イタリア語 文語の指示代名詞 完全ガイド|costui colui coloro 5種

costui・colui・coloro は、人だけを指す文語の指示代名詞です。costui / costei / costoro は「この人・この者」を表し、しばしば皮肉や軽蔑のニュアンスを帯びます。colui / colei / colorocheil quale を伴い「〜する人(々)」を表す、格調高い言い方。Treccani によれば、これらは「ほぼ書き言葉の改まった文体でのみ使われ」、話し言葉では lui / lei / loro や quello で置き換えられます。文学やオペラで出会うこれらの指示代名詞を、現代語との対応とともに上級者向けに整理していきます。


I dimostrativi letterari
文語の指示代名詞とは

イタリア語には、人だけを指す特別な指示代名詞があります。それが costui・colui の系列です。Treccani はこれらを「もっぱら改まった書き言葉で使われる代名詞」と位置づけ、話し言葉では lui・lei・loro や quello に置き換えられると説明しています。つまり、これらは日常会話ではなく、文学、評論、法律文書、オペラの台本などで出会う、格調の高い語です。

上級者にとって、これらを自分で多用する必要はありません。しかし、古典文学作品や、オペラのアリアを読むときには頻出します。意味を正確に理解でき、ニュアンス(皮肉・軽蔑・荘重さ)を読み取れることが、C1レベルの読解力に直結します。文学を原文で味わう楽しみも広がります。まずは costui と colui の二つの系列を区別することから始めてください。

文語の指示代名詞は、大きく二つの系列に分けて捉えると整理しやすいです。話し手に近い costui の系列(costui・costei・costoro)と、遠い colui の系列(colui・colei・coloro)。前者は questo、後者は quello に対応する人称形だと考えると、現代語との橋渡しがしやすくなります。まずこの二系列の対比を頭に入れておくと、その後がぐっと楽になります。

  • Chi si cura di costoro?
    誰がこの者たちを気にかけよう?
  • Colui che vedi è mio marito.
    あなたが見ているあの人は私の夫です。
  • Beati coloro che credono.
    信じる者は幸いである。

costui, costei, costoro
「この者」を指す代名詞

costui(男性単数)、costei(女性単数)、costoro(男女複数)は、「この人・この者・こいつ」を表す指示代名詞です。話し手に近い人を指す questo に対応する人称形ですが、現代語では古風・文語的に響きます。重要なのは、しばしば皮肉や軽蔑のニュアンスを帯びることです。「Chi è costui?(こいつは何者だ?)」「Costui è pazzo!(こいつは狂っている!)」のように、距離を置いた、あるいは見下した調子で使われます。

もちろん、常に否定的なわけではなく、単に文体を改まらせるために使われることもあります。法廷の記録や歴史記述で「Costei sostiene che…(この女性は〜と主張している)」のように、中立的に「当該人物」を指すこともあります。しかし会話で costui を使うと、相手を軽んじる響きが出やすいので、上級者は「読んで理解する」用法として押さえ、自分で使うときは慎重に、と心得ておきましょう。

costui の系列は、語源的には「questolui」に由来すると言われます。「この+彼」というわけです。だから「話し手の近くにいる、目の前の人物」を指すのが基本。そこから「いま話題にしている当人」という用法が生まれ、しばしば距離を置いた皮肉な調子を帯びるようになりました。成り立ちを知ると、ニュアンスも腑に落ちます。

複数形 costoro は、集団を距離を置いて指すときに使われ、しばしば批判的です。「Che pretendono costoro?(こいつらは何を求めているのか?)」のように、呆れや敵意を込めて使われることがあります。だからこそ現代の会話で安易に使うと角が立ちます。読むときにこの批判的な含みを感じ取れると、書き手の感情まで読み取れます。

