副詞 “ancora” には色々な意味があります。例えば『 Domani alle otto di sera sarò ancora a casa.』は❝まだ❞という意味で『明日の夜8時はまだ家にいるだろう。』ということ。例文と音声と共に使い方を学習しましょう!
ancora 【アンコーラ】は副詞で口語及び文語でよく出てきます。文によってニュアンスが異なる”ancora”を上手に使ってイタリア語力をUPさせましょう。
まだ、今でも
“Anche ora” “Anche allora”, 行動や状況が続いている、またはその段階・過程にある。
- Ieri sono andato in palestra, sono ancora stanco.
昨日ジムに行ったが今でも疲れている。
- Quando ti ho conosciuto, abitavo ancora a Roma.
君と出会った時、私はまだローマに住んでいた。
- Domani alle otto di sera sarò ancora a casa.
明日の夜8時はまだ家にいるだろう。
もう一度、また
これもよく使われる意味のひとつ
- Voglio tornare ancora a Orvieto.
またオルヴィエートに行きたい。
- Ho studiato ancora i pronomi ma non li ho capiti.
私はもう一度名詞を学習したがわからなかった。
- Un giorno, visiterò ancora Agrigento.
いつの日か、アグリジェントに再び行くだろう。
もっと
“もう一度” “もっと” という意味
- (a teatro) Bravi! Ancora!
(劇場で) ブラーボ! アンコール!
- Ho fame, c’è ancora della pasta avanzata?
お腹すいた、パスタの残りはもっと(≒まだ)ある?
- I soldi non le bastano, ne vuole ancora.
金額が足りなく、彼女はもっとお金がほしい。
まだ~でない
“non ancora” は否定文。現在、過去そして未来を表現する文章で使える。
- Non sei ancora stanco?
まだ疲れていない?
- Quando sei nato, tua madre non aveva ancora 20 anni.
君が生まれた時、母親はまだ20歳でなかった。
- Domani alle 8 non avrò ancora finito.
明日の8時、まだ私は終えていないだろう。
~以上に、更に
比較の文で比べている2つを強調するときに使われる ancora
- La mia casa nuova è ancora più grande di quella vecchia.
私の新しい家は前の家以上に大きい。
- Il mio lavoro è ancora più difficile dell’anno scorso.
私の仕事は昨年以上に難しい。
- L’italia è ancora più bella della Spagna.
イタリアはスペインより更に素晴らしい。
§ 表現 §
口語でよく使われる表現
- Milano non mi piace, Torino ancora ancora.
私はミラノが好きじゃない、トリノはまだマシかな。
※ ”ancora ancora” のように2回繰り返すことにより違ったニュアンスになる語句についてはこちらのブログをご参照ください。
- Ancora meglio!
より良い!
- Ancora peggio!
より悪い!
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