 2人前余分!)」のように、必要以上の量を指します。第二は追加・もっと。「Vorrei un cuscino in più, per favore.(クッションをもう一つ追加でお願いします)」のように、追加で求める量を指します。第三はさらに・おまけにとして独立して使うときです。「In più, c’era anche pioggia.(さらに、雨まで降っていた)」のように、文頭で「さらに加えて」というニュアンスを伝えます。

もう一つ便利な用法がper di piùです。「さらに加えて」「おまけに」を強調する形で、文頭に置きます。「Era stanco; per di più aveva mal di testa.(彼は疲れていた。おまけに頭痛もしていた)」のように、状況がさらに悪くなったり良くなったりすることを伝えます。文章で複数の情報をつなげるのに便利な表現で、エッセイや手紙でよく使われます。日常会話でも知っておくと、自然な言い回しができるようになります。

  • Ho cucinato due porzioni in più, vuoi pranzare con me?
    2人前余分に作ったよ、一緒に昼食する?
  • Vorrei un cuscino in più per la stanza degli ospiti.
    客室用にクッションをもう一つ追加でお願いします。
  • In più, oggi ho avuto un complimento dal capo.
    さらに、今日上司から褒められた。
  • Era già tardi; per di più stava per piovere.
    もう遅かった。おまけに雨が降りそうだった。

in meno の使い方
不足と「より少なく」

in meno は「少なく・不足して・足りなく」を表します。料理に必要な調味料が足りないとき, 招待客が予定より少なかったとき, 予算が想定より少なかったときに使います。「Mancano due bicchieri in meno per gli ospiti.(お客様用のグラスが2つ足りない)」「Quest’anno abbiamo cinquemila euro in meno nel budget.(今年の予算は5000ユーロ少ない)」のように使います。否定的なニュアンスを伝えるのに便利な表現です。

比較の場面でも頻出します。「Ho dormito due ore in meno rispetto a ieri.(昨日より2時間少なく寝た)」「Sakura ha mangiato un piatto in meno di me.(サクラは私より1品少なく食べた)」のように、二つの数や量を比べるときに「〜より少なく」を表します。差を強調する効果があるので、健康記録、家計簿、業績報告でとても便利です。「より多く」を強調するなら in più、差を「より少なく」で示すなら in meno と覚えると整理しやすくなります。

  • Ci sono tre studenti in meno oggi in classe.
    今日教室には3人少なく生徒がいる。
  • Ho perso due chili in meno con la nuova dieta.
    新しいダイエットで2キロ減らした。
  • Abbiamo cinquanta euro in meno nel conto bancario.
    銀行口座に50ユーロ少ない。
  • Marco è arrivato due minuti in meno di me al traguardo.
    マルコは私より2分速くゴールに着いた。

数の比較で使うとき
差を表す便利な表現

in più と in meno は比較表現で活躍します。数 + nome + in più/in meno の形で「〜が余分に・〜が足りなく」を表します。「Cinque turisti in più rispetto a luglio.(7月より観光客が5人多い)」「Tre studenti in meno rispetto all’anno scorso.(去年より生徒が3人少ない)」のように、二つの数を比べるときに使います。「rispetto a」(〜と比べて)と組み合わせると、比較の対象が明確になります。

パーセントや数値の比較でも頻出です。「Quest’anno il fatturato è cresciuto del cinque per cento in più rispetto al precedente.(今年の売上は前年より5パーセント増加した)」「L’inflazione è scesa del due per cento in meno.(インフレ率は2パーセント低下した)」のように、ビジネスレポートやニュース記事でも頻繁に登場します。日常会話でも家計の話、健康の話、子供の成長を語るときに便利です。

  • Quest’anno cinque studenti in più si sono iscritti al corso.
    今年は5人多く生徒がコースに登録した。
  • Le esportazioni sono cresciute del dieci per cento in più rispetto al 2024.
    輸出は2024年比10パーセント増加した。
  • Ci sono due passeggeri in meno sul treno oggi.
    今日列車には2人少ない乗客がいる。