  • Sigfried: chi è costui?
    ジークフリート、こいつは誰だ?
  • Non voglio più vedere costei.
    この女性とはもう会いたくない。
  • L’estrema violenza di costoro.
    この者たちの極端な暴力。

colui, colei, coloro che
「〜する人」を表す関係構文

colui(男性単数)、colei(女性単数)、coloro(男女複数)は、遠くの人を指す quello に対応する文語形です。特に重要なのが、関係代名詞 che や il quale を伴って「〜する人(々)」を表す用法です。「colui che…(〜する人)」「coloro che…(〜する人々)」のように。聖書やことわざ、格言でおなじみの構文で、「Beati coloro che…(〜する者は幸いなり)」が典型です。

costui と違い、colui には皮肉のニュアンスはなく、むしろ荘重さや格式を与えます。現代語では「quello che」や「chi」で置き換えられます。「Colui che cerca, trova.」は「Chi cerca, trova.(探す者は見つける)」と同じ意味で、colui のほうが文学的・厳かな響きです。演説、評論、宗教的な文章で「〜する人々」を格調高く述べたいときに用いられます。

colui の系列で覚えておきたいのは、ほぼ必ず関係代名詞 che(または il quale, di cui)を伴うことです。単独で「colui」とだけ言うことは少なく、「colui che…」「coloro che…」と後ろに説明が続きます。「〜する人」という枠組みごと覚えると、読解でつまずきません。

colei(女性単数)も同じ枠組みで使われます。「colei che amo(私が愛する女性)」のように、che とともに「〜する女性」を表します。男性 colui、女性 colei、複数 coloro と、性と数で形が変わる点を押さえておくと、文中での対応関係が見えやすくなります。

  • Colui che parla è il direttore.
    話しているあの人は館長だ。
  • Coloro che lottano meritano rispetto.
    闘う者たちは敬意に値する。
  • Colei di cui ti parlai è arrivata.
    君に話したあの女性が到着した。

questi e quegli
既出の人物を受ける主語代名詞

文語にはさらに、questiquegli という、まぎらわしい代名詞があります。これらは questoquello の複数形ではなく、男性単数・主語専用の代名詞で、すでに話に出た人物を指します。たとえば「Entrarono il padre e il figlio; questi si sedette in silenzio.(父と息子が入ってきた。後者は黙って座った)」のように、直前に述べた人物(ここでは息子)を受けます。

一般に questi は「後に述べたほう(近い)」、quegli は「先に述べたほう(遠い)」を指し分けます。二人の人物を対比して述べる学術的・文学的な文章で使われる、高度な用法です。現代語では lui や quello で済ませるところを、あえて questi / quegli を使うことで、文章に古典的な品格が生まれます。読解で出会ったら「単数・主語・既出の人物」と思い出してください。

questi と quegli は、現代の書き手でもあえて使うことで文章に古典的な格調を添えます。とはいえ誤読されやすいので、現代の実用文ではまれです。読解で出会ったときに「複数ではなく単数主語」と即座に思い出せれば十分で、自分で多用する必要はありません。文語の指示代名詞のなかでも、とくに上級者向けの語です。

questi は、伝記や評論で二人の人物を交互に論じるときに重宝します。直前に出た人物を受けて話を継ぐので、文の流れを引き締める効果があります。ただし現代の一般的な文章ではほとんど見かけないので、出会ったら「格調を狙った文だ」と受け止めれば十分です。

  • Rivera e Mazzola furono campioni: questi giocava nell’Inter, quegli nel Milan.
    リベラとマッツォーラは名選手だった。後者はインテル、前者はミランでプレーした。

ciò
中性の「このこと」

ciò は、人ではなく事柄を指す中性の指示代名詞で、「このこと・そのこと」を意味します。questo / quello の中性版にあたり、文語に限らず比較的よく使われます。「Ciò non mi piace.(このことは気に入らない)」「Ciò che dici è vero.(君の言うことは本当だ)」のように。とくに ciò che(〜すること・もの)は、quello che と並んでよく用いられます。

ciò は前に述べた内容全体を受けることもできます。「Ha mentito, e ciò mi ha deluso.(彼は嘘をついた、そしてそのことが私を失望させた)」のように、文や状況をまるごと指せるのが便利です。costui や colui よりも日常に近く、書き言葉では頻出するので、上級者は自分でも使いこなせるようにしておくと、文章が引き締まります。

ciò は文語の指示代名詞のなかで、もっとも現代語に近く、日常の書き言葉でも普通に使われます。「perciò(それゆえ)」「con ciò(それによって)」のように、前置詞と結びついた表現も豊富です。人を指す costui/colui とは別系統の、事柄専用の代名詞として押さえておくと整理できます。

ciò を使った決まり文句も覚えておくと便利です。「ciò nondimeno(それにもかかわらず)」「e con ciò?(だから何だ?)」のように、会話でも顔を出します。事柄を指す ciò は人を指す系列より日常に近いので、自分でも積極的に使えるようにしておくと、文章も会話も引き締まります。

