questi quegli 文語代名詞 完全ガイド|マンゾーニとヴェルガの「彼」 (C1)

🔍 ひとことで言うと。イタリア語のquestiquegli は文学作品に出てくる古典的な代名詞で, 「彼」を意味します。「Questi affermava di non sapere nulla; quegli, invece, sosteneva il contrario.(こちらは何も知らないと主張し、あちらは逆を主張していた)」のような形で, 19世紀から20世紀の文学作品で頻出します。現代会話では使われませんが, 文学を読むうえで知っておきたい重要な代名詞です。C1・伊検準1級から1級にかけて読解で出会う可能性があります。questi(こちらは, 前述者)と quegli(あちらは, 後述者)の区別がポイントです。


questi と quegli の基本
文語的な「彼」

19世紀の古典を原文で読み始めると, こんな表現に出会います。「Il signore era inquieto; questi non sapeva come comportarsi.(その男は落ち着かなかった。こちら(=彼)はどう振る舞えばいいかわからなかった)」。questiが「彼」を意味しています。普通の「lui」「egli」とは違う響きで, やや古典的・文語的な響きがあります。これがquestiquegliの用法です。両方とも男性単数の三人称代名詞で「彼」を意味しますが, 指す対象が違います。

questi と quegli はもともと指示形容詞 questo(この)と quello(あの)の文語的な代名詞形です。questi は「直前に言及された人」を指し, 「これ・こちらの人」のニュアンス。quegli は「以前に言及された人」または「もう一方の人」を指し, 「あの人・あちらの人」のニュアンス。二人の人物が会話に登場するときに, 「こちらは〜, あちらは〜」と区別するのに使います。日本語の「これ」と「あれ」, または「前者は」「後者は」の感覚に近いです。

使用は現代会話では消滅しています。日常会話で「Questi è mio amico, quegli è mio fratello」とは絶対に言いません。代わりに「Lui è mio amico, l’altro è mio fratello」のように。questi と quegli は文学作品の地の文でのみ生き残っており, 古典から現代までの文学作品を原文で読むときに必ず出会います。試験では読解問題で出題されることがあるので, 形と意味を覚えておくとよいでしょう。

questiquegliは, 男性単数の主語を指す文語的代名詞です。すでに話に出た二人の男性を, 「前者・後者」と言い分けるために使います。Treccani も「questi(より頻繁)と quegli は, 男性単数の主語にのみ, すでに言及された人を指して使う」と説明しています。

重要なのは, 形容詞の questi(これらの)や quegli(あれらの)と混同しないことです。文語的代名詞としての questi/quegli は, 複数ではなく男性単数を指します。「questi=後者(直前に言及)」「quegli=前者(先に言及)」という対応を覚えるのが第一歩です。

現代の会話ではほとんど使われず, この文語的代名詞は文学・歴史記述・法律文書に限られます。C1では「読んで, 誰を指すか正確に分かる」ことが目標。古典や歴史書を原文で読むとき, この対応を知っていると, 文中の人物関係を見失いません。

文語的代名詞を学ぶ意義は, 古典や歴史書を原文で深く読めることにあります。現代会話には出てこなくても, 19世紀文学や評論には頻繁に登場します。questi/quegli を正しく読み解けると, 文中の人物関係を見失わず, 作品の理解が一段深まります。C1の読解力を支える, 重要な知識です。

区別のルール
questi = 後者, quegli = 前者

questi と quegli の区別は明確なルールに従います。questi は文中であとに言及された人(=「後者」「これ」)を指します。quegli は文中で先に言及された人(=「前者」「あれ」)を指します。「Marco e Luca arrivarono insieme: questi era stanco, quegli era allegro.(マルコとルカは一緒に着いた。後者(=ルカ)は疲れていて, 前者(=マルコ)は陽気だった)」のように使います。日本語の「前者・後者」の概念とほぼ同じで, 整理しやすいです。

注意したいのは, questi と quegli は変化しないこと。男性単数のみで, 女性形や複数形はありません。女性なら「costei」(こちら、女性), 文語的な「lei」, または「l’una… l’altra」のような表現を使います。複数の人を指すときも questi と quegli は使えず, 「i primi… i secondi」のような表現にします。男性単数の二人を比較するときのみ使う, 非常に限定的な代名詞です。

代名詞指す対象意味
questiあとに言及された男性(後者)これ、こちら、後者
quegli先に言及された男性(前者)あれ、あちら、前者
costuiこちらの男性(やや軽蔑的)こいつ、こちら
costeiこちらの女性こちら(女性)
coluiあちらの男性あちら(男性)
coleiあちらの女性あちら(女性)