日常で使う15例文
家庭, 仕事, 健康

  • Ho preparato due piatti in più per la cena di domenica.
    日曜の夕食用に2品余分に作った。
  • Ci sono tre studenti in meno nel mio corso quest’anno.
    今年は私のコースに3人少なく生徒がいる。
  • Vorrei un caffè in più, grazie.
    もう一杯コーヒーをお願いします。
  • Abbiamo cento euro in meno per le vacanze quest’estate.
    今年の夏の休暇には100ユーロ少ない予算だ。
  • Sakura ha dormito un’ora in più di me stanotte.
    サクラは昨夜私より1時間多く寝た。
  • Marco ha guadagnato cinquecento euro in più con il bonus.
    マルコはボーナスで500ユーロ余分に稼いだ。
  • Era stanco; in più aveva preso la pioggia tornando a casa.
    疲れていた。さらに帰り道で雨に降られた。
  • Ci sono due ospiti in più alla festa, ma c’è cibo per tutti.
    パーティーに2人余分にお客が来たが、みんなの食事はある。
  • L’esame ha avuto cinque domande in più del previsto.
    試験は予定より5問多かった。
  • Il treno è arrivato dieci minuti in meno del solito.
    列車はいつもより10分早く着いた。
  • Ho perso tre chili in meno con la dieta mediterranea.
    地中海食で3キロ減らした。
  • Per di più, il film era anche in lingua originale.
    おまけに、映画はオリジナル言語上映だった。
  • Vogliono uno studente in più nella prossima edizione.
    次回はもう1人多く生徒を迎えたい。
  • Il negozio ha venduto duecento articoli in più rispetto a Natale scorso.
    店は前回のクリスマスより200個多く商品を売った。
  • Ho speso venti euro in meno del previsto al supermercato.
    スーパーで予定より20ユーロ少なく使った。

ビジネスシーンでの使い方
レポートと予算の表現

ビジネスレポートや財務分析では in più と in meno が客観的な数値の比較を支えます。「Quest’anno il fatturato è cresciuto del cinque per cento in più rispetto al 2024.(今年の売上は2024年比5パーセント増加した)」「Le spese operative sono diminuite dell’otto per cento in meno nel terzo trimestre.(第3四半期の経費は8パーセント減少した)」のような表現は, 月次・四半期・年次のレポートで頻出します。客観的な数値の差を強調するための便利な道具です。

採用や人事の場面でも使います。「Abbiamo assunto due ingegneri in più rispetto allo scorso anno.(昨年より2人多くエンジニアを採用した)」「I dipendenti sono cinque in meno dopo le dimissioni.(退職後、従業員は5人少ない)」のように, 組織の規模変動を伝えます。ビジネスメールや会議の議事録でも自然に使える表現です。B1の段階でこの種の表現を覚えておくと, 仕事の場面で自信を持って話せるようになります。

  • Il prodotto ha venduto duecento copie in più del previsto.
    商品は予定より200個多く売れた。
  • Quest’anno abbiamo quindici clienti in meno.
    今年は15人少ないクライアントだ。
  • I costi di produzione sono cresciuti del tre per cento in più rispetto al 2024.
    生産コストは2024年比3パーセント増加した。

旅行先での使い方
ホテル, レストラン, 観光

イタリア旅行では in più と in meno が日々の会話で活躍します。ホテルのチェックインで「Vorrei un cuscino in più, per favore.(クッションをもう一つ追加でお願いします)」, レストランで「Possiamo avere due bicchieri in più per i bambini?(子供用にグラスを2つ追加でもらえますか?)」, ガイドツアーで「Siamo due persone in meno oggi, qualcuno non è arrivato.(今日は2人少ないんです, 誰かが来なかった)」のように。観光案内所, レンタカー会社, タクシーでも便利な表現です。

イタリア人とのカフェの席でも頻出です。「Ho ordinato un caffè in più, ne vuoi?(コーヒーを一杯多く頼んだ, 飲む?)」「C’è una pasta in più nel cestino, è per te.(カゴにパスタが余分にある, あなたに)」のような温かい会話で出てきます。日本人がイタリアの市場で買い物するときも「Mi può dare due pomodori in più?(トマトを2つ余分にくれませんか?)」と聞けば、お店の人と親しくなれます。日常会話の宝箱のような表現です。

