イタリア旅行・イタリア国内移動に不可欠な自動車や長距離バスでの移動。長い移動距離に欠かせないのがサービスエリアでの休憩。たかがサービスエリア、されどサービスエリア。イタリアに行ったらついつい寄りたくなるサービスエリアの魅力を紹介!
イタリアは高速道路が全土を網羅しており便利な移動手段となっている。特にツアーでイタリア周遊する人は観光バス( pullman )に乗って移動することが多いだろう。 高速道路での制限速度は130㎞。渋滞さえなければミラノ⇔ヴェネツィアまで高速A4を利用すれば3時間半ほどで移動できる。
長距離で心配なのがお手洗いと疲れ。そんな心配をふっ飛ばしてくれるのがサービスエリア。サービスエリアはガソリンスタンドのみの場合を意味する場合もあるが多くは軽食をとったり日本でいうコンビニに売っているような商品が購入できる店が併設されている。
サービスエリアはイタリア語では area di servizio というが今やほとんどのイタリア人はAutogrill (アウトグリル)という。もともとAutogrillは軽食等が併設されたサービスエリアの固有名詞だったが一般名詞のように使われている。云わばサランラップ(もとは食品包装用ラップフィルムの商品名)やウォッシュレット(もともとはTOTOの温水洗浄便座の商品名)のような感じといったところか。
一般名化し自動車移動のお伴に不可欠となったAutogrillは赤と白のロゴ文字が高速を走っていても目に留まる。最近はちょっとお洒落っぽい外観のAutogrillも登場している。
旅行中気になるのがトイレ。特に日本人はトイレに行きたくなくてもついつい行ってしまう傾向がある。日本の公共トイレは非常にキレイだがイタリアの街中や駅などのあるトイレは清潔にしているとは言い難い。しかしAutogrillのトイレは掃除が行き届いているところが多く安心して使用できる。
Autogrillで試していただきたいのがバール。意外と保守的なイタリアはサービスエリアでもスタンダードなメニューしかないことが多いが味は美味しい。日本のサービスエリアのようにご当地色はないもののエスプレッソやカプチーノなどとにかく美味しい。
パニーノも色々と種類があり、温めてくれるものもある。店員さんも手際がよく見ていて気持ちがいい。
バールでカフェなどを飲む場合はまず最初に会計を済まし、会計済みのレシートをもってバール台にいき注文するのが手順。ついつい最後に会計しようとしていまうが混雑している場合は時間のロスになるのでバール等で食事をする場合は先に会計と頭にいれておくと効率よく過ごせる。
軽食以外にお勧めなのが店内で売られている食品。イタリア人はもともと居住地近くのスーパーで食料品を購入できるのでわざわざAutogrilで購入するということは少ないが旅行者にとっては嬉しいセール品があり見ているだけでも楽しくなる。
生ハムやサラミ、パスタ類、お菓子類、そしてイタリアのワインやオリーブオイルなど様々な食品が所狭しと並んでいる。乾燥パスタやチョコレートなどのお菓子類は日本へも持ち帰ることができるので気になるものがあったら即買するのも悪くない。出口近くには雑誌や本、そして持ってくるのを忘れてしまったカミソリや歯磨きなどもここで購入できるので便利である。
Autogrillを上手に活用してイタリアでの移動を快適にそして楽しく過ごそう!
イタリアのサービスエリア-役立つ単語帳
- tangenziale 環状道路
- autostrada 高速道路
- indicazione 標識
- macchina 自動車
- pullman 長距離バス
- limiti di velocità 制限速度
- stazione di servizio ガソリンスタンド
- benzina ガソリン
- scontrino レシート
- panino パニーノ
- cappuccino カプチーノ
- acqua 水
- succo d’arancia オレンジジュース
- formaggio チーズ
- rivista 雑誌
- dentifricio 歯磨き粉
ブログ購読ありがとうございました。車移動でのあなたの旅がより快適なものとなりますように。
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