区別のルールは, 「questi=後者, quegli=前者」です。直前に言及された人が questi, 先に言及された人が quegli。日本語の「前者・後者」とは順序が逆になる点に注意します。「AとBがいて, questi はB(後者), quegli はA(前者)」という具合です。

この「逆」の感覚が, 文語的代名詞でいちばんつまずきやすいところです。日本語では「前者・後者」と前から数えますが, イタリア語の questi/quegli は「近い・遠い」の感覚で, 直近に出たほうが questi(近い=後者)。位置で覚えると, 混乱しません。

文語的代名詞の questi/quegli は, 主語専用という制約も覚えておきましょう。目的語や前置詞のあとでは使えず, あくまで文の主語として「後者は〜した」「前者は〜した」と用います。この制約を知っておくと, 古典で見かけたときに「主語の人物を指している」と素早く判断できます。

文学作品での例
古典から現代までの用例

古典小説では二人の対立する登場人物を描写するときに questi と quegli が活躍します。「Il nobile trattava col mercante: questi era preoccupato per il suo onore, quegli per il suo affare.(その男は伯爵と取引していた。後者は名誉を心配し、前者は商売を心配していた)」のような対比的な構造で, 二人の人物の心情を簡潔に示します。19世紀の小説では非常に頻出し, 読者は二人の人物を一文で区別できるようになっています。

現代作家でも questi と quegli は残っています。中世を舞台にした歴史小説では, 時代背景を強めるために古典的代名詞が選ばれます。「Il bibliotecario e Adso si guardarono: questi sospettava qualcosa, quegli fingeva indifferenza.(司書とアドソは見つめ合った。後者は何かを疑い、前者は無関心を装っていた)」のように。現代の小説でも見かけることがあります。現代を舞台にした小説では稀ですが, エッセイや評論では今でも生きています。

  • Marco e Luca entrarono insieme: questi era timido, quegli risoluto.
    マルコとルカは一緒に入った。後者は内気で、前者は決然としていた。
  • Due uomini si trovarono di fronte: questi minacciava, quegli pregava.
    二人の男が向かい合った。後者は脅し、前者は祈っていた。
  • L’avvocato e il giudice discutevano: questi voleva chiudere, quegli proseguire.
    弁護士と裁判官は議論していた。後者は終わらせたく、前者は続けたかった。

文学作品では, 文語的代名詞の questi/quegli が二人の人物を簡潔に描き分けます。名前を繰り返さずに「後者は〜, 前者は〜」と対比できるので, 文章が引き締まります。古典小説や評論で, この対句的な表現は格調と明晰さを同時に生みます。

原文で古典を読むとき, questi/quegli に出会ったら, 直前の二人を確認する習慣をつけましょう。questi は近い(後者), quegli は遠い(前者)。この対応を機械的に当てはめれば, 誰を指すかすぐに分かります。文語的代名詞は, 読解の精度を上げる鍵です。

現代では何で置き換えるか
会話と書き言葉の選択肢

現代の会話と書き言葉では questi と quegli を使わず, 別の表現で同じ意味を伝えます。「Lui e l’altro」(彼ともう一方)が日常的, 「il primo e il secondo」(前者と後者)がややフォーマル, 「il primo… il secondo」がビジネス文書や論文の定番です。「Marco e Luca arrivarono: il primo era stanco, il secondo allegro.(マルコとルカが到着した: 前者は疲れていて, 後者は陽気だった)」のように。日本語の「前者・後者」と同じ感覚で使えます。

論文や報告書では「il signor X… il signor Y」のように名前で繰り返すこともあります。法律文書では「la prima parte… la seconda parte」(第一当事者・第二当事者)のような形式的な表現を使います。日常会話なら名前で繰り返すか, 「questo qui… quello là」(こちら・あちら)のような物理的な指示詞を使います。場面に応じた選択肢が豊富にあるので, questi と quegli は文学読解の知識として持っておくだけで十分です。

  • Marco e Luca sono amici: il primo è di Lucca, il secondo di Trento.
    マルコとルカは友達。前者はルッカ出身、後者はトレント出身。
  • Sakura e Marco erano insieme: lei studiava, lui giocava.
    サクラとマルコは一緒だった。彼女は勉強し、彼は遊んでいた。

現代では, この文語的代名詞を何で置き換えるのでしょうか。会話でも書き言葉でも, 「il primo(前者)/ il secondo(後者)」がもっとも一般的です。「il primo è gentile, il secondo severo(前者は優しく、後者は厳しい)」のように, 明快で誤解がありません。

