先立未来-futuro anteriore-

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先立未来-futuro anteriore-は直説法・複合時制のひとつです。これから起こる未来の出来事を完了した過去として表現する先立未来を勉強しましょう。

先立未来は少し妙な感じがする叙法です。未来なのに過去を表現するとは一体・・・しかし単純未来の用法がよくわかるようになれば先立未来の不思議に思える用法も理解できるようになるでしょう。
参考書によっては先立未来を前未来といっていることがありますが同じ叙法でfuturo anterioreのことをいっています。それでは先立未来がどのような構文をとるのか見てみましょう。

◆未来先立の作り方◆

先立未来は助動詞の単純未来(futuro semplice)と過去分詞(participio passato)を組み合わせて作ります。

  1. 【avere + 過去分詞】   (例; L’anno prossimo a maggio avrò finito l’università. 来年の5月には大学を終業する。〔5月には終業済みであり動作は完了されている〕)

  2. 【essere + 過去分詞】 (例; Maria sarà andata al cinema.  マリアは多分映画に行ったのだろう)
※助動詞にavere又はessereのどちらをとるかは近過去(passato prossimo)のときに説明したルールと同じです。近過去のブログを参照してください。
※未来形の不規則活用動詞については単純未来のブログを参照してください。

◆先立未来の活用表◆FUTURO-ANTERIORE

 

それでは次にどのようなときに先立未来を使うのかを見ていきましょう。
◆先立未来の用法◆

  1. これから起こる未来の出来事を完了した過去として表現するとき
  2. 疑い・不確かさを表現するとき
  3. 過去の出来事への推定・推測
  4. 過去の出来事への算定

例文を見てみましょう。

  1. Tra un mese saremo partiti per le vacanze. 1月後には私達は旅立っているでしょう。

  2. Giulio sarà uscito.  ジュリオは出かけたのだろう。

  3. Ho mal di pancia. Avrò mangiato troppo. お腹が痛い。多分食べすぎたのだろう。

  4. Questa macchina sarà costata 40.000 euro. この車は4万ユーロしただろう。(既に購入された後に算定)

 

いかがでしたか、先立未来。もっと詳しくしっかり習得したい!という方は是非dante-learningのメンバーになって経験豊かなイタリア人先生にわからないところを聞いてみましょう。

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イタリアのテーブルマナー

正しいテーブルマナーはその国の食文化を楽しむ上でとても大切なこと。音声付の今回のブログでテーブルマナーに関連する色々な語句を学びましょう。


テーブルマナーに関連した語句とその発音に焦点を当てました。食器類や食卓用金物、調味料入れなどの語句に加え味覚に関する語句を学びましょう。音声テキストを聞いて正しい発音をマスターしましょう。

Apparecchiare la tavola – 食卓の準備をする


  1. la tovaglia
  2. il tovagliolo
  3. il piatto piano
  4. il piatto fondo
  5. il piattino
  6. l’insalatiera
  7. la zuppiera
  1. テーブルクロス
  2. ナプキン
  3. 平皿/ディナー皿
  4. 深皿/スープ皿
  5. 小皿/デザート皿
  6. サラダ・ボール
  7. (蓋付きの)スープ入れ

イタリアのレストランではテーブルクロス tovaglia とナプキン tovaglioli はきっちりとアイロンがけされています。リストランテ Ristoranti では通常白色のテーブルクロスが使われ、少しカジュアルなトラットリア torattorie やオステリア osterie では多種多様な色や柄が使われていることが多いです。

プリモ・ピアット(第一の皿)とセコンド・ピアット(第二の皿)が用意されパスタやリゾットなどのプリモ・ピアットをいただいた後、肉料理や魚料理などをセコンド・ピアットとしていただきます。

※ 日本ではラーメンやそばを食べるときに少しの音をたてることは決して行儀の悪いことではありません。ただイタリアではスパゲッティやスープを食べるときにすすったりズルズル音をたてたりするのはマナーが悪くなってしまします。またスープをたいあげるときに皿を持ち上げて頂くのも行儀が悪い行為になります。最後までスプーンで頂きましょう。

Tazze e bicchieri – カップとグラス


  1. il bicchiere
  2. la tazza
  3. la tazzina
  4. la brocca
  5. la bottiglia
  1. グラス
  2. カップ
  3. 小さなカップ
  4. ピッチャー/ 水差し

通常少なくとも2つのグラスが用意されています。小さいグラスはワイン用、大きい方は水用のグラスになります。場合によっては白ワイン用と赤ワイン用の2種類のワイン用グラスが置かれているリストランテもあります。

夕飯後の楽しみでもあり習慣でもある食後のエスプレッソは小さめのエスプレッソ用カップに入れて運ばれてきます。 多くの外国人はイタリアに来て前菜、プリモ、セコンド・・・と食べ終わった後にカプチーノを注文します。食後のカプチーノはイタリア人にとってはとても奇妙なことのひとつなのですが知っていましたか?カプチーノは朝食のときに頂くもので食後ではないからです。 ただ飲みたい場合は選択するのはあなたの自由、存分にイタリアを楽しんでください。

Condimento ecc. – 調味料入れ など


  1. la saliera
  2. la pepaiola
  3. l’oliera
  4. l’ampolla dell’aceto
  5. gli stuzzicadente
  1. 塩入れ
  2. 胡椒入れ
  3. オリーブオイル入れ
  4. ビネガー入れ
  5. 爪楊枝

condimentoの意味は”調味料、ドレッシング”。上記の単語は調味料を入れる容器の単語を紹介していますがそれぞれの調味料自体は ” sale (塩)”、” pepe (胡椒)”、” olio d’oliva (オリーブオイル)”、”aceto (ビネガー)”といいます。これらの調味料はサラダや温野菜に使われるものです。ビネガー(酢)には色々と種類がありaceto di mela (リンゴ酢)、aceto di vino bianco(白ワインビネガー)、aceto di vino rosso(赤ワインビネガー)、aceto di melograno(ザクロ酢)などがあります。


イタリアの爪楊枝の名前は何故か”SAMURAI” ,”KIMONO” や “TOKYO” といった日本関連のネーミングばかりです。

Le posate – 食卓用金物


  1. il coltello
  2. la forchetta
  3. il cucchiaio
  4. il cucchiaino
  5. la forchettina
  1. ナイフ
  2. フォーク
  3. スプーン
  4. ティースプーン
  5. デザート用フォーク

ナイフとスプーンは座って右側、フォークは左側に置かれています。場所に寄っては “posate” をひとまとめに置いていることもありますが大体食事が変わる毎に新しいナイフやフォークが運ばれてきます。

Il gusto – 味覚


  1. dolce
  2. amaro
  3. salato
  4. aspro
  1. 甘い
  2. 苦い
  3. しょっぱい/塩辛い
  4. 酸っぱい/酸味のある

上記の単語の他、piccante (辛い), agrodolce (甘酸っぱい), saporito又はgustoso (美味しい/風味の良い), insipido (無味の/味気ない), fruttato (フルーティーな), delizioso (美味しい), indigesto (胃もたれする), speziato (スパイシーな), acidulo (酸っぱめの)等の味覚を表現する形容詞があります。

