tuttavia nondimeno ciononostante eppure|フォーマル逆接4つの使い分け完全ガイド (C1)

🔍 ひとことで言うと。フォーマル逆接(tuttavia・nondimeno・ciononostante・eppure)は、書き言葉で「しかし」を上品に言う表現です。イタリア語の逆接表現には、口語的な ma と però のほかに、書き言葉で活躍するtuttavia, nondimeno, ciononostante, eppure という四つの強力な接続詞があります。新聞の社説, 学術論文, 公的なスピーチで「しかし」「それにもかかわらず」を表すときの定番です。Treccani も「Le più frequenti sono anzi, eppure, ma, però, tuttavia, bensì」と整理しています。C1・伊検2級から準1級を目指すなら、この四つの使い分けは欠かせません。


フォーマル逆接の全体像
tuttavia, nondimeno, ciononostante, eppure

イタリアの新聞 La Repubblica や Corriere della Sera の社説を読んでいると、ある時点で「ma」「però」とは違う、もっと響きの重い接続詞が登場します。tuttavia(しかしながら), nondimeno(それでもなお), ciononostante(それにもかかわらず), eppure(それでも)の四つです。意味の根っこは同じ「逆接」ですが、含むニュアンスと使われる場面はそれぞれ違います。会話ではほとんど顔を出しませんが、書き言葉では精密に使い分けられます。

四つを並べてざっと整理すると、こうなります。tuttavia はもっともニュートラルで応用が広い「しかしながら」。nondimeno はフォーマル度が高く、書き言葉のなかでも格調を出すときに選びます。ciononostante は「これにもかかわらず」と前文への反応を明示し、譲歩のニュアンスを強めます。eppure は「それでも」と意外性や驚きを含みます。日常会話では多用されませんが、文学や評論では味のある選択肢として残ります。

大事な点が一つあります。これら四つは等位接続詞として扱われ、二つの独立した節を結ぶ場合は前にピリオドまたはセミコロンを置くのが基本です。「Marco aveva studiato molto. Tuttavia, non superò l’esame.」というように。Treccani も「Marco ha studiato molto, tuttavia non ha superato l’esame」のような例を挙げて、カンマでもセミコロンでも区切りを置く必要があることを示しています。ma や però がよく文頭でも文中でも自由に置かれるのに対し、tuttavia などは構造の節目に置かれることが多い、と覚えてください。

フォーマル逆接は、話し言葉の ma(しかし)を、書き言葉らしく格調高く言い換える表現の総称です。tuttavia, nondimeno, ciononostante, eppure。どれも「それでも」「にもかかわらず」という逆接の意味を持ちますが、響きの強さや使う場面が少しずつ違います。フォーマル逆接を使い分けられると、あなたのイタリア語は一段とフォーマルで洗練されたものになります。

なぜ ma だけでは足りないのでしょうか。新聞の社説、論文、ビジネス文書では、ma はややくだけて聞こえることがあります。そこでフォーマル逆接の出番です。同じ「しかし」でも、tuttavia を選ぶだけで、文章全体に落ち着いた知的な印象が生まれます。フォーマル逆接は、書き手の品格を映す小さな選択なのです。

tuttavia の使い方
一番ニュートラルで応用が広い

tuttavia は「しかしながら」「それでも」を表すもっとも汎用的なフォーマル接続詞です。新聞記事, 公文書, ビジネスメールのどれにも違和感なく入ります。位置は文頭, 主語のあと, 述語のあとどこでも構いません。文頭に置くと反論や転換が強く響き、節の中盤に置くとやや穏やかなトーンになります。Treccani は「nell’uso, tuttavia, è invalsa una distinzione」のように、節の中盤の挿入もごく自然な使い方として例に挙げています。

  • Le condizioni economiche erano difficili. Tuttavia, l’azienda ha chiuso il bilancio in attivo.
    経済状況は厳しかった。それにもかかわらず、企業は黒字で決算を終えた。
  • Il candidato aveva studiato a lungo; il colloquio, tuttavia, non andò come sperava.
    候補者は長く準備していたが、面接は思ったようには進まなかった。
  • La proposta sembra valida. Tuttavia, occorre approfondire alcuni punti prima della votazione.
    提案は妥当に見える。とはいえ、採決の前にいくつかの点を掘り下げる必要がある。
  • Il maltempo aveva rallentato i lavori a Trento. Tuttavia, il ponte fu inaugurato in orario.
    悪天候はトレントの工事を遅らせた。それでも橋は予定通りに開通した。

