「どこかに」「どこにも〜ない」「よそで」など、はっきりしない場所を表す副詞があります。da qualche parte(どこかに)、da nessuna parte(どこにも〜ない)、altrove(よそで・ほかのところで)、dappertutto / ovunque(いたるところに・どこでも)。日常会話で「鍵がどこかにあるはず」「どこにも見つからない」と言うときに大活躍します。これらの場所の副詞を、たくさんの例文でやさしく解説していきます。
da qualche parte
「どこかに」の言い方
da qualche parte は「どこかに、どこかで」という意味の場所の副詞です。場所をはっきり言えない、または言う必要がないときに使います。「鍵はどこかにあるはずだ」は Le chiavi sono da qualche parte.。parte は「部分・方面」を表す名詞で、qualche(いくつかの・ある)と合わさって「どこか」を表します。
「どこかへ行く」「どこかで会う」のように、移動や行為の場所をぼかすときにも便利です。「Andiamo da qualche parte stasera?(今夜どこかに行く?)」「L’ho già visto da qualche parte.(どこかで見たことがある)」のように。日本語の「どこか」にぴったり対応する、会話で頻出の表現です。
少し長い表現ですが、da(前置詞)+ qualche(ある)+ parte(方面)の三語がいつもセットになる、と覚えると忘れません。場所がわからないとき、わざとぼかしたいとき、思い出せないときなど、使える場面はとても多いです。まずはこの「da qualche parte」を丸ごと一つの表現として身につけましょう。
da qualche parte は、推量の文ともよく合います。「Sarà da qualche parte.(どこかにあるんだろう)」「L'avrò lasciato da qualche parte.(どこかに置き忘れたんだろう)」のように、未来形で「〜だろう」と推し量るときに自然です。場所がはっきりしないからこそ、推量と相性がよいわけです。
迷子や忘れ物の話にもよく登場します。「Il gatto sarà da qualche parte in giardino.(猫は庭のどこかにいるだろう)」のように、見えないけれど「どこかにいる・ある」と推測できます。場所を特定できないときの安心材料になる、やさしい表現です。誰かを安心させたいときにも、さりげなく使えます。
なお qualche は単数の名詞と組むのが原則なので、parte も単数のまま使います。da qualche parti とは言わず、いつも da qualche parte です。複数になるのは da queste parti(この辺で)のように queste と組むときだけ。細かい点ですが、知っておくと書くときに迷いません。
- Le mie chiavi sono da qualche parte in casa.
私の鍵は家のどこかにある。 - Andiamo da qualche parte a mangiare.
どこかへ食べに行こう。 - Quel nome l’ho sentito da qualche parte.
その名前はどこかで聞いたことがある。
da nessuna parte
どこにも〜ない
da nessuna parte は「どこにも〜ない」という否定の場所の副詞です。動詞の前に non を置く二重否定で使います。「鍵がどこにも見つからない」は Non trovo le chiavi da nessuna parte.。nessuna(どの〜もない)と parte が合わさって「どこも〜ない」を表します。da qualche parte(どこか)の否定版です。
イタリア語の否定は、日本語と違って二重否定が基本です。「Non vado da nessuna parte.(私はどこにも行かない)」のように、non と da nessuna parte をセットで使います。「どこにも〜ない」と強く否定したいときに、この表現が活躍します。探しものが見つからないとき、行く予定がないときなど、日常でよく使います。
日本語では「どこにも見つからない」と否定語は一つで足りますが、イタリア語は non と nessuna の両方を使う二重否定です。non を省くと不自然になるので、「da nessuna parte には必ず non」と意識してください。慣れれば、強い否定をしっかり伝えられる便利な表現になります。
da nessuna parte は、短い答えとしても使えます。「Dove vai? : Da nessuna parte.(どこ行くの? : どこにも)」のように、一言で「どこにも(行かない)」と返せます。強く否定したいときの、便利な受け答えです。
- Non lo trovo da nessuna parte.