今回のブログが次回のイタリアでの食事で役に立つことを願っております。TwitterやFacebook, Instagramも発信中です。是非フォローしてください。

イタリアのテーブルマナー 


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    ラヴェンナ-Ravenna(後編)

    ラヴェンナ-Ravenna(後編)

    イタリアのエミリア・ロマーニャ州にあるモザイクの町-ラヴェンナ。ビザンチン様式のモザイクがある聖堂や礼拝堂は1500年ほど前のものとは思えないほど綺羅びやかで荘厳な空間を作っています。ユネスコ遺産が8つもあるラヴェンナの魅力・後編をお楽しみください。

     

    かつて西ローマ帝国の首都だったラヴェンナには今でも初期キリスト教時代やビザンチン様式のモザイクが残っています。
    ラヴェンナは8つのユネスコ遺産があり、その他にも見どころスポットが沢山ありますがほとんどが歩いて回れるほどの小ぢんまりとした町。旧市街にはレンタル自転車もおいてありますのでチャリで廻ることもできます。
    それでは後編のお勧めスポットを巡りましょう。

    大司教博物館 ⑤ Museo Arcivescovile 大司教博物館

    ラヴェンナの大聖堂Duomoの直ぐ裏にある博物館。
    この博物館にはラヴェンナの大司教だったマクシミアヌスの素晴らしい象牙の司教座が展示されています。博物館内にもモザイクや彫刻、絵画がありますがこの館内は全て撮影禁止となっています。

    ネオニアーノ洗礼堂

    ⑥ Battistero Neoniano(ネオニアーノ洗礼堂)

    こちらもラヴェンナ大聖堂のすぐ横にある洗礼堂でラヴェンナの遺跡で最も古いもののひとつ。八角形の小さい空間内部一面に5世紀初期モザイクが装飾されています。
    特に天井にある洗礼を受けるキリストとその周りに描かれている12使徒のモザイクが有名です。礼拝堂の真ん中には井戸のようなものがあり、現在はお賽銭箱のように各国のコインが投げ込まれていますがこの地は洗礼堂である前は古代ローマ浴場として使われていました。

    サンタポッリナーレ・NUOVO教会

    ⑦ Basilica di Sant’Apollinale Nuovo(サンタポッリナーレ・ヌオーヴォ聖堂)

    この聖堂は6世紀にゴート族によって建設された教会。外観はとても質素ですが中に入ると祭壇へと続く身廊の壁にはこれまた素晴らしいモザイクがあります。〈キリスト誕生を祝福するために駆けつけた東方三博士〉や〈聖母子〉のモザイクの他、ビザンチン様式の典型的な題材である〈聖母子の元へ向かう聖女22人〉〈キリストも元へ向かう26人の殉教者〉のモザイクなどがあります。

    Mausoleo-di-Teodorico-up

    ⑧ Mausoleo di Teodorico (テオドーリコ王の霊廟)

    テオドーリコ王によって紀元520年に建設された霊廟。こちらは特にモザイクがあるわけではないのですが、直径10メートル、重量300トンあるクーポラはなんとたったひとつの石からできているという。ユネスコ遺産

    サンタポッリナーレ・イン・クラッセ教会

    ⑨ Basilica di Sant’Apollinare in Classe(サンタポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂)

    この聖堂はラヴェンナの旧市街から少し離れているためバスか車でいくしかないがわざわざ足を運ぶ価値のある6世紀初期に建てられた聖堂。祭壇の内陣にはラヴェンナの守護聖人・聖アポッリナーレと羊のモザイクに目を奪われます。聖アポッリナーレの横にいる12頭の羊は12使徒を表し、少し上にいる3頭の羊はペテロ、ヨハネ、ヤコブを表しているそうです。預言者モーゼとエリアに囲まれた大きな十字架の真ん中にはよく見るとキリストの顔が描かれています。

    ラヴェンナの守護聖人聖アポッリナーレの祝日7月23日前後は毎年色々なイベントがあります。小ぢんまりした町ながらもゆっくりとモザイク鑑賞をしたい場合は一日では足りないくらいです。

    前回に引き続き今回紹介したスポットで①②⑤⑥⑦の5つの遺跡はユネスコ遺産でもあり、お得な共通チケット(2013年7月時点で€9.50)で全て入場することができます。この共通チケットは7日間有効なのでラヴェンナをゆっくりと楽しむことができます。ラヴェンナには鉄道FSの駅もあり近隣のボローニャやフェッラーラ、リミニといった町にもアクセスしやすくなっています。
    ラヴェンナのあるエミリア・ロマーニャ州はボローニャ、パルマ、モデナといった食の町が豊富な州で食と文化を満喫できるのでイタリアのお勧めスポットのひとつです。

    ネオニアーノ礼拝堂内部
    ネオニアーノ礼拝堂内部

    Battistero-Neoniano-300x225
    ネオニアーノ礼拝堂内部-天井

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    la notte di San Lorenzo-8月10日 サン・ロレンツォの夜

    la notte di San Lorenzo-8月10日 サン・ロレンツォの夜

    毎年8月10日はサン・ロレンツォ(San Lorenzo)の日。
    日本同様、イタリアでもサン・ロレンツォの日前後には年間三大流星群のひとつであるペルセウス座流星群が出現する。そのため沢山の流れ星が見られる。
    イタリアの夏の空は澄んでいるため多くの場所で綺麗な星空を眺めることができる。

    la notte di San Lorenzo(サン・ロレンツォの夜)やその前後の夜には多くのイタリア人が夜空を見上げ流れ星を見て願い事をする。見た流れ星の数だけ願い事ができるという。
    イタリアではこの願い事を聞いてくれる流れ星はサン・ロレンツォの涙(Lacrime di San Lorenzo)とも言われている。

    彼は3世紀中頃に実在し、258年8月10日にローマで殉教した聖人である。
    サン・ロレンツォはイタリア・トスカーナ州にあるGrosseto(グロッセート)の守護聖人であり、また図書館員、本屋、料理人、お菓子屋、消防士、ガラス工、ステンドグラス職人の守護聖人として崇められている。

    お気づきの方はいるだろうか・・・サン・ロレンツォが見守る職業には”火”に関する職業が多いことを!
    これは彼がローマで火あぶりの刑にされたことに関係がある。また火あぶりの際、真っ黒い炭が使われた。暗黒の中、時々炭から飛び散る火の粉の光は流れ星になぞられているともいわれている。彼の苦しみ、そして人々への想いが涙となり彼の命日、夏の夜に輝き人々を今尚も見守るという。

    たまには夜空を見上げ、自分のためにそして愛する家族のために願い事をしてみては★

    • 星 stella
    • 流れ星 stella cadente
    • 流星群 Sciame meteorico
    • 月 luna
    • 新月 luna nuova
    • 満月 luna piena

    Grosseto-mare-300x225 Grosseto-Pino-300x225 トスカーナ州のGrossetoからほど近い海岸Marina di Grosseto。夏場はたくさんの人で賑わう。海沿いには松林が多くみられ日陰に入るとホッとする。松の香は清々しく暑さを和らげてくれる。