四つのフォーマル逆接のなかで、いちばんニュートラルで応用が広いのが tuttavia です。「しかしながら」に近く、ほとんどの書き言葉の場面で安心して使えます。文頭でも文中でも置けて、強すぎず弱すぎない。まず tuttavia を自分のものにすれば、フォーマル逆接の土台ができあがります。

nondimeno と ciononostante
強い譲歩の二つの選択肢

nondimeno と ciononostante は、tuttavia よりさらに重みのある選択肢です。nondimeno はもともと「それより少なくない」つまり「それでもなお」という意味で、書き言葉でしか出てきません。社説, 学術論文, 文化記事で「困難があってもなお」というトーンを響かせるのに使います。ciononostante は「ciò + non ostante」(これに反して)の融合で、前文の状況を明確に受けて譲歩を示します。ニュースのレポートやスピーチで「これらの困難にもかかわらず」を伝えるのに最適です。

  • I dati sembravano contraddittori; nondimeno, la commissione decise di pubblicare la relazione.
    データは矛盾しているように見えた。それでもなお、委員会は報告書の公開を決定した。
  • Le risorse erano limitate. Ciononostante, il team consegnò il progetto in anticipo.
    予算は限られていた。それにもかかわらず、チームはプロジェクトを前倒しで納品した。
  • La crisi sanitaria aveva chiuso i teatri; nondimeno, gli artisti trovarono nuovi spazi online.
    保健危機は劇場を閉ざした。それでもなお、芸術家たちはオンラインに新しい場を見つけた。
  • Mancavano fondi pubblici. Ciononostante, il festival di Modena raddoppiò il numero di visitatori.
    公的資金は不足していた。にもかかわらず、モデナの祭典は来訪者数を倍に伸ばした。

注意点が二つあります。一つ目は、nondimeno と ciononostante はほとんど話し言葉に出てこないこと。スピーチや講演で聞くことはあっても、カフェの世間話には浮きすぎます。二つ目は、ciononostante は前文の状況を明確に受けるので、独立した話題に飛び込むときには違和感が出ます。「課題は難しいが、明日は晴れだろう」のような無関係な転換には不適切です。

nondimeno と ciononostante は、フォーマル逆接のなかでもとくに強い譲歩を表します。「それにもかかわらず」という、前の内容を強く受けて反転させる響きです。論説や格式の高い文章で、論点を際立たせたいときに効果的です。フォーマル逆接のこの二つは、ここぞという場面で使うと文章が引き締まります。

eppure の独特な響き
意外と驚きを含む「それでも」

eppure は他の三つとは少し違う立ち位置にあります。「e pure」(そしてさらに)の縮約形で、「それでも」「それなのに」というニュアンスに、わずかな意外性と驚きを含みます。文学や詩, エッセイ, 映画のセリフでよく出てきますが、社説や論文では稀です。話し言葉でも、相手の発言を受けて「それでもね」と返すときに自然に使えます。tuttavia や nondimeno がフォーマルな書き言葉に偏るのに対し、eppure は感情を載せる選択肢として残っています。

  • Sapeva che non sarebbe arrivato in tempo; eppure continuò a correre verso la stazione.
    間に合わないと知っていた。それでも彼は駅に向かって走り続けた。
  • La città sembrava deserta. Eppure, dietro ogni finestra, c’era una vita che andava avanti.
    街は人気がないように見えた。それでも一つひとつの窓の裏には続いていく生活があった。
  • Non aveva mai studiato pianoforte. Eppure quella sera a Lucca suonò Chopin con sicurezza.
    ピアノを習ったことはなかった。それでもその夜ルッカでショパンを自信たっぷりに弾いた。

eppure は、フォーマル逆接のなかでもひときわ個性的です。「それでも」「なのに」という、意外さや驚きをにじませる逆接で、予想を裏切る展開を導きます。文学的な響きもあり、感情のこもった文章でよく使われます。フォーマル逆接のなかで、eppure はもっとも表情豊かな一語です。