ほかにも, 「quello(あれ=前者)/ questo(これ=後者)」で言い分けることもあります。文語的代名詞の questi/quegli は古風すぎるので, 自分で書くなら il primo / il secondo を選ぶのが安全。読解では questi/quegli を理解し, 産出では現代的な表現を使う, という二段構えが賢明です。

日常で使う10例文
文学的レジスター

  • I due uomini si guardarono: questi tremava, quegli rideva.
    二人の男は見つめ合った。後者は震え、前者は笑っていた。
  • Il professore e l’allievo entrarono: questi era nervoso, quegli sereno.
    教授と弟子が入ってきた。後者は緊張し、前者は穏やかだった。
  • Lui e lei si sposarono: questa pianse, quegli sorrise.
    彼と彼女は結婚した。後者(彼女)は泣き、前者(彼)は微笑んでいた。
  • Garibaldi e Mazzini si incontrarono: questi voleva la repubblica, quegli si batteva per l’unità d’Italia.
    ガリバルディとマッツィーニが出会った。後者は共和制を望み、前者はイタリア統一のために戦った。
  • Il mercante e il viaggiatore parlavano: quegli arrivava da Venezia, questi partiva per Firenze.
    商人と旅人が話していた。前者はヴェネツィアから来て、後者はフィレンツェへ発つところだった。
  • Il vescovo e il priore camminavano in giardino: questi pregava, quegli rifletteva.
    司教と修道院長が庭を歩いていた。後者は祈り、前者は思いをめぐらしていた。
  • L’avvocato e il cliente si guardarono: questi era spaventato, quegli sicuro.
    弁護士とクライアントは見つめ合った。後者は怯え、前者は確信していた。
  • Il padre e il figlio: questi voleva partire, quegli desiderava trattenerlo.
    父と息子。後者は出発したく、前者は引き止めたかった。
  • Il giudice e il testimone: questi mentiva, quegli lo sapeva.
    裁判官と証人。後者は嘘をつき、前者はそれを知っていた。
  • Adso e Guglielmo: questi era esperto, quegli giovane.
    アドソとグリエルモ(『薔薇の名前』)。後者は熟練し、前者は若かった。

例文を読むときは, 「questi=直前の人=後者」「quegli=先の人=前者」を一つずつ確かめると, 文語的代名詞の感覚が定着します。最初は表を見ながらでよいので, 二人のうちどちらを指すかを丁寧に追う。慣れれば, 一瞬で判断できるようになります。

読解の練習として, 二人の人物が出てくる古典の一節を選び, questi/quegli がそれぞれ誰かを書き出してみると効果的です。「先に出たのが quegli(前者), あとに出たのが questi(後者)」と確認する作業を重ねるうちに, この文語的代名詞の対応が体にしみこんでいきます。

歴史的記述での使い方
政治史と伝記での「前者・後者」

イタリアの歴史書では questi と quegli が二人の政治家や歴史的人物を対比的に語るのに使われます。「Cavour e Garibaldi furono protagonisti del Risorgimento: questi combatteva sul campo, quegli negoziava nei salotti.(カヴールとガリバルディはリソルジメントの主役だった。後者は戦場で戦い、前者はサロンで交渉した)」のような表現は、歴史教科書や評論で頻出します。二人の偉人を一文で対比して読者に印象づける効果があります。

伝記作家もこの構文を活用します。「Due autori rappresentano due epoche letterarie: questi il verismo, quegli il romanticismo.(二人の作家は二つの文学時代を代表する。後者は写実主義、前者はロマン主義)」のような対比的な記述は、簡潔で美しい文体を作ります。日本人がイタリア文学史や歴史書を原文で読むときに必ず出会う構文なので、形と意味の関係を一度理解しておくと、読解力が格段に上がります。

  • Mussolini e il Re trattavano: questi cedeva, quegli si imponeva.
    ムッソリーニと国王が交渉していた。後者は譲歩し、前者は押し付けた。
  • I due poeti furono amici: questi scriveva novelle, quegli sonetti.
    二人の詩人は友人だった。後者は短篇を書き、前者はソネットを書いた。

歴史記述や伝記でも, 文語的代名詞は二人の人物を対比するのに使われます。「ある人物とある人物がいて, 後者は〜, 前者は〜」という構文は, 簡潔で美しい文体を作ります。歴史書を原文で読むときに必ず出会う構文なので, 形と意味の関係を一度理解しておくと, 読解力が格段に上がります。

questi/quegli には, 同じ文語的代名詞の仲間がいます。costui(この男), colui(その男・あの男), costei(この女), colei(その女)。これらも古風で, 主に文学や格式ばった文章で使われます。colui che〜(〜する者)のように, 関係代名詞と組み合わさることも多いです。