    ラヴェンナ-Ravenna(前編)

    ラヴェンナ-Ravenna(前編)

    イタリアのエミリア・ロマーニャ州にあるモザイクの町-ラヴェンナ。アドリア海に近いラヴェンナは紀元5世紀始めに西ローマ帝国の首都となりその後東ゴート王国や東ローマ帝国の支配下の中、素晴らしいビザンチン文化が花開きました。

     

    モザイクの町として有名なラヴェンナ。初期キリスト教時代やビザンチン様式のモザイクは1500年程前のものとは思えないほど綺羅びやかであまりの美しさに圧倒されてしまいます。これら5~6世紀に建設された初期キリスト教建築物群はユネスコ遺産に登録されその数は8つもあります。
    そしてdante-learningのロゴにもあるイタリアの大詩人ダンテ・アリギエーリが晩年を過ごし亡くなった町でもあります。
    ほとんどの見どころスポットが歩いて回れます。早速お勧めスポットを幾つか紹介します。

    San-Vitale-up ① Basilica di San Vitale(サン・ヴィターレ聖堂)

    初期キリスト教建築の重要建築物のひとつでマクシミアヌス司教によって6世紀に建設されました。
    聖堂は八角形という変わった形。数字の8は“キリストの復活”という意味あるので神秘的な感じがします。

    レンガ造りで形こそ変わっていますが外観だけだと質素な印象を受けます。そんな外観とは裏腹に中はビザンチン様式のモザイクが綺羅びやかに私達を迎えてくれます。
    主祭壇天井部に描かれているキリストには髭がありません。初期キリスト教では髭なしのキリストが描かれることがあったそうです。豪華な金のモザイクにも感動することでしょう。
    そして両脇にはビザンチン帝王であった〈ユスティニアヌス1世と重臣達のモザイク〉と〈皇妃テオドラと侍従のモザイク〉があります。真ん中の茶色っぽい服を纏ったユスティニアヌス1世(イタリア語読みではジュスティニアーノ Giustiniano I)の右隣りで十字架を持ったのがマクシミアヌス司教です。
    床にも小鳥や花をモチーフにしたモザイクがあるのでお見逃しなく。

    Mausoleo-di-Galla-Placidia(-up ② Mausoleo di Galla Placidia(ガッラ・プラチーディア霊廟)

    サン・ヴィターレ聖堂を出ると見えてくる小さな霊廟がガッラ・プラチーディア霊廟。プラチーディアは西ローマ皇帝の母であり、娘であり、妻でもあった人物で彼女が5世紀に自身の墓として建設させたものです。 十字の形をした内部の3方面には石棺があり皇帝一族が眠っています。この霊廟もまた外観はシンプルですが中は素晴らしいモザイクが一面に広がっています。特に入って直ぐの天井に広がる美しい濃紺のモザイクは現代においてもモダンな色とデザインで驚かされます。

    Domus-dei-tappeti-di-pietra-up ③ Domus dei tappeti di pietra(ドムス・デイ・タッペーティ・ディ・ピエトラ

    Sant’Eufemia教会の地下にある床モザイク。6世紀のモザイクは1993年この地に駐車場を作ろうとしたところ偶然発見されたもの。
    綺羅びやかなモザイクではないものの計算しつくされた幾何学模様と植物のモザイクなどはさすがモザイクの町だと実感できます。Domus dei tappeti di pietraはアドリアーナ門(Porta Adriana)の近くにあります。入場料は大人€4.00

    tomba-di-dante-up ④ Tomba di Dante(ダンテの墓)

    「神曲」のイタリアの大詩人ダンテ・アリギエーリはフィレンツェから追放された後、ラヴェンナに移住しこの地で亡くなりました。ダンテの墓の周辺は“zona del silenzio(静寂の場)と言われモザイクで飾られた標識があります。この標識に限らずラヴェンナの道標識の多くはモザイクが装飾されており道を探すのも楽しくなります。

    今回紹介した①②はラヴェンナの聖堂や礼拝堂を効率よく回れる共通入場券(2013年7月現在7日間有効で€9.50)に含まれています。

    san-vitale-正面-up San-Vitale-内部-up Mausoleo-di-Galla-Placidia-da-porta-up

    zona-del-silenzio-up
    番外編~ラヴェンナのあるエミリア・ロマーニャ州はpiadina(ピアディーナ)というピタパンのような郷土料理があります。簡単に食事を済ませたい時などにお勧め。簡単に・・・とはいえせっかくイタリア、その地方オリジナルの食事をしたいと思うのは決して欲張りではありません。 お勧めはポルケッタ(焼き豚)をはさんだピアディーナということで頂きました。美味しかったです。

    piadina-up

    ラヴェンナ-後編もありますので楽しみに待っていてください。

    dante-learningではオンラインイタリア語レッスンを行っています。家に居ながらイタリア留学気分でライブレッスンができます。トライアルレッスンもありますのでどうぞご利用ください。

    イタリア語で『いくつかの~』『何か』~ 不定形容詞・不定代名詞

    イタリア語で『いくつかの~』『何か』~ 不定形容詞・不定代名詞

    イタリア語で『いくつかの~』『何か』

    不定形容詞・不定代名詞

    Aggettivi e Pronomi Indefiniti


    不定形容詞は『いくつかの~』『各~』といったように不特定のものの数量や程度を表現します。不定代名詞は『誰でも』や『何か』といった不特定な人や物を指す場合に使われます。


    不定形容詞 (Aggettivi indefiniti) と不定代名詞 (Pronomi indefiniti) について今回は勉強したいと思います。

    不定形容詞はある数量や程度を表す形容詞です。また文章の構造によってはこの不定形容詞は不定代名詞としても働きます。日本語で難しく“不定形容詞・不定代名詞”と考えるよりも例文を見ていった方がわかりやすいと思います。

    1. Molte bellissime città italiane sono in Toscana.
      イタリアの美しい多くの町はトスカーナ州にある。
    2. Ci sono delle bellissime città italiane. Molte sono in Toscana.
      イタリアの美しい町が色々ある。その多く(の町)はトスカーナ州にある。

    最初の例文の”molto”は形容詞としての働きがあります。”molto”の意味は”たくさんの、多くの”という意味です。不定形容詞も修飾する名詞の性と数によって語尾が変化します。
    この”molto”が修飾する名詞はcittà(女性名詞・複数形)なので語尾が -e になり”molte”となります。

    次に二番目の例文を見てみましょう。この場合の”molte”は前の分〈 Ci sono delle bellissime città italiane〉のdelle bellissime città italianeを受けています。この場合の”molte( città)”は不定代名詞の働きをしています。不定代名詞”molto”も不定形容詞の時と同じ指し示す名詞の性と数によって語尾が変化します。