  • Vorrei una camera con un letto in più, per favore.
    もう一台ベッドが追加された部屋をお願いします。
  • Per la cena di domani siamo tre in meno, posso disdire?
    明日の夕食は3人少ないんですが、キャンセルできますか?
  • Vorrei due chili di pomodori in più, oggi cucino la salsa.
    トマトを2キロ余分にお願いします、今日はソースを作るので。

慣用句と固定表現
覚えておきたい10のフレーズ

in più と in meno を含む慣用句や固定表現を10個まとめました。日常会話, ビジネス, ニュースのあらゆる場面で頻出します。

表現意味
in più余分に, 追加でun caffè in più
in meno少なく, 足りなくtre studenti in meno
per di piùおまけに, さらにPer di più, pioveva.
niente in piùそれ以上は何もVorrei un caffè, niente in più.
niente in menoそれ以下は何もVoglio dieci euro, niente in meno.
più o meno大体, おおよそSono più o meno cento.
uno in più, uno in meno多くても少なくてもUno in più, uno in meno, va bene.
chi più chi meno誰が多いか少ないかChi più chi meno, tutti hanno contribuito.
in più o in meno多いか少ないかQuanti pomodori, più o meno?
tanto in piùぐっと多くMille euro in più di quanto pensavo.

これらの慣用句は日常的な数や量を語る場面で頻出します。「Più o meno alle otto」(だいたい8時)「Chi più chi meno, abbiamo tutti contribuito」(誰が多いか少ないかは別として, みんな貢献した)「Uno in più, uno in meno, non fa differenza」(一つ多くても少なくても変わらない)のような決まり文句は, 会話の流れをなめらかにするのに便利です。覚えて使うと、イタリア人らしい自然な口調が身につきます。

数字と組み合わせるとき
正確な差を表現する

正確な差を表現したいときは数字と組み合わせます。「cinque euro in più」(5ユーロ多く)「tre giorni in meno」(3日少なく)「dieci minuti in più」(10分多く)「cinquanta chilometri in meno(50キロ少なく)」のように。家計簿、健康管理、仕事のスケジュール、旅行計画の話で頻繁に使います。日常会話で数字を使うクセをつけると、自然なイタリア語が話せるようになります。

パーセントを使うときも便利です。「il dieci per cento in più」(10パーセント多く)「il cinque per cento in meno」(5パーセント少なく)。これはビジネスレポート、ニュース、財務分析の定番です。「Il fatturato è salito del dieci per cento in più rispetto al 2024.(売上は2024年比10パーセント増加した)」のように使います。経済記事を読むときに必ず出会う表現なので、B1の段階で押さえておくと一気にニュース読解の力が上がります。

  • Marco ha guadagnato il quindici per cento in più quest’anno.
    マルコは今年15パーセント多く稼いだ。
  • Il treno è arrivato cinque minuti in più del solito.
    列車はいつもより5分多くかかった。
  • Abbiamo cento chilometri in meno da percorrere.
    あと100キロ少なく走ればいい。

日本人がつまずくポイント
三つの落とし穴

日本語話者が in più と in meno でつまずく主な理由は三つです。一つ目は, 比較する基準がないと意味が曖昧になること。「rispetto a」(〜と比べて), 「del previsto」(予定より), 「di me」(私より)のような基準語を一緒に使うと意味が明確になります。二つ目は, 数字と名詞の順番。「due piatti in più」(2品余分に)が正解で、「due in più piatti」は誤りです。数字 + 名詞 + in più/in meno の順番です。三つ目は, 文末か文頭か。in più は文末でも文頭でも自然です。「Era stanco, in più aveva fame」も「In più, era stanco」も両方OK。in meno は通常名詞のあとに置きます。

パドヴァの市場で、ダイキがイタリア人のおばあさんエレナと買い物しています。in piùin meno が頻繁に出てくる場面です。

👱🏻‍♂️ Daiki: Elena, ho comprato tre chili di pomodori al mercato.
エレナ、市場でトマトを3キロ買ったよ。