レジスター別の選び方
場面と文体で選ぶフォーマル逆接

同じ「しかし」でも、どの単語を選ぶかで文章のトーンが大きく変わります。レジスター(文体の格)の感覚を磨くために、四つを並べて比較してみてください。

接続詞レジスター得意な場面避ける場面
tuttavia標準〜フォーマル新聞, ビジネス, 論文, ニュースカジュアルな会話(少し堅い)
nondimenoかなりフォーマル社説, 学術論文, スピーチ会話, 短いツイート
ciononostanteフォーマルレポート, ニュース解説, 報告書カジュアル, 独立転換
eppure標準〜文学的エッセイ, 文学, 映画のセリフ, 会話厳密な学術論文
ma, però口語会話, ブログ, カジュアルなメールフォーマルな社説

実用的なコツは、書き終わった文章を音読することです。tuttavia は新聞記事の中で自然に響きますが、SMS で書くとよそよそしい印象になります。逆に ma を社説に並べると軽すぎる響きが残ります。読み返したときの「重さ」を判断基準にしてみてください。試験の作文では tuttavia と ciononostante を各一回ずつ使えると、フォーマル度を上手にコントロールしていることが伝わります。

❌ よくある間違い✅ 正しい形ポイント
Marco aveva studiato tuttavia non superò l’esame.Marco aveva studiato; tuttavia, non superò l’esame.セミコロンとカンマで区切る
Era difficile, pertanto, riuscì.Era difficile; tuttavia, riuscì.pertanto は結論, tuttavia は逆接
Ho fame, nondimeno mangiamo!(会話)Ho fame, però mangiamo!会話では però を使う
Ciononostante che le condizioni siano difficili…Nonostante le condizioni siano difficili…che を伴うのは nonostante、ciononostante は単独

フォーマル逆接を選ぶときの基準は、レジスター(文体のあらたまり具合)です。中立的な文章なら tuttavia、強い譲歩なら nondimeno や ciononostante、意外性を出したいなら eppure。場面と文体に合わせてフォーマル逆接を選べるようになると、書き手としての表現力が大きく広がります。

新聞と社説で出会う逆接
15例で感覚を磨く

実際の新聞文や社説で tuttavia, nondimeno, ciononostante, eppure がどう響くかを、15例で確認してみましょう。読みながら「この場面では tuttavia か nondimeno か」を自分なりに置き換えてみると、感覚が一気に身につきます。

  • Il governo aveva promesso riforme rapide; tuttavia, dopo sei mesi nulla era cambiato.
    政府は迅速な改革を約束した。しかし六ヶ月後も何も変わっていなかった。
  • Le manifestazioni si moltiplicarono. Ciononostante, le autorità mantennero la linea decisa a febbraio.
    デモは多発した。それにもかかわらず、当局は2月に決めた方針を維持した。
  • Le previsioni erano pessimiste. Nondimeno, il settore turistico chiuse l’anno con un più dieci per cento.
    予測は悲観的だった。それでもなお、観光業界は前年比10パーセント増で年を締めた。
  • Sembrava un autore minore. Eppure le sue poesie circolavano in tutta la penisola.
    マイナーな作家のように見えた。それでも彼の詩は半島中を駆け巡っていた。
  • Il vento gelido tagliava il volto degli alpinisti. Tuttavia, alle quattro del mattino la spedizione raggiunse la cima.
    凍てつく風が登山家たちの顔を切るようだった。しかし午前4時、隊は頂上に達した。
  • La trama del romanzo è lenta. Eppure ogni pagina conserva una tensione che cattura il lettore.
    小説のあらすじは緩やかだ。それでも一ページ一ページが読者を惹きつける緊張を保っている。
  • I sondaggi davano il partito in calo. Ciononostante, alle urne il risultato fu sorprendente.
    世論調査は党の支持率低下を示していた。にもかかわらず、投票結果は驚くべきものだった。
  • La regista non aveva esperienza nei film d’epoca; tuttavia, la sua opera prima vinse a Venezia.
    監督は時代物の経験はなかった。それでも処女作はヴェネツィアで受賞した。
  • I mercati globali tremavano. Nondimeno, la Borsa di Milano chiuse la settimana in rialzo.
    世界の市場は揺れていた。それでもなお、ミラノ証券取引所はその週上昇で取引を終えた。
  • L’inverno fu freddo come pochi se ne ricordavano. Tuttavia, le rose del giardino fiorirono in aprile.
    冬は記憶にないほど寒かった。それでも庭のバラは4月に花を開いた。
  • Il messaggio della candidata sembrava chiaro. Ciononostante, gli elettori interpretarono il discorso in modo opposto.
    候補者のメッセージは明確に見えた。それにもかかわらず、有権者は演説を逆方向に解釈した。
  • Nessuno dei consulenti credeva al progetto. Eppure due anni dopo il prodotto era sul mercato europeo.
    コンサルタントの誰もそのプロジェクトを信じなかった。それでも二年後、その製品はヨーロッパ市場に投入されていた。
  • L’edificio era vecchio di tre secoli; tuttavia, l’arch. Romani lo trasformò in un museo modernissimo.
    建物は3世紀前のものだった。しかしながら、ロマーニ建築士はそれを超現代的な美術館に変えた。
  • Le condizioni meteorologiche stavano peggiorando rapidamente. Nondimeno, la gara di vela fu portata a termine.
    気象条件は急速に悪化していた。それでもなお、ヨットレースは最後まで行われた。
  • I dati indicavano una crisi del settore. Ciononostante, l’azienda di Padova continuò a investire in ricerca.
    データは業界の危機を示していた。にもかかわらず、パドヴァの企業は研究投資を続けた。