    • 不定形容詞には上記例文の molto など通常の形容詞と同じように修飾する名詞の性と数によって語尾変化するものの他にogni などのように常に同じ形を保つ不定形容詞があります。
      形が不変の不定形容詞 にはogni, qualche, qualunque/ qualsiasi などがあります。
    • nessuno,  ciascuno , molto, tanto, poco….など不定形容詞の中には不定代名詞としての役割をするものがある。
    • 数量を示す不定形容詞はイメージとしてカウントできるものを修飾。程度・質量を表す不定形容詞はイメージとしてカウントできないものを修飾。

    ★ NESSUNO

    nessuno 「誰も、ひとりも~ない」「何ひとつ~ない」 

    nessunoを使った文章で否定文を作るとき、nessuno と 否定の副詞 non を同時に使っても二重否定にはならない。単数名詞を修飾する。

    • Non c’è nessuno. 誰もいない。
    • Non lo farei per nessun motivo.  そんなことはどんなことがあっても絶対しないだろう。
    • Nessuna delle mie amiche.   誰一人として私の女友達ではない
    • Non ce n’è per nessuno.  誰一人としていない(例えば私より優れた人が誰一人としていない等を表現するとき)
    • Nessuna pietà    慈悲の一つもない
    • Nessun altro lo ha fatto.  他の誰もそれをしなかった。
    • Nessuno mi può giudicare – 誰も私を裁くことはできない。


    ★ CIASCUNO

    ciascuno 「それぞれの」「各~」「個々の」「各自」 

    単数の名詞を修飾する。

    • Ciascun impiegato è stato chiamato dal presidente. 各社員は社長に呼び出された。
    • Ciascuno fa quello che vuole. それぞれ好きなことをする。
    • Un po’ per ciascuno  各自少しだけ
    • Ciascuno di noi  vuole vincere.  私達のそれぞれが勝ちたいと思っている。


    ★ OGNI

    Ogni「どの~も」「全ての」「毎~」  

    ogniは単数形のみで不変化

    • a ogni costo  どんなことをしても、どんな犠牲を払っても
    • ad ogni età  あらゆる年齢の
    • ogni giorno 毎日
    • ogni mezz’ora  30分毎に
    • in ogni caso  いずれにしても
    • in ogni direzione  どの方角も
    • in ogni luogo  どこにでも
    • ogni tanto  ときどき


    ★ QUALUNQUE と QUALSIASI

    Qualunque/ Qualsiasi 「どんな~でも」「いかなる~でも」「ありふれた」 

    修飾する名詞は単数形で不変化。

    • in qualsiasi momento  いかなるときでも
    • a qualsiasi prezzo どんな値段でも
    • in qualunque modo  何がなんでも、なんとしてでも
    • in qualsiasi occasione   どんな機会も、いつでも
    • uomo qualunque  ありふれた男性
    • gente qualunque  ありふれた人

    修飾する名詞の前に”qualunque” が置かれると「どんな~でも」「いかなる~でも」 修飾する名詞の後に”qualunque” が置かれると「ありふれた」「並みの」


    ★ QUALCHE

    Qualche 「いくらかの」「何らかの」「幾人かの」

    単数の名詞を修飾するが意味的には複数。不変化。”qualche”と”cosa”を合わせたら不定代名詞の”qualcosa”

    • Ho qualche amico in America. アメリカに何人かの友人がいる。
    • Hai qualche cosa in frigorifero? 冷蔵庫に何かある?
    • Andiamo da qualche parte? どこかにいこうよ。
    • Ce la faremo in qualche modo. 何とかしてできるよ。


    ★ ALCUNO

    alcuno  「いくつかの」「幾人かの」「何人か」

    “alcuno”は “nessuno”の肯定文に相当します。”alcuno”を否定の副詞”non”と共に使うと否定文となり”nessuno”の意味に相当するようになります。”alcuno”は修飾する名詞、または指し示すものによって語尾が変化します。 “alcuni” “alcune”の複数形は特に「数人」や「数個」といったような少数を表現するときに使います。

    • Non ho visto alcuna bella ragazza a Londra=Non ho visto nessuna bella ragazza a Londra. ロンドンでは一人も綺麗な女性を見なかった。
    • Non c’era alcun gatto in cortile. 中庭に猫は一匹もいなかった。
    • Ho invitato alcuni amici alla festa. パーティーに何人かの友人を招待した。
    • Alcuni hanno detto delle bugie. 何人かは嘘をついた。
    • Conosco alcune città italiane.  イタリアの町を幾つか知っています。


    ★ CERTO

    Certo  「ある種の」「いくらかの」「ある程度の」「いくつかのもの/人」

    複数を示す場合は語尾変化し”certi” “certe”という形になる。alcuno に類似。

    • Certe volte vorrei cambiare città. ある程度は町を変えたい。
    • Ti presenterò certi amici 君に何人かの友人を紹介します。
    • Volevo parlarti di una certa cosa 君にあることを話したかった。
    • Ho una certa sensazione. ある種の感覚がある。

    修飾する名詞の前に置かれて「ある」「いくらかの」 修飾する名詞の後に置かれると「確実な」「確かな」という意味になる。

    • Domani concluderò un certo affare. 明日はある仕事をやり終える。
    • Domani concluderò un affare certo. 明日は確信している仕事をやり終える。


    ★ MOLTO

    molto  「たくさんの」「多量の」「たくさんのもの/人」

    数量の多いこと。zucchero(砂糖)といったようなカウントできないものの場合は molto , moltaが使われる。
    カウントできるものには molti、molteを使う。

    • C’è molto traffico in città.    町はたくさんの渋滞がある。
    • Hai speso molti soldi oggi. (君は)今日はたくさんお金を使った。
    • Compreremo molta carne per il barbecue. バーベキュー用に大量のお肉を買おう。
    • Molte mie amiche non vogliono sposarsi. 私の多くの女友達は結婚したがらない。
    • Molti non dicono ciò che pensano veramente.         多くの人は本当に思っていることを口にしない。


    ★ TROPPO

    troppo  「過度の」「多すぎる」「多すぎる数/量」

    troppo と troppa はカウントできないものの量が多すぎることを表現し troppi と troppe はカウントできるものの量が多すぎることを表現する。

    • Ho bevuto troppo vino. ワインを飲み過ぎた。
    • Ci sono troppi libri qua. ここには本がありすぎる。
    • C’è troppa gente. 人が多すぎる。
    • Hai detto troppe bugie.  君は嘘をつき過ぎた。
    • C’era tanta gente alla festa?   パーティーにはたくさん人がいた?
      -Tanta… anzi troppa. - たくさん(の人達)、というより多すぎ(の人達)だった。


    ★ TANTO

    tanto 「たくさんの」「多量の」「多くの人々/もの」

    molto と同じ

    • C’è tanto traffico in città.   町には多くのの渋滞がある。
    • Ci vuole tanta pazienza per imparare l’italiano. イタリア語を習得するには多くの忍耐が必要だ。
    • Luigi non ha tanti amici. ルイジにはあまり多くの友人がいない。
    • Kaori ha comprato tante scarpe a Milano. カオリはたくさんの靴をミラノで購入した。
    • Tanti pensano che quella notizia non sia vera. 多くの人はあのニュースは本当ではないと思っている。