  • Ciò che conta è la salute.
    大切なのは健康だ。
  • Non ho detto ciò.
    そんなことは言っていない。

Gli equivalenti moderni
現代語への置き換え

文語の指示代名詞を読むときは、頭の中で現代語に置き換えると理解が早まります。Treccani も具体的な対応を示しています。costei sostiene → lei sostiene(彼女は主張する)、costoro affermano → loro affermano(彼らは断言する)、colui che vedi → quello che vedi(君が見ているあの人)、ciò non mi piace → questo non mi piace(このことは気に入らない)。このように、人称代名詞や quello、questo に置き換えれば、意味がはっきりします。

逆に、自分で改まった文章を書くときは、あえて文語形を選ぶことで品格を添えられます。ただし使いすぎると気取った印象になるので、ここぞという一文で使うのがコツです。読むときは現代語に開いて理解し、書くときは効果を狙って控えめに使う、という二段構えが、上級者の文語との付き合い方です。文学を味わう鍵として、これらの代名詞を少しずつ手なずけておくとよいでしょう。

置き換えの練習を重ねると、文語形を見た瞬間に現代語が浮かぶようになります。すると、古典文学やオペラの台本を読むスピードが上がります。文語の指示代名詞は、いわば古い扉を開ける鍵。使い方を覚えれば、これまで閉ざされていた名作の世界に入っていけます。

文語形と現代形を対にして覚えると、読解と作文の両方に効きます。読むときは文語から現代語へ、書くときは現代語から文語へと双方向に変換できれば、文体を自在に操れます。文語の指示代名詞は、現代語という土台があってこそ正しく扱える、と意識しておくと迷いません。

文語形現代語意味
costeilei彼女
costoroloro彼ら
colui chequello che / chi〜する人
ciòquestoこのこと
  • Colui che tace acconsente. → Chi tace acconsente.
    沈黙する者は同意している。

Proverbi e massime
ことわざと格言の colui・coloro

colui che と coloro che は、ことわざや格言で生き続けています。格言は古い言い回しを保存する器なので、現代では chi で言うところも、由緒ある形では colui che と表現されます。文語の指示代名詞は、こうした決まり文句のなかに今も息づいています。

道徳的・宗教的な格言にとくに多く見られます。「Beati coloro che credono.(信じる者は幸いなり)」「Colui che semina vento raccoglie tempesta.(風を蒔く者は嵐を刈り取る)」のように。荘重な響きが、教えに重みを与えます。意味は「〜する人(々)」とシンプルなので、構文に慣れれば恐れる必要はありません。

こうした格言は丸ごと覚えると、読解でも会話でも役立ちます。引用として一文差し込むだけで、文章に深みが出ます。文語の指示代名詞は、ことわざを入り口にすると親しみやすく、記憶にも残りやすいのです。まずは有名な一つ二つを暗記してみると、構文の感覚がつかめます。

ことわざには、男女両方を含む coloro を使うものが多くあります。性別を限定せず「〜する人々すべて」を指せるからです。普遍的な真理を述べる格言と、性を超えた coloro che の相性のよさが、この構文を長く生き残らせてきた理由の一つでしょう。

  • Beati coloro che credono.
    信じる者は幸いなり。
  • Colui che cerca, trova.
    探す者は見つける。
  • Coloro che osano spesso vincono.
    あえて挑む者は、しばしば勝つ。

Riconoscerli nei testi
読解での見分け方

文章でこれらに出会ったら、まず「人か事柄か」を見ます。人なら costui・colui の系列、事柄なら ciò。次に「近いか遠いか」。話題の中心に近ければ costui・questi、遠ざけるなら colui・quegli。この二つの軸で、ほぼ意味が定まります。