新聞や社説は、フォーマル逆接の宝庫です。論説では「事実Aがある。フォーマル逆接、しかし結論はBだ」という構造が繰り返し現れます。記事を読むとき、フォーマル逆接に注目すると、書き手がどこで論を反転させているかが一目でわかります。15の例文で、フォーマル逆接が論理を動かすリズムを体に入れてください。

Come parlano gli italiani
イタリア人はこう話す

会話では、イタリア人はフォーマル逆接をほとんど使いません。話し言葉では ma や però がふつうで、tuttavia や nondimeno を口にすると、少し気取って聞こえてしまいます。だからこそフォーマル逆接は「書くための逆接」と割り切るのが正解です。話すときは ma、書くときは tuttavia、と場面で切り替えてください。

ただし、あらたまったスピーチやプレゼンでは、フォーマル逆接がぐっと効果を発揮します。聴衆の前で「Tuttavia, dobbiamo riflettere(しかしながら、私たちは考えねばなりません)」と言えば、ことばに重みが生まれます。話し言葉と書き言葉、くだけた場とあらたまった場。この温度差を意識してフォーマル逆接を選ぶと、表現に奥行きが出ます。

  • Era stanco; tuttavia, continuò a lavorare.
    彼は疲れていた。しかしながら、働き続けた。(書き言葉)
  • Ci ho provato, eppure non ci sono riuscito.
    やってみた。それでも、うまくいかなかった。

日本人がつまずくポイント
三つの典型エラー

日本語話者がフォーマル逆接でつまずく理由は、主に三つです。一つ目は、tuttavia と pertanto を混同してしまうこと。pertanto は「したがって」という結論を表す接続詞で、逆接ではありません。「課題は複雑だ。pertanto、解決には時間がかかる」のように使います。「課題は複雑だ。tuttavia、解決は可能だ」とは意味がまったく違うので、区別を明確にしてください。

二つ目は、句読点を忘れてしまうこと。tuttavia の前後には、原則としてカンマやセミコロンが必要です。「Marco aveva studiato tuttavia non superò l’esame」のように区切りなく繋げると、読み手は文の構造を読み取りにくくなります。三つ目は、口語の場面で nondimeno や ciononostante を使ってしまうこと。友達との会話で「La pioggia ti aveva svegliato; ciononostante, sei venuta puntuale」と言うと、相手は笑い出すかもしれません。フォーマル度のレジスターを場面に合わせる感覚を磨いてください。

よくある間違い
四つの定番エラー

❌ よくある間違い✅ 正しい形ポイント
Marco aveva studiato tuttavia non superò l’esame.Marco aveva studiato; tuttavia, non superò l’esame.セミコロンとカンマで区切る
Era difficile, pertanto, riuscì.Era difficile; tuttavia, riuscì.pertanto は結論, tuttavia は逆接
Ho fame, nondimeno mangiamo!(会話)Ho fame, però mangiamo!会話では però を使う
Ciononostante che le condizioni siano difficili…Nonostante le condizioni siano difficili…che を伴うのは nonostante、ciononostante は単独