    ★ PARECCHIO

    parecchio  「かなりの多くの」「相当な量の」「かなりの人々」「多量のもの」

    • Ieri c’era parecchio vento.  昨日はかなりの風があった。
    • La macchina nuova mi è costata parecchi soldi. 新車にはかなりのお金がかかった。
    • Ci vuole parecchia pazienza con te! 君には相当な忍耐が必要だね!
    • Sono stato in Giappone parecchie volte. 日本にはかなりの回数行ったことがある。


    ★ POCO

    poco 「少しの」「ほとんどない」「わずかな人/もの」

    • Ho poco tempo. 少しの時間しかありません。
    • Carlo ha poca voglia di studiare. カルラは勉強する気がほとんどない。
    • Ho guadagnato pochi soldi. わずかなお金を稼いだ。
    • Paolo è una persona di poche parole. パオロはほとんど話さない人だ。


    ★ TUTTO

    tutto 「全ての」「全部の」「全部」

    • Ho letto tutto il libro velocemente. その本全てを物凄い勢いで読み終えた。
    • Maria ha passato tutta la vita a Roma. マリアは全人生をローマで過ごした。
    • Ho finito tutti i soldi. 全財産尽き果てた。
    • Tutte le mie amiche hanno un marito. 私の女友達皆、旦那さんがいる。


    ★ ALTRO

    altro  「別の」「もうひとつの」「別の人/もの」

    • Vorrei un altro lavoro 他の仕事がしたい。
    • C’è ancora dell’altra birra? もう一杯ビールはありますか?
    • Dove sono andati gli altri? 他の人達はどこに行ったの?
    • Mi servono delle altre scarpe 別の靴が必要です。


    上記の不定形容詞は不定代名詞としての用法もありますが qualcosa, qualcuno, chiunque, nulla, nienteは不定代名詞としてのみ使います。

    ☆ QUALCOSA

    qualcosa 「何か」「ある物」 

    不特定のものを指す代名詞。上記のqualche と cosa を組み合わせたもの。【qualcosa +前置詞 da +動詞の原形】や【qualcosa +前置詞 di +形容詞】という形で使われることも多い。

    • Hai detto qualcosa? 何か言った?
    • Vorrei qualcosa da mangiare. 何か食べたい。
    • Per favore, lascia qualcosa anche a me! お願いだから私にも何か残して!
    • Vorrei bere qualcosa di fresco. 何か冷たい物が飲みたい。


    ☆ QUALCUNO

    qualcuno 「誰か」「何人か」「いくつか」

    “nessuno”の対義語にあたります。

    • Qualcuno ha bussato alla porta. 誰かドアを叩いた。
    • Ho chiamato qualcuno per riparare la macchina. 車の修理のため人を呼んだ。
    • Viene qualcun altro alla festa? No, nessuno. パーティーには他にも誰か来るの?-いいえ、誰も来ないよ。
    • Hai delle sigarette? Sì, ne è rimasta qualcuna タバコある?-うん、いくつか残っている。


    ☆ CHIUNQUE

    chiunque  「誰でも」 

    不特定な人。

    • Chiunque può fare il tuo lavoro. 誰でも君の仕事はできる。
    • Non posso dare confidenza a chiunque.   誰も信用できない。
    • Chiunque sia, la pagherà! 誰であったとしても償え!


    ☆ NULLA と NIENTE

    nulla / niente 「何も~ない」

    nulla も nienteも同じ意味。否定の副詞”non”と共に使っても二重否定にならないのは nessuno と同じ。

    • Non ho visto niente 私は何も見なかった。
    • Non c’è niente di nuovo. 何も新しいことはない。
    • Stefano non conta niente. ステーファノは役に立たない。
    • Scusa ma non posso farci nulla ごめん、でも何もできないや。


    補足として語尾が -uno で終わる不定形容詞(例えば nessuno, qualcuno など)は通常の男性名詞を修飾するときは語尾が-un(nessun, qualcun 等) に変わります。一方修飾する男性名詞が z, gn, pn, s+子音で始まるものを修飾するときはそのままの形をとどめます。例えば nessuno zaino, gnomo, pneumatico, scandalo.

    今回は色々と単語がでてきましたね。テレビを見たりラジオ聞いたりするとこれらの不定形容詞や不定代名詞はよく出てきます。是非dante-learningのメンバーになってこれらの語句を使いこなせるようになってください。Skype又はZoomでオンラインレッスンを行っています。

    それでは復習としてこのブログのエクササイズクイズをお楽しみください。


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    フォトクレジット – Guido Reni – Il ratto di Elena (1631)

    トリナクリア-Trinacria-シチリアのシンボル

     Trinacria-トリナクリア

    地中海に浮かぶ太陽の島、シチリア。シチリアを訪れると必ず目にする人の顔から3本の足が螺旋状に飛び出すオブジェを見かけます。これはトリナクリアといい、その昔シチリアはトリナキエという別名でも呼ばれておりこれが語源となっています。
    異文化が入り混じり独特の文化を繁栄させたシチリアのシンボルをご紹介します。


    花弁で装飾されたシチリア州旗
    花弁で装飾されたシチリア州旗

    イタリア国土はおおまかに本島であるイタリア半島、シチリア島そしてサルデーニャ島から成ります。イタリアにはたくさん世界遺産があり、またそれ以外にも魅力あふれる都市がたくさんあるため最初の旅行でシチリア島まで足を伸ばせる人はあまり多くはないでしょう。イタリアの国土はブーツの形に例えられますがシチリア島はまるでイタリア本島がサッカーボールを蹴りあげているような感じで地中海に浮かんでいます。

    シチリア島、つまりシチリア州(25,711㎢)は20州あるイタリアの中で最も大きな州(regione)でありイタリア国土全体の8.4%を占めます。どのくらい大きかというと日本の九州と四国の中間ぐらいの大きさといえば少しイメージがつきやすいかもしれません。ついでにいうと日本で一番大きな都道府県といえば北海道。北海道の面積は83,450 km²であり九州全体の2倍の大きさがあります。シチリア州はイタリアで最も大きいとはいえ北海道の30%の大きさなのです。

    trinacria--collana

    さて日本ではシチリアのイメージといえばやはりあのゴッドファーザーでお馴染みのマフィア、燦々と照りつける太陽とレモンなどが挙げられるでしょう。あなたはシチリアと聞いてどんなものを思い浮かびますか?
    もう少しシチリアに関して情報がある人はきっと活火山であるエトナ山、アグリジェントにあるギリシャ神殿、カンノーロといったシチリア独特のお菓子が思い浮かぶことでしょう。

    そして今回のトピックであるシチリアのシンボルは旅行ガイドを見たり町を歩いたりするとよく目にする“真ん中に顔があり、そこから3本の足が飛び出している絵柄”-トリナクリア-。シチリアの町やお土産屋さんに行くと必ずといってあるこのマーク △ 。トリナクリアはシチリアの州旗にも描かれています。そのデザインは黄色と赤のバックグラウンドの真ん中にトリナクリア。黄色はパレルモの町、赤色はコルレオーネの町を象徴しています。これは1282年フランスとの戦いの際、フランスの攻撃を跳ね返した最初の町がパレルモ、そしてその次がコルレオーネだったことがこの黄色と赤の背景にあります。

