北イタリア・ロンバルディア州にあるベルガモ。 丘の上にあるベルガモ・アルタからの眺めは素晴らしく天気の良い日はミラノまで見渡せます。中世の香を色濃く残すこの町から美味しい食べ物を紹介します。
前回に引き続きロンバルディア州の美しい町、Bergamo(ベルガモ)の旅を続けたいと思います。 ミラノから北東50㎞のところに位置するベルガモには Bergamo Orio al Serioという国際空港もありEU諸国からのアクセスも非常に便利です。 イタリア国内から訪れる場合は電車で新市街であるベルガモ・バッサにアクセスでき、中世の趣が色濃く残る旧市街であるベルガモ・アルタへはFunicolare(ケーブルカー)を利用していくことができます。
丘の上にあるベルガモ・アルタからの眺めは素晴らしく天気の良い日はミラノまで見渡せます。こんなに近いお隣同士の町ですがベルガモ住人が話す方言はとても独特であり同じイタリア人でも何をいっているのかわからないことがあるほどです。 日本にも方言がありますがイタリア各地の方言も非常に特徴的です。
独特方言以外にもこの町ならではの食べ物があります。その一つがcasoncelli (カゾンチェッリ)というひとつ5~6㎝程のラビオリ。中身はお店や家庭によって異なりますがパンチェッタやパルミッジャーノチーズ、バターなどが入っておりイタリア版水餃子といったところでしょうか。もともとは残ったお肉を無駄にしないようにと生パスタであるラビオリの具に利用したのが始まりといわれています。
そしてベルガモのお菓子で忘れてはならないのが Polenta e Osei(ポレンタ エ オゼイ)。
チョコレートやヘーゼルナッツクリームが中に入ったスポンジケーキをアーモンド味のマジパンで包んだお菓子になります。これはツグミやヒバリなどの野鳥のポレンタ添えという北イタリアの郷土料理をドルチェとして表現したものです。お菓子屋さんでは大小様々のPolenta e Oseiが売っておりショーウインドーからもこのカラフルで面白いベルガモ菓子を楽しむことができます。
ベルガモは中世時代ミラノのViscontiヴィスコンティ家の支配下にありましたが、15~18世紀の長い間ヴェネツィア共和国の支配下にあったためロンバルディア州にありながらヴェネツィア色を感じられる独特な町です。
訪れるに値するベルガモでゆっくりとした時間をお過ごしください。 ベルガモ-parte1-も是非ご覧ください。あなたの旅がより素敵なものになりますように。
役立つ単語帳
- 食べ物 cibo
- 朝食 colazione
- 昼食 pranzo
- 間食 merenda
- 夕食 cena
- 方言 dialetto
- 電車 treno
- 飛行機 aereo
- 高い alto
- 低い basso
- accompagnatore 添乗員
- turista 旅行客
- paesaggio 風景
- pasticceria お菓子屋、ケーキ屋
- torta al cioccolato チョコレートケーキ
- torta di mele アップルパイ
- biscotto ビスケット
- maritozzo con la panna 生クリーム入りマリトッツォ
- sfogliatella スフォリアテッラ
🥄 マリトッツォはすっかり日本でもブームになったローマ発祥のブリオッシュに生クリームなどを挟んだドルチェ。
🥄 スフォリアテッラはナポリ地方の名物菓子で貝のような形をした何層にも重なったパイ生地の中にクリームやチョコレートなどが入った焼き菓子
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