日本人がフォーマル逆接でつまずく典型は、話し言葉の会話で tuttavia や nondimeno を使ってしまうことです。これらはあくまで書き言葉の表現で、日常会話では大げさに響きます。フォーマル逆接は「書くときの逆接」と覚え、話すときは ma や però を使うと自然です。場面に応じた使い分けを意識してください。

ヴェローナの新聞編集部で、ハルカがイタリア人ジャーナリストのマッテオに、社説の書き出しの言い回しを相談しています。tuttavia, nondimeno, ciononostante, eppure の使い分けが鍵になる場面です。

👱🏼‍♀️ Haruka: Matteo, qui ho scritto «Il piano sembrava chiaro, ma il consiglio votò contro». Per un editoriale vorrei qualcosa di più formale.
マッテオ、ここに「計画は明確に見えたが、議会は反対票を投じた」って書いたんだけど、社説だからもう少しフォーマルにしたいの。

👨🏽‍🦱 Matteo: Sostituirei ma con tuttavia o con ciononostante. Tuttavia è più neutro, ciononostante sottolinea il contrasto con le aspettative.
ma を tuttavia か ciononostante に置き換えるね。tuttavia のほうがニュートラル、ciononostante は予想との対比を強調する。

👱🏼‍♀️ Haruka: E nondimeno? Lo posso usare?
nondimeno は?使える?

👨🏽‍🦱 Matteo: Sì, ma è ancora più formale. Si addice a un editoriale di apertura, non a un trafiletto. Per un trafiletto io userei tuttavia.
使えるけど、もっとフォーマル。トップ社説向きで、短いコラムには重すぎる。短いコラムなら tuttavia がいい。

👱🏼‍♀️ Haruka: E quando si usa eppure?
eppure はどんなとき?

👨🏽‍🦱 Matteo: Quando vuoi sorprendere. Eppure ha un sapore letterario, lo metto se il pezzo racconta una storia o se voglio emozionare. Tuttavia è analitico, eppure è narrativo.
驚かせたいときね。eppure は文学的な味わいがあるから、物語性のある記事や感情を呼びたいときに使う。tuttavia は分析的、eppure は物語的、ってこと。

👱🏼‍♀️ Haruka: Allora per questo editoriale resto su ciononostante.
じゃあこの社説は ciononostante にする。

👨🏽‍🦱 Matteo: Scelta giusta. Ricordati la virgola dopo. Senza punteggiatura il lettore si perde.
正解。後ろにカンマを忘れずにね。句読点がないと読者が迷子になる。

🎯 ミニチャレンジ
mini sfida

🎯 ミニチャレンジ。かっこに tuttavia, nondimeno, ciononostante, eppure のどれかを入れて、文を完成させてください。文体に合うものを選びましょう。

  1. L’azienda registrava perdite. ___, gli azionisti decisero di mantenere la fiducia.
  2. Aveva paura del buio. ___ accese una candela e attraversò la stanza.
  3. Il documento è chiaro; ___, qualche punto resta ambiguo e va riletto.
  4. I sondaggi erano tutti negativi. ___, il sindaco fu rieletto al primo turno.
  5. Le ferite erano serie; ___, il ciclista tagliò il traguardo al tramonto.
👉 答えを見る

1. Ciononostante(前文の状況を受けた譲歩)
2. Eppure(驚きや意外性)
3. tuttavia(ニュートラルなフォーマル逆接)
4. Nondimeno または Ciononostante(重みのある譲歩)
5. nondimeno(格調のある逆接)

クイズ
quiz

理解できたか、クイズで確認しましょう。

(クイズ準備中)


最後に、フォーマル逆接を学ぶ意義をまとめます。フォーマル逆接は、書き言葉で論理を上品に反転させる、知的な表現の道具です。フォーマル逆接を使いこなせるようになると、論文・社説・ビジネス文書といったフォーマルな文章が、ぐっと自然で説得力のあるものになります。フォーマル逆接は、C1レベルの書く力を支える柱の一つです。

よくある質問
Domande frequenti

フォーマル逆接について、日本人学習者からよく寄せられる質問をまとめました。試験前の確認や、社説風の作文を書くときの参考にしてください。

tuttavia と ma の違いは何ですか?