👩🏼‍🦰 Elena: Bene! Sono due chili in più di quanto serve per stasera. Ne useremo metà per la salsa.
いいわ!今夜必要な分より2キロ多い。半分はソースに使うわ。

👱🏻‍♂️ Daiki: Ho speso anche dieci euro in più rispetto alla settimana scorsa.
先週より10ユーロ多く使った。

👩🏼‍🦰 Elena: I prezzi salgono. Però i pomodori erano in offerta: due euro in meno al chilo.
物価が上がってるからね。でもトマトはセール中だった: 1キロあたり2ユーロ少ない。

👱🏻‍♂️ Daiki: Perfetto. Allora possiamo invitare due ospiti in più alla cena.
完璧。じゃあ夕食に2人余分にお客を招待できる。

👩🏼‍🦰 Elena: Solo se hanno due bicchieri in più nello scaffale. Controlla, per favore.
棚にグラスが2つ余分にあるなら、ね。確認して。

👱🏻‍♂️ Daiki: Vediamo… no, ce ne sono due in meno. Devo lavare quelli usati.
見てみる… ううん、2つ少ない。使ったのを洗わないと。

👩🏼‍🦰 Elena: Va bene. In più, posso preparare un dolce.
いいわ。さらに、私はデザートを作れる。

🎯 ミニチャレンジ
mini sfida

🎯 ミニチャレンジ。かっこに in più または in meno を入れて文を完成させてください。

  1. Ho preparato due porzioni ___, vuoi cenare con noi?
  2. Ci sono tre studenti ___ oggi in classe.
  3. Quest’anno abbiamo cento euro ___ nel budget.
  4. Sakura ha dormito due ore ___ di me ieri sera.
  5. L’esame ha avuto cinque domande ___ del previsto.
👉 答えを見る

1. in più(余分に)
2. in meno(少なく)
3. in meno(少なく / 不足)
4. in più(多く)
5. in più(多く – 予定より)

クイズ
quiz

理解できたか、クイズで確認しましょう。

(クイズ準備中)


よくある質問
Domande frequenti

in più と in meno について、日本人学習者からよく寄せられる質問をまとめました。

in più と in meno はどう使い分けますか?

in più は「余分に・追加で・多く」を、in meno は「少なく・足りなく」を表します。数や量が多いか少ないかで選びます。「Due piatti in più」(2品余分)と「Due piatti in meno」(2品足りない)のように。さらに in più には文頭で「さらに、おまけに」のニュアンスもあります。

per di più とは?

per di più は「さらに加えて」「おまけに」を強調する形で、文頭に置きます。「Era stanco; per di più aveva mal di testa」(疲れていた。おまけに頭痛もしていた)のように、状況が積み重なっていくときに使います。in più を強める形と考えるとわかりやすいです。手紙やエッセイで頻出します。

rispetto a と組み合わせる必要はありますか?

必須ではないですが、比較する基準を明確にしたいときに使います。「Cinque turisti in più rispetto a luglio」(7月より観光客が5人多い)のように、何と比べているのかを示すと意味が明確になります。基準が文脈で明らかなら省略できます。「Ci sono tre studenti in meno」(学生が3人少ない)のように。

in più と di più の違いは?

in più は「余分に・追加で」を表す副詞句です。di più は「もっと、より多く」を表します。「Mangia di più」(もっと食べて)と「Mangiare un piatto in più」(1品余分に食べる)のように、di più は量や程度の比較、in più は具体的な「余分」を表します。意味が近いですが、使い方が違うので区別しましょう。

数字と名詞の順番は?

数字 + 名詞 + in più/in meno の順番が標準です。「Due piatti in più」「Tre studenti in meno」のように。「Due in più piatti」は誤りです。数字が前、in più/in meno は名詞のあとと覚えましょう。

試験(伊検3級・準2級)に出ますか?

はい、頻出します。穴埋め問題で in più と in meno を選ぶ問題、書き換え問題、ビジネスレポートの作文で活躍します。日常的に短い文を作って練習しておくと、確実に得点できます。


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