流行語大賞をイタリア語で 

すっかり年末恒例となった『新語・流行語大賞』 。ノミネートされた言葉をみるとその年の世相がわかる。日本での話だけれども、イタリア語では一体何と言うのだろう。


すっかり年末恒例となった『新語・流行語大賞』 。1984年から始まった流行語大賞を見るとその年の世相がわかるという。


今まで様々な話題を振りまいた言葉が受賞してきた。どうしてその言葉が流行語としてノミネートされたのか背景を知らないと面白さや意図がわからないものが殆どだ。時代や文化がわからないと伝わりにくい言葉だけれどもイタリア語で一体なんというのだろう・・・今回は流行語大賞にノミネートされたものからいくつか厳選、イタリア人の友達に伝えたくなるちょっと楽しいブログをお楽しみください。


いい質問ですねぇ  ❝Che bella domanda!❞

2010年にトップテンに選ばれたジャーナリスト・池上彰さんの言葉。あなたもdante講師にこういう風に言われるよういい質問をしてみよう!


倍返し! ❝Ti faccio pagare il doppio!❞

2013年大賞に選ばれたドラマ・半沢直樹からの一言。使わないで済む社会体制を願う。上記の文は”倍”ということを伝えたくてあえてこのように翻訳したが、意味的には”仕返ししてやる!”ということなのでナチュラルなイタリア語としては❝ Te la faccio pagare! ❞ 。『目には目を、歯には歯を!』は『Occhio per occhio, dente per dente』


・・・残念!!  ❝・・・Peccato!!❞

2004年トップテン入りしたお笑い芸人のギャグ。既に死語となりそうな流行語ですが”残念!”は使いそうな語句なので紹介。


そんなの関係ねぇ ❝Non me ne frega niente!❞

2007年にトップテン入りした芸人ギャグ。この文で使われている代名動詞 fregarseneを使ったフレーズ 『 Chi se ne frega! 別にどうだっていいさ!』は友人動詞の会話で耳にする。言うまでもないがフォーマルな場面では謹んだほうがよい。


草食男子 ❝uomini erbivori❞

草食男子は2006年コラムニストの深澤真紀さんが命名したもの。当然のことならがこのような語句はイタリアにはないがあえて訳すならば”uomini ervibori”。uomini=男子、男性 ervibori=草食の ということでこの言葉だけではイタリア人に伝わらないので説明が必要。どうしてもイタリア人男性は”ナンパ、女好き”というイメージが強いがそんなにギラギラした男性ばかりいるわけではない。


同情するなら金をくれ! ❝Visto che ti faccio pena, dammi i soldi!❞

1994年大賞をとった流行語。若い世代はもう知らないかもしれない。この言葉自体は日常生活でまず使うことがないだろが、”dammi~”は命令形で”私に~ちょうだい”と意味。 これを使った使えるフレーズとして
” Dammi un secondo ! もう少し時間ちょうだい!”


消えた年金 ❝la pensione sparita❞

2007年にトップテン入りした言葉で当時の厚生労働大臣の舛添要一氏が受賞した。納入した保険料の記録が5000万件もなかった。日本と同じくらい長寿国で知られているイタリアも少子化問題で年金問題を抱えている。責任ある年金運営をしてほしい。


僕は死にませぇ~ん ❝io non muoio~❞

1991年大衆部門・金賞を獲った人気ドラマからのセリフ。アラフォー世代以上の人には懐かしい言葉。これもドラマを知らないと何ともない言葉。ここから学べるイタリア語は否定形。否定形は肯定文の前に”NON”をつければいいだけ。

例えば;

  • Ho fame. (私は)お腹空いている
    Non ho fame. お腹空いていない。
  • Capisco l’italiano. (私は)イタリア語がわかる
    Non capisco l’italiano. イタリア語がわからない。
  • Mi piace questo. (私は)これが好き
    Non mi piace questo. これが好きじゃない。

ねェ、チューして ❝Dai, dammi un bacio❞

1992年 流行語部門・銀賞を獲った化粧品CMの言葉。先程の”dammi i soldi 金をくれ!”とは大違いの使い方。


今でしょ ❝ proprio adesso! ❞

2013年の大賞。カリスマ講師の林修さんの言葉。” いつやるの? “の問いかけに対する答え。”いつやるの?”は果たして誰に向けて問いかけているのか・・・ もちろん自分自身に問いかける場合もあるし、なかなか煮え切らないあなたに対して聞いている場合もあるでしょう。

イタリア語は問いただしている相手によって動詞の活用が必要。相手が自分自身の場合は” Quando lo faccio?”, あなたの場合は”Quando lo fai?”, あなた達の場合は ” Quando lo fate?” ….となる。 
あなたはいつイタリア語をやる?…今でしょ!


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    Mariko & Riccardo
    留学経験や豊富なイタリア語教授経験を活かし、小さなスクールならではのアットホームで個々のニーズに対応したサービス提供をモットーとする。 無類の猫好き、そして美味しいものが大好きでイタリアや日本の食文化をこよなく愛する。最近は食への探求心から家庭菜園でズッキーニやちょっと珍しいトマトを栽培中

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