    その昔シチリアには古代種族であるシクリ人とシカーニ人が住んでいたことからシケリア島と呼ばれていました。これが後にシチリアという呼び名になったのです。一方でシケニア島は三角形の地形を持つことから“Thrinakie トリナキエ”という別名も持っていました。これがトリナクリアの語源です。そしてトリナキエ、つまりトリナクリアとは古代ギリシャ語で「3本の岬」という意味なのです。確かに! シチリアの地形を見ると三角形の形をしておりこの名前がついたのも納得ができます。この3本の岬はリリベオ岬(マルサーラの近く)、ペローロ岬(メッシーナの近く)、パキーノ岬(シラクーザから南下したところ)を指します。

    トリナクリアの真ん中にある顔はギリシャ神話で出てくるメドゥーサの顔。メドゥーサといえば映画3Dの「タイタンの戦い」で出てきた怪物で毒蛇の頭髪を持ち、見たものを石に変えてしまうという恐ろしい怪物です。怪物である彼女はもともと女神だったともいわれ、メドゥーサはギリシャ語で「支配する女王」という意味になります。 ではなぜギリシャ神話のメドゥーサがシチリアに関係するのか若干不思議な気もしますが、シチリアは地理的条件よりギリシャ、古代ローマ、アラブ、ノルマンなど様々な民族から侵略を受け文化が影響したからこのようなシンボルが生まれたようです。

    シチリアを代表するお菓子cannolo
    シチリアを代表するお菓子cannolo
    サボテンの実 fichi d’india
    お土産にもうれしいテラコッタ

    一方でトリナクリアの真ん中にある顔は豊穣の神であるバール(il dio Baal)とも言われ3本の足は春・夏・冬を示すという説、はたまたトリナクリアのらせん状に伸びた3本の足がアフリカ・中近東・アジアを示すという説や膝から折り曲げられた白い足はギリシャのスパルタ戦士の権力を示すという説など色々とあります。 シチリアを訪れたらシチリア人に是非ともトリナクリアは何を示しているのか聞いてみてください。今まで聞いたことがなかった説が聞けるかもしれません。

    様々な文化が融合したシチリアはイタリア本土とは違った面を持っています。今回はトリナクリアにスポットを当てましたが町の風景、遺跡、そして食文化、方言・・・。どれをとっても独自の文化を持っており興味が尽きません。
    是非とも次回のイタリア旅行のプランにシチリアを入れてみませんか?


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      中世の祭り-Il Castello di San Martino della Vanezaより

      中世の祭り-Il Castello di San Martino della Vanezaより

      世界的にも有名なのがトスカーナ州・シエナのカンポ広場で行われる競馬のパーリオ(palio)。しかしパーリオはシエナだけではなくイタリアの各地でパーリオが開催され、その多くは中世時代を再現した衣装を纏い競馬や弓矢などの競技がコムーネ(地区)毎に競われます。
      パーリオ祭では競技のほか、中世時代を再現したショーや屋台が並び誰もが中世時代にタイムスリップした気分になれます。

      今回紹介する中世の祭りはヴェネト州のパドヴァ県にあるチェルヴァレーゼ・サンタ・クローチェ(Cervarese Santa Croce)にあるお城・il castello di San Martino della Vanezaで行われたパーリオ祭でのもの。中世の城周囲で行われた祭りは14世紀城主であったNicolò da Carraraと彼の率いた軍隊に捧げるものです。

      cena-dentro-castello piadini armi 城内-modify Padova-vs-Venezia

      Bacchiglione 川(ヴィチェンツア県とパドヴァ県を流れる川)に面するこの城の塔は紀元後1000年には存在しましたが、14世紀初め周りを補強されパドヴァ周辺の重要な要塞として使用されました。現在でも保存状態がよいこの城は中世当時の軍事建築を垣間見ることができます。

      バラ水 近隣の都市国家との戦いが耐えなかったパドヴァ。14世紀にパドヴァ市は兵士としても有能だった北イタリアの重要な貴族であったCarraresi家(又はda Carraraともいう)のNicolò da Carrara(ニコロ・ダ・カッラーラ)に城を譲渡しました。

      今回は2013年7月26日~28日まで行われたパーリオ祭の27日の夜の様子を紹介します。
      城の周囲には中世を再現したテントが並び、中世時代に使われていた武器の展示や陶器や食べ物が売られていました。簡易バールではピアディーナが石窯で焼かれお好みのプロシュットやプロシュット・コットを挟んでビールやワインで夏の夜を楽しむ人々が溢れていました。

      特別に城内の中庭で行われた中世の食事を再現した晩餐会(Banchetto a corte con Nicolò da Carrara)の様子をレポート。この晩餐会は要予約です。大人1人€40ですがフルコース&目の前で繰り広げられるショーの数々を含めた値段としてはかなりお手頃価格といえます。まずはバラ水で手を洗ってから食事開始!中世の時代はフォークやナイフはなかったためスプーンのようなものと手で食事をしていたそうです。

      というわけでフォークやナイフは用意されておらず手が汚れたら紙のナプキンかテーブルクロスで拭いてくださいとのことでした。前菜から始まり2種類のプリモ・ピアット、2種類のセコンド・ピアット、そしてドルチェをいただきました。お肉料理は中世当時の料理保存法と同じようにかなりスパイスと塩の効いたイノシシのシチューやウズラの丸焼きがテーブルに運ばれてきました。

       

      セコンド・ピアットに添えられたパンは白いパン。中世時代、精製された小麦を使って作られる白いパンは貴族のみが許される贅沢だったそうです。

      今回参加したパーリオ祭での晩餐会は小さな町のものですが訪れた人の数はかなりのもの。イタリア人の他、スペインやノルウェーといった海外からも訪問客がある人気イベントです。
      晩餐会が終了する頃、城外ではクライマックスのひとつ、1372年パドヴァ軍とヴェネツィア軍の戦いを再現したショーが広場で行われました。そして真夜中が近づく頃フィナーレの”Incendio del Castello”が観客を楽しませてくれました。これは城が炎に包まれるもの。メインイベントのひとつです。
      真夜中が過ぎても屋台やテントバールでの宴は続きました。

      cena posate+

       

      今回紹介した中世の祭り:XIX Palio dello Sparviero 26/27/28 Luglio 2013

      イタリア語の再帰動詞

      イタリア語の再帰動詞 – verbi riflessivi

      イタリア語の再帰動詞 ( i verbi riflessivi )は『(自分自身に、自分の為に)~する』、『(互いに)~する』というようなある行為が動作を起こしている主格自身に帰ってくる場合に使います。文型は”再帰代名詞+動詞”という形になっています。


      イタリア語の再帰動詞は『(自分自身に、自分の為に)~する』、『(互いに)~する』というようなある行為が動作を起こしている主格自身に帰ってくる場合に使います。文型は”再帰代名詞+動詞”という形になっています。