これらの文語的代名詞を家族として捉えると, 古典の読解がぐっと楽になります。questi/quegli が「前者・後者」を, costui/colui が「この人・その人」を担う。どれも現代会話では稀ですが, 文学や歴史書では今も生きています。まとめて知っておくと, 古い文章への対応力が高まります。

costui, colui との関係
文語的代名詞の仲間たち

questi と quegli は文語的代名詞の小さな家族に属します。同じ家族の他のメンバーを整理しましょう。costui(こちらの男性, やや軽蔑的), costei(こちらの女性), colui(あちらの男性, 中立的), colei(あちらの女性)。これらは古典文学で頻出します。「Costui non aveva mai conosciuto la verità.(こいつは真実を知ったことがなかった)」「Colui che parlava era il prete.(話していた人は神父だった)」のように使います。

complementi(補語)にも形が変わります。costui→costoro(複数), colui→coloro(複数)。「Coloro che credono possono salvarsi.(信じる者は救われうる)」のような格言的な表現で使われます。現代でも宗教的な文章, 法律文書, 詩で生き残っています。questi と quegli, costui と colui のセットを意識的に読書で観察すると, C1 から1級レベルの読解力に厚みが出ます。

  • Costui non sapeva nulla del progetto.
    こいつはプロジェクトのことを何も知らなかった。
  • Colui che ascolta impara molte cose.
    聞く者は多くのことを学ぶ。
  • Costoro hanno deciso di andarsene.
    こいつらは出ていくことを決めた。

まとめると, questi/quegli は男性単数を指す文語的代名詞で, 「questi=後者」「quegli=前者」。日本語の前者・後者とは順序が逆になる点に注意します。現代では il primo / il secondo で置き換えるのが普通。読解では理解し, 産出では現代的な表現を使う, という使い分けが賢明です。

日本人がつまずくポイント
三つの落とし穴

日本語話者が questi と quegli でつまずく主な理由は三つです。一つ目は, 現代会話で使ってしまうこと。日常会話では絶対に出てきません。文学作品の地の文か, 法律文書のような非常にフォーマルな書き言葉でのみ生きる代名詞です。普段の会話では「lui」「l’altro」「il primo」「il secondo」を使います。二つ目は, questi を「これ(指示形容詞 questo の複数)」と混同すること。代名詞 questi(彼, 後者)は男性単数, 形容詞 questi(これらの, 男性複数)は男性複数。文脈で判断します。三つ目は, 区別の方向を逆に覚えること。questi = 後者, quegli = 前者。「近いほう(questi)が後に来た, 遠いほう(quegli)が先に来た」と覚えると忘れません。

Come parlano gli italiani
イタリア人はこう話す

現代のイタリア人は, 会話でこの文語的代名詞をほぼ使いません。questi/quegli を「前者・後者」の意味で口にすることはほとんどなく, 代わりに「il primo / il secondo(前者/後者)」や「quello / questo」で言い表します。だから学習者も, 会話では無理に使う必要はありません。

では, いつ役に立つのでしょうか。古典文学や歴史書, 改まった評論を読むときです。教養あるイタリア人も, これらは「読んで理解する」語だと捉えています。文語的代名詞を正しく読み解けると, 原文の人物関係がくっきり見えてきます。

たまに, 教養を示すために, あえて文章で questi/quegli を使う書き手もいます。格調高い響きを狙うのです。読み手として, この文語的代名詞の意味とニュアンスを押さえておくと, そうした文章の味わいまで楽しめます。C1ならではの読解力です。

  • Conobbe due maestri: questi severo, quegli gentile.
    彼は二人の師に出会った。後者は厳しく、前者は優しかった。
  • Oggi diremmo: il primo gentile, il secondo severo.
    今なら「前者は優しく、後者は厳しい」と言うだろう。

日本人がつまずく最大のポイントは, やはり「後者・前者」の方向です。questi(近い=後者), quegli(遠い=前者)。日本語では前から数えるので, つい逆に取ってしまいがちです。「直近に出たほうが questi」と, 位置で覚えるのが, 文語的代名詞を正しく読むコツです。

ボローニャの大学図書館で、ケンジがイタリア人の文学教授ジュリアに古典文学について質問しています。questiquegli が文学読解で重要であることが分かる場面です。

👱🏻‍♂️ Kenji: Giulia, sto leggendo i Promessi Sposi e ho trovato la parola questi. Cosa significa?
ジュリア、『婚約者』を読んでいて questi という言葉を見つけました。どういう意味?