どこにもそれが見つからない。 - Oggi non vado da nessuna parte.
今日はどこにも行かない。 - Quel libro non si trova da nessuna parte.
その本はどこにも売っていない。
altrove
よそで・ほかのところで
altrove は「よそで、ほかのところで・へ」という意味の一語の副詞です。Treccani も「ある場所からの移動を漠然と表す」と説明し、「Pazienza: cercherò altrove.(仕方ない、よそを探そう)」を例に挙げています。今いる場所ではなく「別のどこか」を指すときに使います。「Qui non c’è posto, andiamo altrove.(ここは席がない、よそへ行こう)」のように。
altrove は in un altro luogo(別の場所で)を一語で言える、便利で、少し洗練された響きの語です。会話でも文章でも使え、「ここではなく、どこかほかで」というニュアンスを簡潔に伝えます。da qualche parte が「どこか(不特定)」なのに対し、altrove は「ここ以外のどこか」と、今の場所との対比を含むのが特徴です。
面白いのは、altrove が「心ここにあらず」という比喩でも使われることです。「La sua mente era altrove.(彼の心はよそにあった=うわの空だった)」のように、物理的な場所だけでなく、気持ちが別のところにある様子も表せます。一語で多くを語れる、表現力のある副詞です。
買い物の場面でもよく使います。「Qui costa troppo, compriamo altrove.(ここは高すぎる、よそで買おう)」のように、別の店を指して。altrove 一語で「ここ以外で」と言えるので、会話がすっきりまとまります。
仕事や住まいの話でも使います。「Hanno trasferito l'ufficio altrove.(オフィスをよそへ移した)」「Forse troverò lavoro altrove.(よそで仕事が見つかるかも)」のように、今の場所から別の場所への移動を、一語で簡潔に表せます。改まった文章にもなじむ、便利な語です。
- Se non ti piace qui, cerca altrove.
ここが気に入らないなら、よそを探して。 - I prezzi qui sono alti, compriamo altrove.
ここは値段が高い、よそで買おう。 - La sua mente era altrove.
彼の心はうわの空だった(ほかのところにあった)。
dappertutto, ovunque
「どこでも」の言い方
dappertutto と ovunque は「いたるところに、どこでも」という意味です。dappertutto は da + per + tutto(あらゆる方面から)が縮まった語。「Ho cercato dappertutto.(あちこち探した)」「C’erano persone dappertutto.(いたるところに人がいた)」のように、全体に広がる様子を表します。ovunque もほぼ同じ意味ですが、やや改まった響きを持ちます。
ovunque には「どこでも(〜するところならどこでも)」という意味もあり、接続法を伴うことがあります。「Ovunque tu vada, ti seguirò.(君が行くところならどこへでもついていく)」のように。日常会話では dappertutto が使いやすく、「あちこち・そこら中」というニュアンスでよく登場します。探し物をして「そこら中探した」と言うときの定番表現です。
dappertutto は「広く全体に」というイメージ、da nessuna parte は「どこにもない」という否定。この二つはよくペアで登場します。「あちこち探したのに、どこにもなかった」という、誰もが経験する状況を、Ho cercato dappertutto ma non era da nessuna parte ときれいに表現できます。反対の意味の二つを覚えておくと、探し物の話がぐっと伝わりやすくなります。
程度を強めたいときは proprio dappertutto(本当にあちこち)と proprio を添えます。「Ho guardato proprio dappertutto!(本当にあちこち全部見た!)」のように、探した苦労を強調できます。感情を込めたいときの一工夫です。
ovunque は格言めいた言い回しにも顔を出します。「L'erba del vicino è sempre più verde, ovunque.(隣の芝はどこでも青い)」のように。日常では dappertutto、少し改まると ovunque、と使い分けると、場面に合った響きを選べます。二つを持っておくと表現の幅が広がります。
- Ho cercato le chiavi dappertutto.