      今回のブログでは再帰動詞がどのようなものなのか理解するため現在形を中心にみていきましょう。

      普段の行動や状態を表現するのによく再帰動詞は使われます。再帰動詞という文法用語は日本語にはないので難しく感じますが例文を見ていくとわかりやすいです。

      例えば “svegliare (~を起こす)”という動詞に再帰代名詞がつくと ”svegliarsi” となります。”svegliarsi”,つまり『自分自身を起こす →起きる』ということになります。

      • svegliare (他動詞)~を起こす;
        Ti sveglio alle sette.    7時に君を起こす。
      • svegliarsi (再帰動詞)起きる;
        Mi sveglio alle otto. 8時に起きる。

      もう一つ例を見てみましょう。”lavare( ~を洗う)”という動詞に再帰代名詞がつくと ” lavarsi “となります。 ” lavarsi ” は 『自分自身を洗う→体を洗う』ということになります。

      • lavare (他動詞)~を洗う;
        Tu lavi i piatti.  君はお皿を洗う。
      • lavarsi (再帰動詞)体を洗う;
        Ti lavi. 君は(君の)体を洗う。

      ☆ 再帰動詞の現在形活用 ☆

        alzarsi
      起床する
      mettersi
      身を置く
      vestirsi
      服を着る
      io mi alzo mi metto mi vesto
      tu ti alzi ti metti ti vesti
      lui/lei si alza si mette si veste
      noi ci alziamo ci mettiamo ci vestiamo
      voi vi alzate vi mettete vi vestite
      loro si alzano si mettono si vestono

      再帰動詞の現在形活用は主語に合わせた【再帰代名詞】+【現在形の活用】

      再帰動詞がどのような使い方をするのか音声付の例を見てみましょう。再帰動詞は日常生活を描く上でよくでてきます。どのような再帰動詞が日常生活にあるのか下記の音声テキストで確認しましょう。

      Ogni mattina mi sveglio alle 7 e mezza. Dopo la colazione, mi lavo i denti, mi vesto e vado in ufficio con il mio collega Dario. Io e Dario ci conosciamo da dieci anni. Quando arrivo in ufficio, mi siedo e comincio a lavorare.

      毎朝私は7時半に起きます。朝食の後、歯を磨き、洋服を着て同僚のダリオと一緒にオフィスに行きます。ダリオと私は10年来の知り合いです。オフィスに到着すると自分の席につき、仕事を始めます。



      上記の例文の動詞 svegliarsi や lavarsi は再帰動詞の中でも特に本質的再帰動詞 (verbo riflessivo proprio)といいます。再帰動詞にはどんな種類があるのか下記に説明します。


      ★ 再帰動詞の分類 ★

      ☆本質的再帰動詞 (verbi riflessivi propri)


      これは最も基本的な形の再帰動詞で再帰代名詞が動詞の直接目的語の働きをします。動作がその主語自身に帰ってきます。例文にあるような alzarsi(起き上がる), lavarsi(自分の体を洗う), svegliarsi (目が覚める) 等の動詞がこれにあたります。

      • Mia madre si alza alle sei e mezzo.
        私の母は6時半に起床する。
      • Alessia si trucca ogni giorno.
        アレッシアは毎日化粧する。

      ☆表面的再帰動詞 (verbi riflessivi impropri)


      再帰代名詞が間接目的語としての働きを担う再帰動詞のことをいいます。動作は自分自身に帰ってきており「自分の…(体の一部など)を」という意味をなす。
      代表的な動詞は lavarsi le mani(手を洗う), tagliarsi i capelli(髪を切る), farsi la barba(髭を剃る) などがあります。

      • Ci laviamo i denti.
        私達は歯を磨く (ci = 間接目的語としての再帰代名詞であり直接目的語= i denti になります)。
      • Mio marito non si fa la barba ogni giorno.
        私の夫は毎日髭剃りをしない。

      ☆相互的再帰動詞 (verbi riflessivi reciproci)

      “お互いに~する” という意味を持つ再帰動詞で1人ではなく複数で意味をなし動作の対象が互いにある再帰動詞のことをいいます。
      相互的再帰動詞として amarsi(愛し合う), baciarsi(キスをする), abbracciarsi(抱き合う), conoscersi(互いに知っている), guardarsi(互いに見つめ合う), vedersi(会う), salutarsi (挨拶する) などがあります。

      • Marco e Alessia si amano.
        マルコとアレッシアは互いに愛し合っています。
      • Lucia e Stefano si conoscono.
        ルシアとステーファノは互いに知り合いです。

      ☆代名動詞 としての再帰動詞 (verbi riflessivi pronominali)

      再帰代名詞は直接目的語でも間接目的語でもなくあまり意味をなしていません。動詞は自動詞的な働きをします。代表的な代名動詞としての再帰動詞には accorgersi ( 気づく), arrabbiarsi (怒る), dimenticarsi (忘れる), pentirsi (後悔する), preoccuparsi (心配する), vergognarsi (恥じる) …等があり前置詞 di や a を伴うことが多いです。

      • Mi preoccupo per il futuro dei miei figli.
        私は子供たちの将来が心配だ。
      • Mario non si accorge di me.
        マリオはは私に気づかない。
      • Mio padre si innervosisce quando non trova le chiavi.
        私の父はカギが見つからないとイライラする。

      このほか ne や la を含む慣用句的な代名動詞としての再帰動詞もあります。代表的な動詞は andarsene ( 立ち去る),  cavarsela (難関を切り抜ける),  prendersela ( 根に持つ)などがあります。

      • È troppo noioso questo film. Andiamocene subito!
        この映画、とても退屈だ。直ぐに立ち去ろう!
      • Me la cavo da sola.
        私は一人でなんとかできる。
      • Mia nonna se la prende per ogni minima cosa.
        私の祖母は些細なことでも根に持つ。

      上記の4種類の再帰動詞の分類ですがあまり分類自体にとらわれず使いながら身につけていくといいとです。

      ☆上記以外に再帰動詞の用法を紹介します。

      • Mi mangio una mela.
        私がリンゴを食べる。
      • Mi sono comprato una macchina nuova.
        私が自分のために新車を買った。

      上の例文は”Mangio una mela. ” “Ho comprato una macchina nuova. ” ですが、他の誰でもなく“自分が” “自分のために”ということを強調したいときにはこうした再帰動詞の使い方を話し言葉ではします。


      再帰動詞には arrabbiarsi や spaventarsi (恐怖を感じる)…など感情を表現するものがたくさんあります。意味が近い形容詞がありますがちょっとした違いがあります。
      再帰動詞においてはその感情が『怒った』や『恐怖を感じた』というようにその感情が起きた瞬間を表現しています。一方で形容詞は『怒った』『怖い』といった感情や状態がある程度継続しているときに使います。

