frittura-ズッキーニの花のフライを始めとするイタリア版天ぷら

Frittura-イタリア版天ぷら

今回のダンテクッキングでは揚げ物料理を紹介します。frittura(フリットゥーラ)というフライでいわば日本の天ぷらのようなもの。今回紹介するfritturaは卵を使用しないサッパリタイプのフライです。

材料は今旬のズッキーニの花を使いたいと思います。イタリアにはズッキーニと一言にいっても色々な種類があります。ボールのように丸いズッキーニ(zucchina tonda fiorentina)やヒョウタンのような形をしたもの(zucchina trombetta)などがありますが今回のレシピで出てくるズッキーニは5月中旬から旬の花付きズッキーニでzucchina lunga fiorentinaといいます。
ズッキーニの花はそのズッキーニが新鮮かどうかを見分ける目安にもなります。日本の市場でズッキーニの花を見つけるのはやや難しいかもしれませんが自宅のお庭、又はベランダで育てることもできるので日本の素晴らしい太陽を利用してマイ・ズッキーニを育てるのもいいかもしれません。

-6 zucchine con i fiori
-6-10 asparagi
-4 filetti di pesce
-metà mozzarella
-acciughe sotto olio
-acqua fredda quano basta
– 300 farina
– olio di semi

  -花付きズッキーニ   6個
-アスパラガス     10本
-鯛などの切り身   4切れ
-モッツァレッラ     半個
-アンチョビー               6切れ
-冷水   適量(400ml程)
-小麦粉又は天ぷら粉  300㌘
-植物油

frittura1 1. 材料はこちら。フライにする具は冷蔵庫にあるものを利用。でも今回はズッキーニの花がポイント。材料にモッツァレッラがありますがピザ用のモッツァレッラがあれば尚良し。フライにするので水分が少ない方がカラッと揚がる。
お水は冷水の方が美味しく揚がるのでペットボトルなどに水を入れ冷蔵庫に入れておくよい。

frittura2 2.ズッキーニは花と実に分ける。実は揚げやすいように更に半分に切る。その他アスパラガスも固い皮は軽く皮むきしておく。魚の切り身やフライにする具は適当な大きさに切る。ズッキーニの花の中に入れるモッツァレッラもサイコロ型に切る。

frittura3 3.ズッキーニの花にサイコロ型に切ったモッツァレッラとアンチョビー1切れを入れ閉じる。揚げるときに花が開いて中身が出てしまわないように爪楊枝で花を閉じる。

frittura4 4.フライ用の衣を用意。冷水と小麦粉を混ぜ衣を用意する。卵を入れるフリットゥーラもあるが今回はサッパリタイプのfritturaを紹介。日本の天ぷら用の粉でもとても美味しくできるので小麦粉の代わりに使える。

frittura5 5.後は用意した具を揚げるだけ。油の温度は170度くらい。少し天ぷらの衣を油に垂らし直ぐに上がってきたら温度はOKの合図.少しずつ具を入れてfritturaを作ろう。 

frittura6 6. Buon appetito!!!   天ぷらの付け合せにトマトのスライスがあると彩りも綺麗なのでお勧め。軽くバルサミコ酢をトマトスライスにかけると更にイタリア感が増します。

 

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Mariko & Riccardo
留学経験や豊富なイタリア語教授経験を活かし、小さなスクールならではのアットホームで個々のニーズに対応したサービス提供をモットーとする。 無類の猫好き、そして美味しいものが大好きでイタリアや日本の食文化をこよなく愛する。最近は食への探求心から家庭菜園でズッキーニやちょっと珍しいトマトを栽培中

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