あちこち鍵を探した。 - D’estate ci sono turisti dappertutto.
夏はいたるところに観光客がいる。 - Ovunque andassi, lo incontravo.
どこへ行っても、彼に出会った。
da queste parti
この辺で
da queste parti は「この辺で、このあたりで」という意味です。parti(方面・地域)を使って、自分のいる地域や近所をざっくり指します。「Abiti da queste parti?(この辺に住んでるの?)」「Non si vede spesso da queste parti.(このあたりではあまり見かけない)」のように。da quelle parti(その辺で)と言えば、相手や遠くの地域を指します。
「別のところに」と言いたいときは da un’altra parte を使います。「Mettiamolo da un’altra parte.(別のところに置こう)」のように。parte / parti を使った表現は、場所を柔らかくぼかして言うのに便利で、会話に自然な広がりを与えます。これらをまとめて覚えておくと、場所の言い方の幅がぐっと広がります。parte は「方面・地域」を表す万能の名詞で、queste や quelle と組み合わせるだけで、いろいろな場所をぼかして言えるようになります。
方向を言う da questa parte(こちら側へ)も覚えておくと便利です。「Venga da questa parte.(こちらへどうぞ)」と、人を案内するときの定番。parte は「方面・側」を表すので、場所にも方向にも使える働き者です。
方角をたずねるのにも parte が使えます。「Da che parte è il bagno?(トイレはどっち?)」「È da quella parte.(あっちです)」のように。parte 一語で「どこか・どっち・どの辺」と、場所と方向をまとめて引き受けてくれる、頼れる名詞です。
最後に全体を整理すると、ぼかす場所の言い方は大きく二系統です。parte を使う表現(da qualche parte、da nessuna parte、da queste parti)には前置詞 da が必要で、一語の副詞(altrove、dappertutto、ovunque、via)には da がいりません。この二系統を意識して覚えれば、場所をぼかす言い方で迷うことはもうなくなります。
- Vivi da queste parti?
この辺に住んでるの? - Da quelle parti fa molto freddo.
その地方はとても寒い。 - Cerchiamo da un’altra parte.
別のところを探そう。
qui, lì, qua, là
基本の場所副詞 qui・lì との関係
はっきりしない場所の副詞を学ぶ前に、基本の場所副詞 qui / qua(ここ)と lì / là(そこ・あそこ)も確認しておきましょう。「Vieni qui!(ここに来て!)」「Mettilo lì.(そこに置いて)」のように、具体的な場所を指します。qui と qua、lì と là はほぼ同じ意味で、qui / lì のほうがやや「点」を、qua / là のほうがやや「範囲」を指す傾向がありますが、日常では交ぜて使われます。
これら基本の副詞と、da qualche parte などのぼかす副詞を組み合わせると、表現がぐっと豊かになります。「Non è qui, sarà da qualche altra parte.(ここにはない、どこか別のところだろう)」のように。具体的に指す qui / lì と、ぼかす da qualche parte / altrove を使い分けられると、場所の言い方が自在になります。
qui・qua には合成語もあります。「quassù(この上に)」「quaggiù(この下に)」のように。lì・là からは「lassù(あの上に)」「laggiù(あの下に)」ができます。基本の副詞に上下を足した形で、距離と高さを一語で表せる便利な語です。
qui と qua の細かな違いも知っておくと役立ちます。qui は「ちょうどこの点」、qua は「このあたり一帯」を指す傾向があります。「Firma qui.(ここに署名して=一点)」「Vieni qua.(こっちおいで=この辺)」のように。ただ日常では交ぜて使われるので、神経質になる必要はありません。
- Il bar è qui vicino.
バールはこの近くだ。 - Aspettami là, davanti alla chiesa.
あそこ、教会の前で待ってて。 - Qui non c’è, guarda là.