       
      再帰動詞 (意味) 形容詞 (意味)
      arrabbiarsi 怒る、腹を立てる arrabbiato 怒った、激怒した
      annoiarsi 退屈する annoiato 退屈した、飽きた
      deprimersi 衰退する depresso 落ち込んだ、鬱な
      innervosirsi イライラする、神経質になる nervoso イライラした
      lamentarsi 不平を言う、苦痛でうめく lamentoso 哀れな、痛ましい
      preoccuparsi 心配する、気にかける preoccupato 心配な
      rilassarsi 休息する、リラックスする rilassato リラックスした
      spaventarsi 怖がる spaventato 恐怖に満ちた
       
      • Mi innervosisco quando Internet non funziona bene.
        インターネットがちゃんと接続されないと私はイライラする。
      • Mio figlio è nervoso per l’esame.
        息子はテストで神経質になっている。
      • Mia madre si arrabbia quando non faccio i compiti.
        母は私が宿題をしないと怒る。
      • Sono arrabbiata perché il mio ragazzo non mi ha chiamato.
        彼が電話をくれなかったので私は怒っている。

      ★ 補助動詞 ( dovere, potere, volere )を伴う場合

      dovere や potere, volere といった補助動詞と共に再帰動詞が使われる場合は2通りあります。一つ目は再帰代名詞を補助動詞の後の動詞の原形の語尾にくっつけるもの、二つ目は補助動詞の前に単独で再帰代名詞を置くものです。

      • Domani mi devo svegliare presto.
      • Domani devo svegliarmi presto.
        明日私は早く起きなければならない。
      • Vogliamo riposarci sul divano per adesso.
      • Ci vogliamo riposare sul divano per adesso.
        今は(私達は)ソファーでリラックスしたい。

      参考までに再帰動詞がどのような近過去の形をとるのか簡単にみてみましょう。

      ☆ 再帰動詞の近過去活用 ☆

      svegliarsi 目が覚める nascondersi 隠れる、潜む divertirsi 楽しむ
      io mi sono svegliato/a mi sono nascosto/a mi sono divertito/a
      tu ti sei svegliato/a ti sei nascosto/a ti sei divertito/a
      lui/lei si è svegliato/a si è nascosto/a si è divertito/a
      noi ci siamo svegliati/e ci siamo nascosti/e ci siamo divertiti/e
      voi vi siete svegliati/e vi siete nascosti/e vi siete divertiti/e
      loro si sono svegliati/e si sono nascosti/e si sono divertiti/e
       

      再帰動詞の近過去は 【再帰代名詞】+【助動詞 essereの現在形活用】+【過去分詞】 で構成されます。過去分詞は主語の性と数に一致するので語尾変化をわすれないように。

      再帰動詞の近過去は 【再帰代名詞】+【助動詞 essereの現在形活用】+【過去分詞】 で構成されます。過去分詞は主語の性と数に一致するので語尾変化をわすれないように。

      例文;

      • Mi sono seduta sul divano.
        私(女性)はソファーに座った。
      • Il dottore si è dimenticato di lasciarci il suo numero di telefono.
        医師は私達に電話番号を教えるのを忘れた。
      • Stamattina i miei genitori si sono svegliati tardi e non si sono fatti neanche un caffè.
        今朝両親は遅く起きたのでカフェすらも飲まなかった。
      • Gli sposi si sono scambiati gli anelli.
        新郎新婦は指輪の交換をした。

      代表的なイタリア語の再帰動詞 

      alcuni verbi riflessivi comuni



      • Accomodarsi = 寛ぐ、楽にする
      • Addormentarsi = 眠る、寝入る
      • Alzarsi = 起床する
      • Arrangiarsi = うまく対処する、
      • Arrabbiarsi = 怒る
      • Avviarsi = 向かう、進
      • Avvicinarsi = 近づく
      • Cambiarsi = 着替える、取り換える
      • Divertirsi = 楽しむ
      • Dimenticarsi = 忘れる
      • Fermarsi = 止まる、滞在する
      • Lavarsi = 自分の体を洗う
      • Lamentarsi = 嘆く、不平をいう
      • Preoccuparsi = 心配する
      • Prepararsi = 準備する
      • Radersi = 髭を剃る
      • Riposarsi = 休憩する
      • Sbrigarsi = 急ぐ
      • Scusarsi = 謝る
      • Spogliarsi = 脱ぐ
      • Sentirsi = ~の気分である
      • Tenersi = (自分を)保つ、(…の状態に)いる、掴まる
      • Truccarsi = 化粧する
      • Vestirsi = 洋服を着る

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      フォトクレジット – Ritratto di Madame Juillard in rosso – 1912 Giovanni Boldini 

      条件法過去-condizionale passato-

      イタリア語文法 ≫ -条件法過去-

      条件法には条件法現在(condizionale presente)と条件法過去(condizionale passato)があります。今回は条件法過去についてどのような用法があるのか、また文法構成はどのような形になるのか学びましょう。

      条件法過去-condizionale passato-を始める前にまず条件法現在のブログを先に見ることをお勧めします。
      それでは今回の条件法過去の文章を作るにはどのような形にするのか早速見てみましょう。

      ◆条件法過去の活用表◆

      condizionale-passato-600x275-up

      【avere又はessereの条件法現在+過去分詞】という形です。どちらの助動詞をとるかはいつも通りです。助動詞にavereかessereかどちらをとるかの詳しい説明はブログ〈近過去~その1〉をご参照ください。

      ◆条件法過去の用法◆ 

      基本的に条件法現在の時制が過去に移り変わった・・・という感覚ですが条件法過去としての用法と例文をみていきましょう。

      1. 過去の行動について言及しているが現実にならなかった、または不可能だったこと

      2. 仮定(接続法と共に用いて仮定文を作る) ※ これはまた別のブログで詳しく学びます。

      3. 過去において未確認の事柄の推測・推定

      4. 過去の中の未来

      例文を見ましょう。

      1. – Al ristorante avrei mangiato volentieri del pesce.  レストランに行ったなら魚料理を喜んで食べただろう。→実際は食べなかった。

        – L’avrei chiamato, ma non so il suo numero di telefono. 電話をかけただろうけれども彼の電話番号を知らない。→実際は電話をかけなかった。

      2. – Al ristorante avrei mangiato volentieri del pesce se lo avessero avuto.  もしレストランに魚料理があったならば喜んで食べただろう。→実際にはないので魚料理は食べなかった。

        – Se avessimo finito di lavorare presto, ti avremmo aiutato. もし早く仕事が終わったならば私達は君を助けただろう。 →過去において実現しなかった仮定において現実にならなかった帰結。

      3. Durante la rapina di ieri, i ladri avrebbero rubato 100.000 euro. 昨日の強盗について泥棒はどうやら10万ユーロを強奪したらしい。

      4. Anna ha detto che avrebbe chiamato alle 9, ma sono già le 10.  アンナは9時に電話すると言っていたけれども、もう10時だ。

       

      どうでしたか、今回の条件法過去。復習のためにも条件法現在のブログにもアクセスしてください。色々な叙法があって大変かと思いますが大好きなイタリア語力をアップさせるためにも気長に根気よく続けてください。dante-learningではイタリア人の経験豊かな先生がライブレッスンを行っています。イタリア語をもっと知るためにも、そして忘れないためにもぜひメンバーになって魅力ある活きたイタリア語を始めてください。

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