👱🏼‍♀️ Giulia: È un pronome letterario per il maschio singolare. Significa lui o questo, e indica la persona menzionata dopo.
男性単数の文学的代名詞よ。「彼」または「こちら」を意味して、後に言及された人を指すの。

👱🏻‍♂️ Kenji: E quegli? Ho visto anche quegli nel testo.
quegli は?テキストで quegli も見つけました。

👱🏼‍♀️ Giulia: Quegli indica invece la persona menzionata prima. Quindi questi = il secondo, quegli = il primo.
quegli は逆に、先に言及された人を指す。だから questi = 後者、quegli = 前者ね。

👱🏻‍♂️ Kenji: Capito. E nella conversazione moderna si usano?
わかった。現代の会話でも使う?

👱🏼‍♀️ Giulia: No, mai. Solo nella letteratura o in testi formali. In conversazione diciamo il primo e il secondo, oppure ripetiamo i nomi.
使わないわ。文学や正式な文書だけ。会話では「前者」「後者」と言うか、名前を繰り返すの。

👱🏻‍♂️ Kenji: Quindi è importante solo per leggere i classici.
じゃあ古典を読むときだけ大事なんだね。

👱🏼‍♀️ Giulia: Esatto. Ma per il C1 e per l’esame ti serve. Continua a leggere!
その通り。でも C1 と試験には必要よ。読み続けて!

🎯 ミニチャレンジ
mini sfida

🎯 ミニチャレンジ。次の文の questi または quegli が誰を指しているか答えてください。

  1. Marco e Luca arrivarono: questi era allegro, quegli stanco. (questi = ?, quegli = ?)
  2. Paolo e Stefano arrivarono: questi era spavaldo, quegli timoroso. (questi = ?, quegli = ?)
  3. Un giovane e un anziano si incontrarono: questi consigliava, quegli ascoltava. (questi = ?, quegli = ?)
👉 答えを見る

1. questi = Luca(後者), quegli = Marco(前者)
2. questi = Stefano(後者), quegli = Paolo(前者)
3. questi = l’anziano(後者), quegli = il giovane(前者)

クイズ
quiz

理解できたか、クイズで確認しましょう。

(クイズ準備中)


よくある質問
Domande frequenti

questi と quegli について、日本人学習者からよく寄せられる質問をまとめました。

questi と quegli を覚える簡単なコツは?

「近いほう(questi)が後者, 遠いほう(quegli)が前者」と覚えると忘れません。指示形容詞 questo(この、近い)と quello(あの、遠い)からの派生で、近いものは「最近に言及された=後者」、遠いものは「以前に言及された=前者」と整理できます。日本語の「これ」「あれ」の感覚を時間関係に応用します。

現代会話で本当に使わないですか?

はい、ほぼ使いません。日常会話では「lui」「l’altro」「il primo」「il secondo」「Marco」「Luca」のように名前で繰り返すか、別の表現を選びます。questi と quegli は文学作品(とくに19世紀ロマン主義の文学や、現代の歴史小説、法律文書、学術論文の特殊な箇所に限られます。話し言葉では絶対に出てきません。

女性形はありますか?

questi と quegli には女性形はありません。男性単数のみです。女性を指すときは costei(こちらの女性), colei(あちらの女性), または lei と l’altra のような表現を使います。複数の人を指すときも questi と quegli は使えず、「i primi… i secondi」(最初の人々と後の人々)のような表現にします。非常に限定的な代名詞です。

costui, colui との違いは?

costui(こちら、男性)と colui(あちら、男性)も似た文語的代名詞ですが、少し違う響きがあります。costui はやや軽蔑的なニュアンスを含むことがあります(「こいつ」のような)。colui は中立的で、関係代名詞 che と組み合わさって使うことが多いです(colui che parla = 話す人)。questi と quegli は対比的な二人を区別するのに特化した形です。

questi(彼)と questi(これらの)はどう区別しますか?

文脈で判断します。代名詞 questi(彼、後者)は男性単数で、動詞は3人称単数を取ります(questi era stanco)。指示形容詞 questi(これらの)は男性複数で、後ろに名詞があり動詞は3人称複数を取ります(questi libri sono interessanti)。形は同じですが、機能と一致が違うので, 文の構造を見れば区別できます。

試験(伊検準1級・1級)に出ますか?

はい、読解問題で出題されることがあります。とくに19世紀文学や歴史小説の抜粋が出されたとき、questi と quegli が文中の誰を指しているか正確に判断する力が問われます。形と意味の関係を理解しておけば、確実に得点できます。読書を通じて慣れることが大切です。


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