ここにはない、あそこを見て。
ci e vi
ci で場所を受ける
ci は「そこに・そこへ」と、すでに出た場所を受ける小さな語です。Treccani も ci と vi を場所の副詞に数えています。「Vai a Lucca? Sì, ci vado domani.(ルッカに行く?うん、明日そこへ行く)」のように、ci が a Lucca を受けています。場所を繰り返さずにすむ、とても便利な語です。
存在を表す c'è / ci sono(〜がある・いる)の ci も、もとは「そこに」の意味です。「Ci sono molti turisti.(たくさんの観光客がいる)」のように。決まった形として覚えますが、根っこは場所の ci。da qualche parte などと合わせると、場所の表現の幅がぐっと広がります。
ci は動詞の前に置きます。「Non ci vado.(そこへは行かない)」「Ci sei mai stato?(そこに行ったことある?)」のように。場所だけでなく「そのことに」と抽象的にも使えますが、まずは「そこに・そこへ」の用法から覚えると入りやすいです。指した場所をもう一度言わずにすむ、会話で大活躍の語です。
ci は前置詞 a・in・su で導かれる場所をまとめて受けられます。「Sei stato al mercato? Sì, ci sono andato ieri.(市場に行った?うん、昨日そこへ行った)」「Vivi in centro? Sì, ci vivo da anni.(中心街に住んでる?うん、何年も住んでる)」のように。場所ならなんでも ci で受けられるので、会話のテンポがよくなります。
- Ci vado spesso.
そこへはよく行く。 - In quel bar non ci torno più.
あのバールにはもう行かない。 - C'è qualcuno?
誰かいますか?
Nella vita quotidiana
場面で使う:探し物・道案内・旅
探し物の場面では、これらの副詞が大活躍します。「L'ho cercato dappertutto ma non è da nessuna parte.(あちこち探したのに、どこにもない)」は、誰もが経験する「あるある」。dappertutto(あちこち)と da nessuna parte(どこにも)をペアで使うと、もどかしさがそのまま伝わります。
道案内でも欠かせません。「C'è un bancomat da queste parti?(この辺にATMはありますか?)」「No, deve cercarlo altrove.(いえ、よそで探してください)」のように。知らない町で「この辺に〜ある?」とたずねるとき、da queste parti がぴったりはまります。
旅や外出の相談でも便利です。「Andiamo da qualche parte di tranquillo.(どこか静かなところに行こう)」と、行き先をぼかして提案できます。具体的に決める前の、ゆるい計画にうってつけ。探し物・道案内・旅の三つで使えれば、場所をぼかす言い方はもう自分のものです。
電話やメッセージのやりとりでも便利です。「Dove sei? : Sono da qualche parte vicino alla stazione.(どこにいる? : 駅の近くのどこかにいる)」のように、正確な場所を言わずにだいたいの位置を伝えられます。待ち合わせや迎えの相談で、こうしたぼかし表現がよく活躍します。
- C'è una farmacia da queste parti?
この辺に薬局はありますか? - Cerchiamo un posto altrove.
よそで場所を探そう。 - Non lo vedo da nessuna parte.
どこにも見当たらない。
via e d'altronde
まぎらわしい仲間
altrove の仲間に via(あっちへ・去って)があります。Treccani は via と altrove を「ある場所からの移動を漠然と表す」語として並べています。「Vai via!(あっちへ行って!)」「È andato via.(行ってしまった)」のように、立ち去る動きを表す副詞です。
注意したいのが d'altronde(とはいえ・もっとも)です。altrove と形が似ていますが、意味はまったく別で、文をつなぐ働きをします。altrove(よそで=場所)と d'altronde(とはいえ=接続)は別物、と覚えておくと混同しません。形の似た語ほど、意味の違いを意識しておくと安心です。
via は道の名前にも使われ、「〜通り」を表します(via Garibaldi=ガリバルディ通り)。同じ綴りでも、副詞の via(あっちへ)と名詞の via(通り)は別物です。文の中での役割で見分けます。一つの語が品詞によって意味を変えるのは、イタリア語ではよくあることです。
- Vattene via!