ニュアンスの手がかりは、文脈の感情です。否定的・批判的な文脈なら costui の皮肉、荘重・賛美の文脈なら colui の格式。「e costui osa…(で、こいつが厚かましくも…)」と来れば批判、「coloro che ci hanno preceduto(我々に先んじた人々)」と来れば敬意、と読み分けます。語そのものが感情の色を帯びているわけです。

最後に、現代語に置き換えて確かめます。costei→lei、coloro che→quelli che、ciò→questo。置き換えても文意が通れば、解釈は正しいと判断できます。文語の指示代名詞は、この三段階(人か事か → 遠近 → 現代語化)で確実に読み解けます。手順を決めておくと、初見の古典でも落ち着いて向き合えます。

慣れてくると、これらの語は読解の「速度を上げる装置」になります。costui を見れば批判、colui che を見れば普遍的な主体、と一瞬で見当がつくからです。語の格式を手がかりに文章全体の調子を予測できると、長い古典も息切れせずに読み進められます。

  • e costui osa…
    批判のニュアンス
  • coloro che lottano
    敬意のニュアンス
  • ciò che conta
    事柄を指す

Dove sbagliano i giapponesi
日本人がつまずくポイント

まず注意したいのは、costui を会話で気軽に使うことです。costui には皮肉・軽蔑の響きが出やすいため、ふつうに「あの人」と言いたいだけなら lui や quella persona を使います。文学を読んで覚えた costui をそのまま会話に持ち込むと、相手を見下しているように聞こえかねません。読解用と心得ましょう。

もう一つは、questi・quegli を questo・quello の複数形と取り違えることです。これらは男性単数・主語の代名詞で、「すでに出た人物」を指します。複数の意味はありません。また colui / coloro は必ず人を指し、事柄には ciò を使う、という区別も大切です。「人を指すなら colui、ことを指すなら ciò」と整理しておくと混乱しません。

三つ目は、colui を単独で使おうとすることです。colui はほぼ必ず関係詞とセットで「colui che」の形を取ります。単独の colui は不自然になりがちなので、「colui che+動詞」をひとまとまりとして覚えるのが安全です。後ろに説明が続くのが前提の語だ、と意識しておきましょう。

  • ❌ 会話で Chi è costui?(軽蔑的)→ ✅ Chi è quella persona?
    中立的な「あの人は誰?」
  • questi=これら → ✅ questi=(文語)彼(既出・主語)
    単数・主語専用

Come parlano gli italiani
イタリア人はこう話す

現代のイタリア人は、日常会話で costui や colui をまず使いません。「あの人」は lui・lei、「〜する人」は chi や quello che で済ませます。これらの文語形は、新聞の論説、文学、法律、宗教、オペラといった改まった文脈に限られます。だからこそ、これらを正しく読み取れると、教養ある書き言葉への理解が一段深まります。

ただし、教養あるイタリア人は会話の中で、わざと costui を使って皮肉を効かせることがあります。気に入らない人物を指して「e costui pretende di insegnarci…(で、こいつが我々に教えようというのか…)」のように。古風な語をあえて持ち出すことで、辛辣さやユーモアを演出するのです。聞いて意味とニュアンスがわかれば、イタリア語の奥行きをぐっと楽しめるようになります。

文語の指示代名詞は、現代でも特定のジャンルで生きています。法律文書で「当事者」を指す言い回し、新聞の論説の格調高い一文、宗教的な説教。こうした場面で costui・colui・coloro に出会ったら、書き手が意図的に格式を選んでいる、と読み取れます。語の選択そのものが、文章の調子を物語っているのです。

オペラの台本は、文語の指示代名詞の宝庫です。「Chi è costui?」のような問いかけは、アリアやレチタティーヴォで何度も耳にします。歌詞を理解する楽しみのためにも、これらの語を知っておく価値は大きいです。音楽と言葉が結びつくと、学習のモチベーションも自然と高まります。

  • Coloro che ci hanno preceduto meritano gratitudine.
    我々に先んじた人々は感謝に値する。
  • Ciò che è accaduto resterà nella storia.
    起きたことは歴史に残るだろう。

留学生のハルカが、友人のマッテオとフィレンツェの図書館で、イタリアの古典文学を読みながら文語の代名詞について話しています。

👩🏾 Haruka: Qui il testo usa “costoro”. Significa “loro”?
ここで本文に costoro が出てくる。loro のこと?

