Il Duomo di Milano -ミラノ大聖堂(外部編)
ロンバルディア州の州都であるミラノには完成歳月約500年のミラノ大聖堂があります。世界最大のゴシック様式のこの大聖堂はミラネーゼの誇りでもあり世界中の観光客に愛されています。
ミラノの中心地にありシンボルとなっているミラノ大聖堂 ( il Duomo di Milano). このゴシック様式の大聖堂の着工は1386年当時のミラノの領主 ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの命令によって始まりました。
豪華で圧倒的な存在感のあるファサードや全ての尖塔が完成するまで約500年。全長158メートル、幅93メートル(ミラノ大聖堂を上から見ると十字架のような型になっています。この幅とは十字架の横にクロスしている長さのことをいっています)そして高さは108.5メートルあります。総床面積は11700㎡あり最大で4万人を収容できる大きさです。ミラノ大聖堂はヨーロッパで4番目に大きい聖堂でありイタリア半島に存在する聖堂としてはバチカン市国のサン・ピエトロ寺院に継ぎ2番目の大きさを誇ります。
この素晴らしいゴシック様式の大聖堂のピンクの大理石はミラノの北西にあるマジョーレ湖の近くにあるCangoglia(カンドレア)という採石場から運ばれてきました。
長い年月をかけて作られた大聖堂には135本の尖塔と3400体の彫像(内部・外部合わせて)がぎっしりと装飾されています。
最も高い所に凛として輝きを放ちミラノの町を守っているのがMadonnina(マドンニーナ: 意味は“小さな聖母”)です。地上からは小さく見えるこのMadonninaの身長は4.16メートルあり、1774年12月30日に一番高い位置にある尖塔に置かれました。1960年代には老朽化のためMadonninaの骨組みが交換されました。ミラノ大聖堂にエレベーターまたは階段で登ることができ(有料、階段のほうが安い)素晴らしい彫刻とMadonninaをちょっと近くで堪能することができます。