あっちへ行って! - È uscito ed è andato via.
出かけて、行ってしまった。
Esempi quotidiani
場所の副詞 日常の例文
最後に、日常でよく使う場所の副詞の例文を集めました。声に出して読むと、da の有無や二重否定が自然に身につきます。どれも日常会話で何度も登場する表現なので、まるごと覚えてしまうのが近道です。
似た意味のものを並べて読むと、違いがつかめます。da qualche parte(どこか)と altrove(よそ)、dappertutto(あちこち)と da nessuna parte(どこにも)を対にして声に出すと、それぞれの守備範囲がはっきりします。意味の近い語こそ、並べて覚えるのが効果的です。
- Andiamo da qualche parte di bello.
どこか素敵なところに行こう。 - Non c’è da nessuna parte.
どこにもない。 - Cerchiamo altrove, qui è pieno.
よそを探そう、ここは満員だ。 - Ho guardato dappertutto.
あちこち見た。 - Abiti da queste parti?
この辺に住んでるの? - Mettilo da un’altra parte.
別のところに置いて。
Dove sbagliano i giapponesi
日本人がつまずくポイント
いちばん多い間違いは、da nessuna parte で non を忘れることです。「どこにも見つからない」を Trovo da nessuna parte としてしまいがちですが、イタリア語は二重否定なので Non lo trovo da nessuna parte と、動詞の前に non が必要です。「nessuna が来たら non も忘れずに」と覚えておきましょう。
もう一つは、da を落としてしまうことです。「どこかに」は qualche parte ではなく da qualche parte、「どこにも」は da nessuna parte と、前置詞 da が必要です。altrove と dappertutto は一語なので da はいりません。「parte を使うときは da、一語の副詞は da なし」と整理しておくと混乱しません。
三つ目は、altrove に da を付けてしまうことです。altrove は一語で「よそへ」を表すので、da altrove とは言いません。同じく dappertutto、ovunque、via も一語で da は不要です。「parte が入る表現にだけ da」と覚えておくと、付け間違いがなくなります。
- ❌ Trovo da nessuna parte → ✅ Non lo trovo da nessuna parte
non を忘れずに - ❌ qualche parte → ✅ da qualche parte
da が必要
Come parlano gli italiani
イタリア人はこう話す
イタリア人は、探し物や予定の話でこれらの副詞を多用します。「Le ho cercate dappertutto, ma non sono da nessuna parte!(あちこち探したのに、どこにもない!)」のように、dappertutto と da nessuna parte を組み合わせて、もどかしさを表します。日常の小さな困りごとを生き生きと語る、便利な言葉たちです。
誘いの場面でも活躍します。「Andiamo da qualche parte?(どこかに行かない?)」は、具体的な行き先を決める前の、ふんわりした誘い文句。返事に「Sì, ma non da queste parti, andiamo altrove.(うん、でもこの辺じゃなくて、よそに行こう)」と、parte 系の表現が次々に出てきます。場所をぼかす言い方を覚えると、ネイティブらしい自然な会話がぐっとできるようになります。
イタリア人は「だいたいその辺」をぼかすのが上手です。「Ci vediamo da qualche parte in centro.(街なかのどこかで会おう)」と、待ち合わせ場所をあえて広く言って、あとで詰めることもよくあります。きっちり決めすぎないこの言い方が、肩の力の抜けた会話を生みます。
- L’avrò messo da qualche parte.
どこかに置いたはずなんだけど。 - Non andiamo da nessuna parte con questa pioggia.
この雨じゃどこにも行けないね。
Dialogo
会話:鍵をさがして
留学生のダイキが、ルームメイトのエレナと、なくした家の鍵をいっしょに探しています。場所の副詞がたくさん出てくる場面です。
👨🏻🦰 Daiki: Non trovo le chiavi da nessuna parte!