👨🏽‍🦱 Matteo: Sì, ma con un tono sprezzante. È un “loro” un po’ sdegnoso.
うん、でも軽蔑的な調子でね。ちょっと見下した「彼ら」なんだ。

👩🏾 Haruka: Capisco. E “colui che”? Lo trovo spesso.
なるほど。じゃあ colui che は?よく出てくるけど。

👨🏽‍🦱 Matteo: Quello è solenne, senza ironia. Vuol dire “chi”, “la persona che”.
それは荘重で、皮肉はないよ。「〜する人」という意味さ。

👩🏾 Haruka: Allora costui è tagliente, colui è nobile. Che lingua ricca!
じゃあ costui は辛辣、colui は気高い。なんて豊かな言語なの!

👨🏽‍🦱 Matteo: E poi c'è “ciò”, per le cose. Tipo “ciò che conta”.
あと、ものごとには ciò があるよ。「大切なこと」みたいに。

👩🏾 Haruka: Quindi: persone con costui o colui, cose con ciò.
つまり、人は costui か colui、ものは ciò ってことね。

👨🏽‍🦱 Matteo: Esatto. Coloro che capiscono questo leggono i classici senza paura!
そのとおり。これが分かる人は、古典を恐れずに読めるよ!

🎯 Mini-sfida
ミニチャレンジ

次の5問、文語の指示代名詞を正しく理解できますか?ニュアンスと現代語との対応に注意して挑戦してみてください。答えは下のトグルで確認できます。

  1. 皮肉を込めて「こいつは誰だ?」:Chi è ___?
  2. 「〜する人々(荘重)」:___ che lottano
  3. すでに出た男性主語を受ける文語形:___(questo の複数ではない)
  4. 「このことは気に入らない」(中性):___ non mi piace.
  5. 現代語で colui che を言い換えると?:___ che / chi
答えを見る / Vedi tutte le risposte

1. costui(皮肉・軽蔑)/2. coloro(coloro che=〜する人々)/3. questi(男性単数・主語・既出)/4. Ciò(中性「このこと」)/5. quello(quello che / chi で置き換え)。ポイント:人=costui/colui、事=ciò、questi/quegli は単数主語。

Quiz
理解度クイズ

(クイズ準備中)

Domande frequenti
よくある質問

文語の指示代名詞 costui・colui・coloro について、C1レベルの学習者からよく寄せられる質問をまとめました。ニュアンスや現代語との対応など、上級者がつまずきやすい点を整理しておきましょう。

costui と colui の違いは何ですか?

costui は「この者」で皮肉や軽蔑を帯びやすく、colui は che を伴って「〜する人」を表す荘重な語です。前者は否定的、後者は格式高い、と覚えると区別できます。

costui は会話で使えますか?

避けるのが無難です。軽蔑的に響きやすいので、中立的に「あの人」と言いたいなら lui や quella persona を使います。文学・評論など改まった文脈の語です。

coloro che はどんな意味ですか?

「〜する人々」という意味です。coloro che lottano(闘う人々)のように、関係代名詞 che を伴います。現代語では quelli che や chi で置き換えられます。

questi は questo の複数形ですか?

いいえ。questi は男性単数・主語専用の文語代名詞で、すでに述べた人物を指します。複数の意味はなく、quegli と対にして二人の人物を指し分けます。

ciò はどんなときに使いますか?

人ではなく事柄を指す中性の代名詞で、「このこと・そのこと」を意味します。ciò che(〜すること)の形や、前の文全体を受ける用法でよく使われます。

伊検1級・準1級に出ますか?

読解で文学的な文章を扱う際に登場します。意味とニュアンス(皮肉・荘重さ)を読み取れることが大切で、現代語への言い換えも理解しておくと有利です。

questi と quegli の見分け方は?

questi は「後に述べたほう(近い)」、quegli は「先に述べたほう(遠い)」を指します。二人を対比する文で使い、どちらも男性単数・主語の文語代名詞です。

colui che を現代語でどう言いますか?

quello che または chi で言い換えます。Colui che tace acconsente は Chi tace acconsente(沈黙する者は同意している)と同じ意味で、colui のほうが荘重な響きです。


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