意味はほぼ同じですが、レジスターが違います。ma は口語と書き言葉のどちらでも使える標準形、tuttavia はフォーマルな書き言葉に向く形式です。社説や論文では tuttavia, 会話やカジュアルなメールでは ma または però を選ぶのが自然です。意味の上で前者がより強い対比を示すわけではなく、選択はあくまでも文体の問題です。

nondimeno と ciononostante はどう違いますか?

両方ともフォーマルな譲歩を表しますが、語源と響きが違います。nondimeno は「それより少なくない」を語源とし、抽象的・分析的な響きがあります。ciononostante は「ciò non ostante」(これに反して)の融合で、前文の具体的な状況を明確に受けます。報告書やニュース解説で、前の段落の困難を踏まえて結果を述べるときは ciononostante が自然です。

eppure は会話でも使えますか?

はい、会話でも自然に使えます。tuttavia や nondimeno は会話に出すと堅すぎる印象になりますが、eppure は感情を載せた「それでもね」「それなのに」というニュアンスで、日常の話し言葉でも問題なく登場します。物語の語りや映画のセリフでも頻繁に聞きます。文学的な味わいを残しつつ、会話に開かれているのが eppure の特徴です。

pertanto は逆接ですか?

いいえ、pertanto は逆接ではなく結論を導く接続詞です。「したがって」「ゆえに」を表します。tuttavia と取り違える日本人学習者が多いので注意してください。前文の理由を受けて結論を述べたいときは pertanto, di conseguenza, quindi。前文の状況に反する展開を述べたいときは tuttavia, nondimeno, ciononostante です。

句読点はどう置きますか?

原則として tuttavia, nondimeno, ciononostante, eppure の前にはピリオドまたはセミコロンを置き、後ろにはカンマを置きます。「Marco aveva studiato; tuttavia, non superò l’esame」のように。Treccani も同様の例を挙げています。新聞の見出しなど短文では省略されることもありますが、本文では句読点で構造を明示するのが標準です。

試験(伊検2級・準1級)で出題されますか?

はい、両方の級で出題されます。選択肢から正しい接続詞を選ぶ問題、書き換え問題、作文の評価項目すべてで登場します。とくに準1級の作文セクションでは、tuttavia や ciononostante を一回でも適切に使えると、レジスターをコントロールしている証拠として加点されます。

nonostante と ciononostante は同じですか?

似ていますが用法が違います。nonostante は前置詞または接続詞で、後ろに名詞か接続法の節をとります。「Nonostante la pioggia, siamo usciti」「Nonostante piovesse, siamo usciti」のように使います。ciononostante は副詞的な接続詞で、独立した文の頭に置き、前文の状況を受けて譲歩を示します。「Pioveva. Ciononostante, siamo usciti」のように使い分けます。

四つを一つの文章に全部使ってもいいですか?

原理的には可能ですが、おすすめしません。同じ段落の中で逆接を立て続けに四つ並べると、読者は疲れます。一つの段落に一つの逆接、というルールを基本にして、文章全体のなかで使い分けると、レジスターの幅と精度が自然に伝わります。

スピーチや講演会で使うときの注意は?

スピーチでは tuttavia と ciononostante が定番です。nondimeno は格調が高すぎる印象を与える場合があるので、聴衆の専門度を見て選びます。eppure は感情を込める転換に向きますが、ビジネスや学会のスピーチでは少し文学的に響くので、要所だけに絞って使うのが効果的です。スピーチ原稿を書くときは、声に出して読み返し、リズムを確認してください。

接続詞レジスター得意な場面避ける場面
tuttavia標準〜フォーマル新聞, ビジネス, 論文, ニュースカジュアルな会話(少し堅い)
nondimenoかなりフォーマル社説, 学術論文, スピーチ会話, 短いツイート
ciononostanteフォーマルレポート, ニュース解説, 報告書カジュアル, 独立転換
eppure標準〜文学的エッセイ, 文学, 映画のセリフ, 会話厳密な学術論文
ma, però口語会話, ブログ, カジュアルなメールフォーマルな社説

実用的なコツは、書き終わった文章を音読することです。tuttavia は新聞記事の中で自然に響きますが、SMS で書くとよそよそしい印象になります。逆に ma を社説に並べると軽すぎる響きが残ります。読み返したときの「重さ」を判断基準にしてみてください。試験の作文では tuttavia と ciononostante を各一回ずつ使えると、フォーマル度を上手にコントロールしていることが伝わります。


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