鍵がどこにも見つからない!
👩🏽🦱 Elena: Le hai cercate dappertutto?
あちこち探した?
👨🏻🦰 Daiki: Sì, ma niente. Devono essere da qualche parte qui.
うん、でもだめ。この辺のどこかにあるはずなんだ。
👩🏽🦱 Elena: Guarda in tasca! A volte sono proprio dove non guardi.
ポケットを見て!見ないところにあったりするよ。
👨🏻🦰 Daiki: Eccole! Erano qui, non altrove. Che sollievo!
あった!よそじゃなくてここだった。ほっとした!
👩🏽🦱 Elena: Visto? Erano proprio sotto il naso, non altrove.
ね?よそじゃなくて目の前にあったでしょ。
👨🏻🦰 Daiki: Già. La prossima volta le metto sempre da qualche parte di fisso.
ほんと。次からは決まった場所に置くよ。
👩🏽🦱 Elena: Ottima idea. Così non le cerchi più dappertutto!
いい考え。もうあちこち探さずに済むね!
🎯 Mini-sfida
ミニチャレンジ
次の5問、場所の副詞を正しく使えますか?da と non の有無に注意して挑戦してみてください。答えは下のトグルで確認できます。
- 「どこかに置いた」:L’ho messo ___ ___ ___
- 「どこにも見つからない」:___ lo trovo ___ ___ ___
- 「よそを探そう」(一語):cerchiamo ___
- 「あちこち探した」(一語):ho cercato ___
- 「この辺に住んでるの?」:abiti ___ ___ ___?
答えを見る / Vedi tutte le risposte
1. da qualche parte(どこかに)/2. Non … da nessuna parte(non を忘れずに)/3. altrove(よそで、一語)/4. dappertutto(あちこち、一語)/5. da queste parti(この辺で)。ポイント:parte 系は da が必要、否定は non、altrove と dappertutto は一語。
Quiz
理解度クイズ
(クイズ準備中)
Domande frequenti
よくある質問
場所の副詞について、A2レベルの学習者からよく寄せられる質問をまとめました。da の有無や二重否定など、つまずきやすい点を確認しておきましょう。
「どこかに」はどう言いますか?
da qualche parte と言います。前置詞 da が必要で、qualche parte だけでは不完全です。L’ho messo da qualche parte(どこかに置いた)のように使います。
da nessuna parte に non は必要ですか?
はい。イタリア語は二重否定なので、動詞の前に non を置きます。Non lo trovo da nessuna parte(どこにも見つからない)のように。
altrove と da qualche parte はどう違いますか?
da qualche parte は「どこか(不特定)」、altrove は「ここ以外のどこか」と、今の場所との対比を含みます。altrove は一語で da はつきません。
dappertutto と ovunque はどう違いますか?
どちらも「いたるところに」ですが、dappertutto は日常的で「あちこち」、ovunque はやや改まり「どこでも(〜するところなら)」と接続法を伴うこともあります。
da queste parti はどんな意味ですか?
「この辺で、このあたりで」という意味です。自分のいる地域をざっくり指します。da quelle parti なら「その辺で」、da un’altra parte なら「別のところに」です。
伊検4級・3級に出ますか?
場所の副詞は会話・読解で頻出します。da qualche parte と da nessuna parte の対、altrove と dappertutto を覚えておくと安心です。
ci はどう使いますか?
ci は「そこに・そこへ」と前に出た場所を受けます。Vai a Lucca? Sì, ci vado domani(うん、明日そこへ行く)。場所を繰り返さずに済む便利な語です。
via と altrove はどう違いますか?
altrove は「よそで・へ(別の場所)」、via は「あっちへ・去って」という立ち去る動きを表します。Vai via!(あっちへ行って!)のように使います。




